はちよりうえ

見たアニメについて感想などをメモる。※ネタばれあり

DOUBLE DECKER! ダグ&キリル 感想

DOUBLE DECKER! ダグ&キリル 1 (特装限定版) [Blu-ray]

作品の内容 ヒーローになることを夢見ていたキリル・ヴルーベリ巡査は、休日にもかかわらず家賃を滞納している大家からの猫探しを断れず、しぶしぶ私服で街に出る事に。廃工場の入り組んだパイプの上で、大家の飼っている猫・ポチを発見したキリルだったが、ポチが子猫に乳を与えていたため、終わるまでの待つことするのだった。しかし、うたた寝から目覚めたキリルは、自分のいるパイプの下で立てこもり事件が発生している事に気づき、犯人を追って廃工場に忍び込んでいたSEVEN-Oのダグラス・ビリンガム巡査部長の囮役として事件を解決することに成功する。 手柄を上げることができたかに見えたキリルだが、指揮を執り、犯人を無力化したダグが事件現場から居なくなってしまい、所長からは人質と説得役の署員を危険にさらす行為だったと口頭注意を受け、追い出すように異動を言い渡されてしまうのだった。 キリルの異動先は、リスバレッタ軍部の総括課のSEVEN-O特殊犯捜査係だった。SEVEN-Oは、違法薬物アンセムの使用確定からの捜査を担当する部署であり、基本コンビを組んでの捜査となるため、キリルはダグの相棒となり、ヒーローへの道を歩み始めるのだった。 ベテランであるダグの経験と鋭い洞察力に助けられながらも、一日遅れで配属されたケイと共にSEVEN-Oのメンバーに認められていくキリル。ダグの元相棒のデリックが開いたバーで、生き別れた姉だと思っていた兄のミラにも再会でき、あとは、ダグが追っているアンセム売買組織エスペランサを一網打尽にする手助けができたらと思う日々を過ごすのだった。 しかしそんなキリルに、軍部長官のブライアン・クーパーから、引き抜きの話があり、それと同時にエスペランサ構成員の多数の遺体が上がり、おそらく内部崩壊を起こしたとされ、SEVEN-Oのメンバーには自宅待機命令が下される。 クーパー長官の引き抜きの理由が、自分の特殊な体質によるものであったことを知ったキリルは、仲間にこれ以上危険に晒さないために引き抜きの話を受け入れ、クーパーの元に渡るのだった。 クーパーの正体が、エスペランサの幹部バンブーマンであったこと、さらにはふたつの太陽の内の一つニカイから来た、アンセムを体内で安定させることに成功した強化人間であったことを知らされたキリルは、自分自身もニカイの出身であることを知らされる。 アンセムの安定化の研究のため、リスバレッタを実験場に仕立て、売買組織としてエスペランサを、抗体生成のためにSEVEN-Oを作っていたニカイは、キリルが持つアンセムに対する抗体を手に入れたため、強化人間を大量生産し、世界を支配できると喜ぶクーパーに対し、キリルを取り戻しに個人判断で集結したSEVEN—Oのメンバーが襲撃を開始。ダグのハッタリと作戦によって、まんまとメンバーの目の前でアンセムを使用したクーパーを、捜査権を使用して無力化することに成功するのだった。 軍部基地の崩壊に伴いクーパーを見失うも、全員が無事に現場から帰ってくることができたSEVEN-Oは、軍部の悪事を暴いたことで、存続の危機は免れることに成功する。 キリルはSEVEN-Oに戻り、刑事として、相棒のダグと共にアンセムの摘発に奔走する日々を送るのだった。 作品の感想 どうやら、自分の見ていない「TIGER & BUNNY」のバディシリーズとして作られた作品らしいのだけれど、正直お姉さま方の好む作りはしていないのでは?と思う。そこのところの評価はどうだったのだろう。 男同士の二人組は一組のみで、あとの二組は女性で構成されているし、ボスと秘書も男女の構成…。しかも主人公とその兄も女の子みたいな顔をしているため、刑事ものでも画面上のむさ苦しさは感じられなかった。というか、女性陣の個性が濃いのに苦手なキャラが一人もいなかったので、自分にとっては見やすい作品だった。 内容も、素直に見ていれば全ての謎が明かされていくので、一話ごとのストーリーを楽しんで見ていけるものだった。ただ、やはりミラが実は男だった件だけは、どうしても目くらまし以上の何かを感じるのだけど、それ以上は表現されなかったので、残った謎と言えばそれくらいで、後のフラグは回収しきってくれている。 うまくまとまって終わっているので、二期の必要はないけれど、あるなら見たいな。 にほんブログ村 アニメブログへ