はちよりうえ

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ブギーポップは笑わない 第12話「夜明けのブギーポップ 3」 感想

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11話に続いて特別番組で4話一挙放送の感想その③ 12話の内容 霧間誠一がベンチに座っていると、一人の少女に死を宣告される。しかし、誠一は落ち着いた様子で「知っている」と答えるのだった。 ある日、霧間誠一宛の手紙が届く。内容は、隠すべきと思い才能を隠していた少年が、霧間誠一の本に出会い、自分の価値を見出し、少しずつ周囲との関りを持ち始め、同時に才能を世の中に出していくことにしたとのことだった。しかしそうし始めると同時に、自分の周りに不審な影が見え始め、自分は社会の敵として殺されてしまうと書かれていた。 内容が内容なだけに、手紙の真偽を確かめるため、誠一は友人(と思われる)榊原幻に調査を依頼する。調査の結果は、手紙を書いた主は消印の次の日に階段から転落して死亡しているというものだった。 手紙を書いた少年の周りでは、伸び悩んでいた才能を突破している人間が多くいることも榊原は掴んでいて、少年の才能は本物であることを誠一に伝え、これ以上この件を掘り返すことは危険だと忠告するのだった。 誠一は夕食の時に、離婚していた妻から、再婚が決まったため一度会いたいと娘の凪から伝言を預かる。さらに凪は再婚相手は結構な金持ちで、自分も引き取れるとほのめかすが、誠一が困った表情をしたため、凪自身は父親の誠一と一緒にいたいと気持ちを伝えるのだった。 一連の流れから、凪の賢さに舌を巻いた誠一は、凪をほめるが、凪は子供の世代が親の世代より賢くなるのは当たり前で、進化だと言い切ってしまうのだった。 その「進化」という言葉に、誠一は自分が書いた本に感銘を受けて、隠していたことを表に出すとつづられていた手紙の主達は、いずれも死亡していることに気づき、いずれは自分も始末されることを悟るのだった。 自分の死を悟った誠一は、ベンチに座り鳥を眺めていたところ、見知らぬ少女に死を宣告される。少女との会話から、少女・水乃星透子が人の死が見えることは呪いだと思っているかと聞いた誠一は、結局才能が呪いかどうかも、自分がやっていたことが失敗かどうかも、自分自身では結果は分からず、しかしその何かをやろうとした意志や気持ちは、誰かの中に残っていくと透子に伝えるのだった。 その後、霧間誠一がモ・マーダーによって処分され、死に際に凪へ「普通というものをどう思う」と尋ねる誠一の声を聴いていたモ・マーダーは、今回起こっている猟奇事件の犯人の、犯行理由と場合によっては抹殺をピジョンによって命じられる。 早速犯行現場に調査に出るモ・マーダーだが、そこで同じく事件を調べていた霧間凪と出会い、一緒に調査をすることになった。 第二の事件の場所に到着した時、犯人が犯行を見られることを気にしていないことに気付いた二人。さらに第三の事件現場で声をかけた被害者の友人のリカから、「何故、恐怖があるのか」と言っていた女性の存在を聞きだした凪は、精神科医の来生が犯人であること確信する。そこで、佐々木と名乗り、共に調査をしていたモ・マーダーへの疑いが晴れたことを伝え、分かれるのだった。 ここから感想 来生先生のターゲットが、末間じゃなくて凪に移ってしまった。これは予想外だよ。 今回は、小学生時代と思われる凪が、この作品の世界設定の一つを言ってくれたと思う。たぶん、世代が変わるたびに、才能というか、能力をもつ人間が増えていっているのではないだろうか。で、その人材が増えたことで、凪が子どもの時代では、統和機構は進化した人間を探す調査をしていて、それが、現代のスプーキーEみたいな薬剤投与をして進化している度合いを確かめる実験にまで段階が上がっていると…いう事だと思う。 でも、今回イマジネーターがやっていた、水乃星透子の身体が死んでも、その意志を残して誰か(この場合は飛鳥井仁)がやってくれるという作戦の元を与えたのが、霧間誠一であることも分かったし、誠一の本がブギーポップが言う普通の人間が世界の敵になるきっかけになっていたことも判明した。でも、みんなが進化したその先の目的が分からないでいる。というか、語られていないことが納得できなくて痒いのだけど、どうにかならないかな。 にほんブログ村 アニメブログへ