10話に続いて特別番組で4話一挙放送の感想その②
11話の内容
精神科医の来生真希子は、診察時間の合間に退院した
霧間凪と出会う。なぜ原因不明の病気が治ったか不明だと凪本人も言う中、やはり精神的なものではなかったのかと話す二人。凪も、ある人(話の流れ的に
スケアクロウ)に出会ったことで気持ちが軽くなり、そしたら治ったと言うのだ。
その後、凪はやはり自分はどうしていけば良いかを悩んでいると来生に相談する。来生は、自分が
精神科医になったのは、恐怖について解体作業をすることに興味があったからだと話、それを聞いた凪は何かを言いかけようとするが、院内放送で呼び出されたため別れることに。
来生は、凪の前では凪の病気が治った原因が分からないと言っていたが、凪の病室のガラスが割られたあの日に見つけた薬剤の影響だと確信していた。そのことを隠し、自宅でラットを使って薬剤の効果の実験を行っているのだった。
世の中は、脳を抜き取る連続猟奇殺人の事に注目していた。そのニュースを聞きながら、
インターンと食事をとる来生。相手の弱点が蛇だと見抜き、
インターンの男との会話に蛇を無理やり登場させて恐怖を煽って見るが、やはり恐怖の度合いがイマイチだと会話を切り上げる。その後、患者の病室を訪れた来生は、やはり患者の恐怖心を煽るような言動や行動を行い、患者が意識を手放したことで病室を後にするのだった。
恐怖を感じやすい人間を探している来生は、男よりも女、そして自分の意志を持っているものが最も良いと考え、ファミレスで見かけた気が強そうな末間を、次の殺人のターゲットに据えるのだった。
そんな来生の元に、母親に二重人格を疑われて連れてこられた宮下籐花が患者として来院する。母親と籐花を離して、籐花の弱点が両親であることを確認した来生は、両親の仲が上手くいっていないことからくる、単なる母親の妄想である可能性を籐花に話しつつ、もう一人の人格になり切ってみるというテストを行う。しかし、
ブギーポップは世界の敵である来生の前に現れ、来生が世界の敵であること、全ての人間が世界の敵になりうる存在で、さらに普通であれば良いと考える人間ほど、きっかけさえあれば流されて世界の敵になってしまう事を離し始めるのだった。
ブギーポップが現れたことに、世界の敵だと言われたことと、籐花の弱点が消えたことで気づいた来生は、世界の敵は殺すと断言した
ブギーポップに危害を加えないまま帰し、また診察に来るような方向性で、その場は籐花と母親を返すのだった。
ここから感想
ブギーポップと話した籐花の母は、殺されかけたのはまぁ勘違いだとしても、話が通じなくてきっと泣いただろうな。あと、
ワーグナーの
マイスタージンガーをかけると、籐花から
ブギーポップが出てくるのか…来生先生、貴重な情報をありがとう。でも、この曲の作者的には、作った当時結構辛かったらしいんだけど、その辺は来生先生の今後には関係ないと良いよね。
で、中学生の末間が次の来生先生のターゲットにされてしまった。この事件が、末間が犯罪心理に興味を持つきっかけになるのか…でも、
ブギーポップに助けられるのだろうか、それとも統和機構の合成人間・ビジョン辺りが、薬剤の回収ついでに来生先生が処分されることで助かるのだろうか。いずれにしても、末間のあずかり知らぬところで、末間が助けられると、末間が事件を解決したいと思う様になる理由にもなってより理解と納得ができるな。