うちのメイドがウザすぎる！ 第5話「うちのメイドはどこにでもいる」 感想

おしゃれと戦力は盛りと引き算っていうお話だった。 とうとうみみか以外のクラスメイトと関わることになったミーシャだが、ゆいは彼女が苦手とするギャル系かつ、勝手にミーシャをライバル視している様子。どうしても嫌々かつ面倒くさそうな対応になってしまう。普通なら、この性格の差が陰湿な嫌がらせに発展しそうなものだが、この作品はその方向へは絶対に向かわない。本当にこういうところは見ていて安心できる。 今回、ゆいがミーシャに対して「かわいい上にお金持ち」と絡んでいたが、実際に小2の500円のおこづかいで、1万2千円の戦力に挑むにために、実装している装備でなんとか賄うという対処方法を提案するなど、ゆい自身も知恵フル活用して、持っている力のみで対抗している分、こういったキャラにしては好感が持てた。 逆に、この作品で最も危険視しなくてはいけないのは、鴨居ではなくミーシャ達の担任の先生であると確信した。ハムスターの大繁殖事件だけでなく、今回の運動会での鴨居の適用基準の適当さが、とんでもなく低レベルで本当に大人かと疑うほど。本当に、作り手が大人の事情で勝敗を操作してくれなければ、方々に申し訳がない状態になるところだった。この辺のバランス感覚もこの作品は好きなんだけど、先生はもうちょっと痛い目を見よう。そのほうが良い。