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やっぱり霊幻は見る目があるな。という話ではなく、モブが抱えている他人との違うことへの疎外感のお話かな。
相変わらず、同業者の霊能力者が胡散臭いと言い切る霊幻。この話で、同業者が居る状況でも口だけでなく、じゃんけんが強かったり、少しの会話から悪霊の存在を認知したりと、相変わらず妙なところで能力が高いところを見せてくれた。
で、除霊対象の富豪の娘に取り憑いている悪霊は、エクボによると40年前の霊能力者の最上啓示とのこと。晩年は母親の介護のため、お金にも苦労していてらしいと描かれていたが、霊体でモブと話している感じからすると、人間不信にも陥っていた様で、感情の勢いを利用した霊力でモブを圧倒。そのままモブに能力が無い想定の夢へ引きずり込むことに成功した。おそらくモブの方が力は上なのではと思うが、やはり人生経験の差が出たのかもしれないな。
常に感情を抑えているモブに対して、真逆の能力者として描かれている最上啓示。それでも、霊幻流に考えれば能力が有っても無くても、危害を加え・加えられる関係や、仲間を持てるか否かはその人自身の問題だとは思うのだけどな。霊幻の言葉が届かない霊体状態での戦いは、モブにとって不利なのかもしれない。さて、どう切り抜けるのだろうか。
