はちよりうえ

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風が強く吹いている 第十七話「答え探して」 感想

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冒頭のニコちゃんをコーチだと勘違いした入部希望者をみて、こういう風に映像とかの内容を見ていないんだなと心で理解したよ。この作り手さんからの嫌みは、ちょっとチクリときたっス。 先週から持ち越した双子のモチベーションが下がった件から、各々の箱根で達成する目標を再認識する話だった。 一年生組が、「箱根で優勝する」という目標が瓦解してバタつく中、それ以外のアオタケメンバーはそれなりに自分で判断していたことが判明。この落ち着き方は、歳をとると得られるものというより、就職活動などで行う、やむを得ずに行う取捨選択の経験や、性格からくる考え方の違いかな。 双子は二人そろってサッカーをさせてもらえていた分、良くも悪くも大事に育てられていたのかもしれないね。まぁ、歳をとっていけば、キングが苦しんでいた様な就職活動とか、個人レベルでツライ事が待っているから、多少なりとも自分自身のモチベーションコントロールはできるようになるさ。その経験もあまりない中で、二人は最年少で素直な分、今回みたいに騒いでしまうのは仕方ないかも。あとは自分個人で目標を組んでいければ、騒いだ結果としては良い成果なのではないだろうか。 そして、一年生で年少組が目標を持つためのステップとしてもう一点。今回よく描かれていた「他人に自分の気持ちや状況を理解してもらう為に、言葉をつくして周る必要はない」というもの。これも何かをやり遂げるときには必要な精神力だとは元々理解しているが、ここまで丁寧に描いている作品も珍しかったので新鮮だった。この事をむしろ敵に対して使うことで、走の冷静さを欠こうとしてくる榊にしろ、町中の「ムサは走れる黒人留学生」発言にしろ、いちいち食って掛かって理解してもらう様な事は、壁にぶつかっている時こそやってしまいがち。でも、労力がかかる割に無駄に終わることの方が多いものだからこそ、灰二はアオタケメンバーに言い返さないよう、言い含めていたのだろうな。 来週は、駅伝の横断幕が見えたから本番に突入かな?でもまだ誰が何区を走るのかすら決まってない気がするのだけど。本番になるの早くない? にほんブログ村 アニメブログへ