はちよりうえ

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ブギーポップは笑わない 第8話「VSイマジネーター 5」 感想

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ブギーポップの語りが聞きたくて仕方がないのだけど、末真と籐花の会話の中にちょこっとだけの登場じゃ物足りないっス。 スプーキーEが自殺したため、薬物問題は納まる様子。しかしスプーキーEと織機が行っていた統和機構からの仕事内容が、「世界の変化の調査すること」だったとは。今まで描かれていた行動からは、とてもそうは見えなかったんだけどな。むしろ薬の製造と改良が目的なのかと思ってた。 で、スプーキEの目的が、「人の性質の変わりよう」を調査することなら、統和機構がその先に据える最終目的が何なのかを知りたい。 そう言えば、調査対象が「人の性質変化」だったら、織機がスプーキーEに行わされていた、「合成人間と人間との間に子を成せるのか」っていう実験も、単に合成人間の完全体にもかかわらず生殖器を持たないスプーキーEが、失敗作の合成人間なのに生殖器を備えている織機に対する嫌がらせ、または操作できる人間をおびき出す作戦。という低レベルの戯れかと考えていたけど、これもれっきとした仕事に当たるのかもしれないな。でも、たぶんスプーキーEの普段から男女の関係に対する言動を考えると、生殖できないことのコンプレックスは相当強かったんだろうな。 で、スプーキーEが自殺する前に言っていた「前から試してみたかったが、恨みが強すぎてできなかった」の試したかった相手は誰だったのだろうか。今までの流れなら、コンプレックスを逆なでする織機だろうと考えるのだけど、一度対峙して、対応を余儀なくされたブギーポップだろうか。でも、正樹を利用しておびき出す作戦を衣川琴絵経由で冷静に見ていたし、それほど憎く思っていた様には思えないのだけどな。まさか、次の世代を作れない自分自身が憎かったという事は、強い意志を表すであろう心の幹を持っている彼に限って考えにくいし…。やっぱり、戦力にもならないのに生殖機能を有する織機が、うらやましくて憎かったという方が分かりやすいな。そうすると、自殺をする決定打も、戦意を失くした自分が、あの憎くて仕方なかった織機と同じ統和機構の仕事を満足にこなせない存在になったから。身体がイマジネーターに利用されるくらいなら、試したかった高出力の電撃で壊しておこう。というものだと考えることもできる。この流れなら、与えられた仕事をする合成人間として、スプーキーEのやり方は理解できるのだけど、どうだろう? 今週の動きとしてもう一つ。衣川琴絵もやっとスプーキーEの洗脳から解放されたが、彼女にとっては、心配していた飛鳥井の心の内を理解してしまった事で、絶望してしまったのではないだろうか。イマジネーターとして覚醒した飛鳥井の無感動な様子を見た後のあの泣き様は、たぶん恋愛感情だけじゃなく、家族愛とかそう言った感情を、飛鳥井は受け入れようとしない事を理解してしまったのではないだろうか。飛鳥井が言った絶望は、人の心を花として視認できるが故のものであり、それを知らない琴絵がどれだけ恋愛や家族としての愛情を注いでも、彼が拒絶しているのでは、どうしようもできないものね。この後、いつも他人に気を配っていたあの衣川琴絵に、表面上だけでも戻るのか、描かれると良いのだけど、心配だな。 にほんブログ村 アニメブログへ