はちよりうえ

見たアニメについて感想などをメモる。※ネタばれあり

モブサイコ100Ⅱ 007「追い込み ~正体~」 感想

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しかし、漫画家さん達はデマや炎上の対応について、それぞれの考えを持っているのだなと、関心した。 で、今週の内容。 先週に引き続きモブと喧嘩別れしたまま、一人で相談所の仕事をこなしていた霊幻は、テレビの生放送にゲストとして出演することになった。そこで同席した日輪霊能連合会の会長・浄堂麒麟の逆恨みによって、除霊対象が例に取り憑かれた演技をしているという台本を知らされないまま、除霊を行ってしまうという大恥をかかされる。 新顔の霊能力者という事もあって、霊能力の有無も含めた詐欺のレッテルを張られ、自宅にまで報道のカメラが押し寄せる状況が続いてしまう。そんな報道陣の質問の中に「会見」の言葉を拾った霊幻は、この状況から逃れるため、会見を開くことにするのだった。 この騒ぎを同級生から聞いたモブは、霊幻がメディア展開を狙っていたことを思い出し、師匠の作戦だと思っていたが、会見を開くと聞き、会場近くまで赴くことに。 一方会見の中で、自分が「何者か」になりたかったと思い出した霊幻は、モブと初めて会った時のことを思い出し、既に「超能力者」である個性を持っていたモブに憧れを抱いたこと、その無自覚の憧れ故にモブを必要以上に自分へ引き留めていたことを自覚する。 モブの遠隔超能力で、記者たちのカメラが舞う中、うまく会見を終わらせて会場を後にする霊幻。モブに合い、自分に霊能力がないことを知っていたのかという言う意味で、「正体を知っているか」とモブに尋ねる霊幻。そんな霊幻にモブは、最初から「良い奴」だと知っていたと、小学生のモブの相談に、「良い奴になれ」と答えた霊幻の言葉を返すのだった。 今週の内容説明おわり。 という事で、やはり、モブが霊幻に霊能力が無いことを知っているのかどうかは、はっきり言わなかったね。もう、霊幻とモブの関係が子弟以上になっているから、二人の暗黙の了解ってことで、この作品はこのままはっきりさせなくて良いと思うな。 先頭に書いた通りこの話は、ネットのデマや炎上に対する原作者さんの考えが根底にある分、悪意ある追求の勢いが無くなる理由が、「会見会場が念動力騒ぎで放送不能になる」いわゆる「やり過ぎ」という点の描き方が、とてもセンスがあって感心した。やはり同じ作者の作品の「ワンパンマン」といい、人が興味を失う理由とか、「正義」や「良い人」の定義とか、この原作者さんの考えは分り易くて、描き方がブレないから共感が持てるな。 ひとまず、霊幻がモブから離れて自分を見つめなおす話は、決着がついた模様。今後の仕事の仕方と、モブのバイトの入り方は、来週からどう変わるのかな? にほんブログ村 アニメブログへ