はちよりうえ

見たアニメについて感想などをメモる。※ネタばれあり

revisionsリヴィジョンズ Case 07「真夜中の狂詩曲 」 感想

revisions リヴィジョンズ(1) (シリウスKC)

大介に協調性を持たせたい大人と、認めてもらいたい大介と、渋谷の存在の確定までの残り時間の攻防だったな。 今週の内容。 前回、連れ去られた慶作の母親を探すため、無断でパペットを動かしてリヴィジョンズの本拠地を目指した大介と慶作。その時に出会った、自分が聞きたくない言葉を投げかけてくるシビリアンとの戦闘で、狙いが外れた弾丸をビルに当ててしまい、器物破損と一般人にけがを負わせてしまった大介。そんな勝手な行動を起こした二人に対し、黒岩は仮の処分として、懲罰房に入り反省文を書くように言い渡すのだった。 小学生の頃に出会ったミロの言葉を信じ、皆を守るために、身体を鍛えるなどしてきた大介は、パペットを操れる自分が渋谷を守っているのだから、街の住人から感謝の言葉があっても良いはずで、反省文を書くのはおかしいと我を張り続けていた。 そんな大介を外したSDSメンバーで対策会議を開いていたが、非常時にも関わらず、必要とされる仕事を通常通り続けて、生活向上に貢献している住人がいる中、戦闘に関与しているからと、SDSのメンバーが特別扱いされている中で、大介と慶作が起こした事件が、渋谷の住人の怒りを買ってしまっていた。自分たちの置かれている状況がつかめない市民の不安感を取り除くため、黒岩はビルに着弾した事件の発生原因の他、改めてミロに必要な情報を開示するように求め、市民代表の横山にも混乱が起こらない事を条件に、情報を一般市民に話しても良いと判断するのだった。 そんな中、リヴィジョンズでは渋谷を未来に確定させるため、チハルが2017年に行く計画が行われようとしていた。過去に行くのがチハルであることに不満を持ったニコラスは、同じく渋谷の中で浮いている大介に接触するが、大介を揺さぶる目論見は外れ、作戦を伝えるために訪れた黒岩によって、撤退を余儀なくされるのだった。 渋谷が未来に確定されてしまうと、2017年に戻れなくなるため、残された時間が無いと知った黒岩は、SDSをリヴィジョンズの本拠地へ突入させることを決断し、SDSメンバーを送り出し、その後、アーヴに増援を依頼するため、ミロに作戦を決行したことを知らせるのだった。 あとは感想。 横山の爺さんが言いたいことは、よく理解できる。 ライフラインの維持をできる奴が働かないなら、風呂・食事・トイレだって満足にできないんだぞって考えれば、大介の「俺が皆を守っている」という言い分が通らないのは、社会人ならわかる。 けれど、学生で、しかも大介が、身近な人間の行動を見聞きして社会性を身に着けるには、作品内の渋谷にとっても、作品自体の時間も短すぎたね。 さらに、先週とうとう「自分では決められない」という地が出た手真輪も、自分が思っていたよりも小奇麗に表現され、仲間の一員に収まっている様に描かれてしまった。 他人に決断を委ねる癖がある手真輪も、独断行動をする大介と同じで、戦闘に出してよいのか判断すべき信用度だと思うのだけどな。絶対に責任とか負いきれないし。 それにしても、この手真輪の問題について、今週最初に聞けると思った「パペットに乗る決断を委ねられた大介が、どのように手真輪に答えたのか」も表現されなかったな。楽しみだった分、残念。 今週分は、作品の流れが、作り手がコントロールできるところまで押さえつけられたな、という印象が特に強かった。たぶんこれ以降の話は、最終回に向けた勢いだけで、「思っていたよりも作り込まれたの作品」として、今までの様な大きなズレ等を感じずに視聴できてしまうのだろうな。 自分は、これまでの話で、各キャラクターの考えや言い分は表現されて来たので、てっきり、これからはその「考え方」や「言い分」を話の流れに左右され過ぎないように大事に表現しながら、SDSメンバーがいびつながらもまとまりを見せて最終回に向かうのものと思っていただけに、作品内の作戦だけで気持ちが変わってしまうと、これはちょっと気持ちの流れを追うのが難しいな。 ああ、でもこれからの流れを汲み取って、大介の誘拐事件を起こしたのが、あのSDSメンバーから出るのか、出るなら誰なのかを考えるのは楽しいかもしれないな。 今の段階だと何の情報もないから、喋るシビリアンの正体は、誘拐犯の深層意識がエネルギー体になったものだと勝手に考えて、喋っていた内容が剴が大介に言っている事と似ているから、誘拐犯は剴なのか?などと思っている。 ひとまず、最終局面に向けて物語が動き始めたという事で良いよね? にほんブログ村 アニメブログへ