はちよりうえ

見たアニメについて感想などをメモる。※ネタばれあり

ブギーポップは笑わない 第9話 「VSイマジネーター 6」 感想

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今週の流れ。 スプーキーEの人格をコピーされた洗脳から解放された衣川琴絵は、見舞いに来た末間和子に「飛鳥井仁をまだ好きか」と問われ、洗脳されていた間でも、彼自身に拒絶されたことを覚えていながらも「会いたい」と答えるのだった。この言葉を聞いた末間は、以前に琴絵から相談されていた「仁兄さんを助けたい」という思いを汲み取り、飛鳥井を探し始めるのだった。 作りかけの遊園地・ペイズリーパークのタワーの展望室で、織機綺のもつすべての要素を備えた完全な「心の花」を取り出す作業を行おうとする飛鳥井仁。そこへ、織機の本当の気持ちを知りたいために電話をしてきた谷口正樹は、織機にまた危機が迫っていることを察知する。 正樹が電話の音で織機の居場所を特定し、遊園地に到着したことを知った飛鳥井は、今までに心の欠落を埋める処置をした人間を使い、正樹に薬剤を打ち無力化するが、そこへブギーポップが現れ、飛鳥井を通してイマジネーターへ、思惑が失敗に終わっていることを告げるのだった。 結局、織機の「心の花」を摘み取ることができなかった飛鳥井は、自分が見ている人の心が、その持ち主個人と、周囲の人間との関係性で育っていることを理解できずにいたことと、イマジネーターは未来に可能性を持たせることに執着していたため、今現在のイレギュラーに対応できていなかったことが、作戦が失敗した要因だとブギーポップは語る。 そして、末間が現場の遊園地に到着した時には、イマジネーターは消失し、事件は収束してしまっているのだった。 あとは感想。 イマジネーター・水乃星透子の身体が地面に付き、消滅を確認。でも、彼女が亡くなったのはずいぶん前の事だし、あの意識だけの状態でいられるなら、消えて見せただけで、まだ存在はしているのかも知れないな。 彼女が言っていた「突破できる」「超えられる」という、その超えるべき対象がなんだったのか、イマイチ理解できなかった。 イマジネーターの目的は、飛鳥井仁の目標の、人の心を完全な形に仕上げて欠点をなくすことで、「人間の可能性をより高みに上げること」に近いんじゃないかな、と考えているのだけど違うのか? 例えば、第4話冒頭で水乃星透子が飛び降りた時も、ブギーポップに「今だけにしか興味がない」みたいなことを言っていたし、今週もブギーポップに「未来ばかり見ているから足元をすくわれる」と言われていたから、イマジネーターが目指すのは、「未来」に対して何かしらの可能性を残したいと考えていることになるよね? で、イマジネーターと飛鳥井の作戦の内容が「人間の可能性をより高みへと上げること」ってことで良いとして…。それでも二人の間には考えの違いがあって、イマジネーターは、飛鳥井がこだわった心の欠落を、人間が成長するための予備容量と捉えていたし、飛鳥井が補修すべきと捉えた「心の欠点」を持ち、他人の顔色を窺っていたために、「自分の確固たる意志」を自覚したばかりの谷口正樹を「強い人」と評価して、彼に可能性を見出したものな。 ここまでたどってみても、やはりイマジネーターは現代に何を与えて、未来にある人間の何の可能性を変えたかったのか、考え直しても明確な答えが見つからないや。次の「夜明けのブギーポップ編」の公式HPのキャラ紹介にも、水乃星透子の名前があるから、そこで彼女自体の考えがはっきりするかな?…ってことはコレ、この作品得意の時間軸を変えてネタ晴らししている状態か…まだ終わってないのね。 その点、谷口正樹と織機綺の関係は一区切りつき、正樹は電話越しだが告白もできたし、何とかこの先も織機は正樹と一緒にいられそうだ。 そして、末間はまた事件に関われなかったと思っているようだが、ブギーポップが関わらせまいと動いているのも見受けられたので、彼女も世界の敵になりうる何かを抱えているという事なのだろうか? で、また来週…と思ったのに、特別番組で一挙放送とか、鬼ですか。 これは一気に見て一話ずつ記事にするか、一つの記事にしてしまうか悩むな。感想書いてる時の一挙放送は「舞HIME」とか「SoltyReiソルティーレイ)」以来だ。絶対、見るのと書くだけで半日持っていかれる…。 にほんブログ村 アニメブログへ