はちよりうえ

見たアニメについて感想などをメモる。※ネタばれあり

モブサイコ100Ⅱ 008「それでも 〜前へ〜」 感想

モブサイコ100 II vol.001 (初回仕様版/2枚組) [Blu-ray]

こちらもしっかりフラグを回収してきた。いつも目立たないモブの両親も出演して、家族愛を表現してたぶん、あの人のようなもの映像は衝撃が大きかったな。 今週の内容 昔、モブと律が今よりも幼かった頃、原っぱで遊んでいたきにモブが転んでしまい、母親が心配して手当をしようとしたが、モブは泣いてしまい、同時に超能力でお弁当やおもちゃの飛行機を飛ばしてしまう。そんな様子を、父親は笑って受け止め、おおらかな時間が流れるのだった。 現代に戻り、サイコヘルメット教は、匿名の多額の寄付を受け、ビルを建て布教活動を熱心に行っていた。しかし教祖がいまだ不在のまま、先日の霊幻の記者会見で映ったモブの後ろ姿の画像を解析し、塩中学校に教祖がいることを突き留めるところまできていた。そんな状態で迎えたマラソン大会で、教祖のお披露目を盛大にしたかった米里は、モブに超能力を使ってでも10位以内に入るよう提案する。 米里の提案を、来年には超能力無しで挑戦し、できたら意中のツボミに告白をしようと考えていたモブは、来年が受験生でそれどころでないという米里の言葉に押され、今年のマラソン大会で10位以内に入ってツボミへ告白しなければならないと気持ちを改めることに。 ずっと近くにいたエクボも、モブがそんな目標を持っていたことを知らなかったため、応援しようと周囲のモブの関係者に協力を仰いで回るのだった。 エクボの協力要請がなくとも、鬼瓦からサイズ違いで買ってしまったランニングシューズをもらい、肉体改造部とのジョギングに励むモブ。そこへエクボから事情を聴いた霊幻が大会までの期間のバイトを外し、当日のコースを一緒に走る練習に付き合ってもらうのだった。 同じくエクボから事情を聴いた律は、ツボミには苦手意識があったものの、兄が頑張っていることを応援すべく、食器洗いを代わったり、モブの代わりに花沢輝気と一緒に霊幻の仕事の手伝いをすることに。しかし律がバイトに入った日に、同じ塩中のミキという女生徒と共に、モブが告白しようとしているツボミが恋愛相談に現われる。自分がここにいることで、兄のモブまでも胡散臭い霊とか相談所と関わり合いがあるとツボミにバレることを恐れた律は隠れ、事の成り行きを見守るしかないのだった。 友人の恋愛相談に付き添っていたツボミは、霊幻が詐欺師ではないかと心配し、作り話で霊幻が嘘を言っていないか確かめた。相談所を出てから、友人のミキとその話になり、ツボミの見解は「間違ったこと言っていなかったし大丈夫か」というもの。しかしそれは、モブと霊幻との写真を見つけたツボミが、モブが霊幻に関わる事に対してのものも含んでいるのだった。 大会当日、緊張するモブに、肉体改造部のメンバーが声を掛けて緊張をほぐし、鬼瓦は自分の渡した靴が使い込まれていることに満足するのだった。 走り始めてほどなくして、転んでしまうモブ。それでも諦めずに前へ進むモブの姿に、応援に来ていた両親はモブの成長を感じ、並走してモブのペースメーカーになろうと駆け付けた霊幻も、モブの意志を尊重してズルを進めることはしないのだった。 貧血でゴールすることなく大会を終えたモブは、律が10位以内に入ったことを笑顔で受け止め、担任から明るくなったと言われる。 一足先に自宅に帰った律は、母親が張り切って晩御飯を作る中、チャイムに対応すべく玄関に向かうが、来訪者は爪の第七支部の戦いの際に出会った強力な超能力者の鈴木将だったため、律は焦りを隠せないのだった。 モブが家に帰った時には、家は爆発したように燃え上がっていた。近所の人が止める中、燃える家の中に入って家族がいないか確かめるモブ。家族さえ無事なら、家が燃えてもまたやり直せると自分に言い聞かせていたモブだが、ある部屋で見つけた、燃えた人のようなものを見て、感情を抑えることができなくなってしまうのだった。 ここから感想 まったく「エガオノダイカ」に引き続き、週の前半から緊張する終わり方をされる事が多いな。 霊幻とモブが仲直りしてから、だいぶモブの都合を考えるようになった霊幻は、見ていて微笑ましい。それよりもさらに嬉しかったのが、前期ではちょっとわかりづらかった「モブの両親が超能力を受け入れていることが分かる」描写が、彼らの幼少時代から行われていたことが、のびやかに描かれたことかな。 そして、明かされる律がツボミを苦手とする理由。うん、自由気ままなところが、真面目な律には理解しがたいのはよくわかった。そんな評価を受けているツボミは、モブに対してどう思っているかはまだ分からないが、いかにも怪しい霊幻を、モブに関わらせて良いものかを判断するためにカマかけることまでするのだから、恋愛かどうかは置いておいて、ツボミもモブを大事にしているのが分かってちょっとほっこりした。 そんなほっこりを補って余りある、鈴木将の登場とあの家全焼の結果。 まぁでも、モブが見つけた人のようなものも、何故か二階にあったし、将が来たときは家族全員一階にいたはずだから、あれは人であったとしても、モブの知っている人間じゃないはず。さらに言えば、律も含めた影山家にいた人間を一ひねりにできる将が、「親もいるのか、こりゃ面倒だ」と言うこと自体おかしいので、あのセリフは「こりゃ(爪の話とかを知らない親も避難させるのが)面倒だ」ではないだろうか。などと、大丈夫な理由を並べてみたものの、モブが人のようなものを見て、最悪な想像をしてしまった事は止めようもなく、普段から感情を出しすぎて能力を放出しないようにしていたモブも、あっさりと暴走してしまった。 家族の事だけに、霊幻も止めたり宥めたりするのは限界があるので、とりあえず鈴木将君、影山家を守ったのなら、律を引き連れて早々にモブの前に出てきなさい。 にほんブログ村 アニメブログへ