はちよりうえ

見たアニメについて感想などをメモる。※ネタばれあり

ブギーポップは笑わない 第15話 「オーバードライブ 歪曲王 2」 感想

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ブギーポップは笑わない Amazonプライム・ビデオ 真少年は、やはり合成人間の寺月恭一郎の子どもではなかった。合成人間は子どもを作れないって設定は、考えてみれば織機綺の世代でやっと備わった機能なのだと思えば、それ以前に造られた寺月恭一郎には無いものだと考えるのか妥当か。 っていうか、なら何故歪曲王は、自分の子どもじゃない真少年に声を掛けたんだよ。その部分が想像つかないや。 今週の内容 子どもを身籠った当時20歳の橋坂静香は、ホテルのバーで歪曲王と昔に寺月恭一郎と話した場面を繰り返す。 最初はしつけの厳しい父親への愚痴、そして母親は父親も自分の事も嫌いなのだと話すのだった。しかし、話をしている本当の目的は、身籠った子どもの父親が誰なのかわからないため、寺月に子どもの父親になってもらうことにあったのだった。 しかし静香の願いはあっさりと却下され、金は必要だろうからと希望の金額を聞かれてしまう。恭一郎は自分には子供ができないと静香に告げ、さらに戸籍も無いため役所で書類を受理されないと話す。さらに6年後くらいには処分されてしまうため、今のうちに金をむしり取れるだけ取ると良いと、淡々と話す寺月恭一郎。しかし、死ぬ前に置き土産を残していくと確かに言ったのだった。 その経緯を経て、静香は真を生み、愛情をもって育ている間に恭一郎はあの日から8年ほど経って死んでしまうのだった。 今度は母親となった姿で歪曲王の隣に座る静香。 真を育てている中で、やはり自分の母親から愛情を受けていなかったことを自覚していた静香。それでも自分の子どもには愛情をもって育てていることを褒める歪曲王に、静香は違和感を覚えて今の状況から何をしたいのかを問いただすが、歪曲王はほかの人間にも言っている「君が望んでこの世界にきた」と言うだけだった。 20歳で身籠り、寺月に父親になってほしいと頼みに行った日に来ていると考えた静香は、真が生まれてくるのかと心配する。そんな彼女に歪曲王は静香の望んだ通りにできるのではと話し、その言葉を聞いた静香は、寺月恭一郎を真の父親にできるのかと、期待するのだった。 道元咲子は、炎天下の中、線路脇を歩いていた。彼女の先を行く日奈子と、お互いに成長して美人になったと褒め合い、彼氏の話になり、そこで咲子は日奈子が小学生の夏休みに事故で無くなっていることをはっきりと思い出す。 小学生当時の咲子は、気になっている男の子が日奈子に気があると思い、一緒に遊びに出かけた先で、その思いから日奈子へ「男に相手にされずに死んじゃえばいい」と言い、逃げ帰ってしまった事をずっと後悔していたと吐露する。 自分を許せずにいた咲子は、ブギーポップに殺されてしまいたいと泣くが、成長した日奈子の姿をした歪曲王は、ブギーポップが咲子を苦しみから救ってくれると思うかと問いかけ、その苦しみを「輝けるもの」に変えることが必要だと、咲子を導こうとするのだった。 羽原健太郎は、ハッキングツールを使って顧客データを盗み出しては売りさばく商売を行っていた。しかし、そのツールを使っていたある日、警告表示が出てハッキングが露呈したかに思え、不安を覚える健太郎。 警告表示から特に変わった動きはなく、ブラフだったのかと気を取り直そうとしていた健太郎だが、街を歩いていた際に職務質問され、荷物の中身を確認されそうになったところを霧間凪に助けられる。 その後喫茶店で凪と話し、自分の使っていたハッキングツールの元が国家安全保障局ハッカーを釣るために用意したもので、凪はそれをさらに改造してネットにばらまき、それを使っていた人間の仕事を覗けるようになり、凪は投資詐欺グループなどを潰すことができるという事だった。完全に凪の術中にいたことを知った羽原健太郎は、それでも怒るどころか、何故誘ってくれなかったのだと、凪に協力を申し出るのだった。 そして、凪の姿をした歪曲王と対面している健太郎は、今いるこの世界は自分の記憶だと過程し、必ず脱出してやると宣言する。その言葉を聞いた歪曲王は、自分が生きてきた世界が、悪夢ではないかと思ったことはないかと話し、その悪夢から解放される方法はとても簡単だと語ったところで、早乙女正美に姿を変え、同時に大きな音と振動が起こり始めるのだった。 歪曲王と対話をしていた喫茶店を離れ、音と振動の正体が怪獣だと突き止めた健太郎。怪獣から逃げている間に、橋坂真が路地裏に隠れているところを見つける。この世界に来る前に、真が風船を飛ばしてしまった所を見ていた健太郎は、やはり自分が覚えていなくてもどこかで目にしたものが出てくることを確信し、真と怪獣から逃げつつ、この世界でも存在したムーンテンプルに入り、寝ている自分の身体に蹴りを入れることで、歪曲王の作る世界から脱出することに成功したのだった。 健太郎が目覚めると、一緒に入った大勢の客全てが眠っており、起こした田中志郎も、亡くなった彼女の姿をした歪曲王に合っていた事を確認した健太郎は、この現象を起こしたのは、ムーンテンプルを造らせた寺月恭一郎だと断言するのだった。 ここから感想 今週は溜めの回だったね。 先週、フルネームがついていたから気になった、バイトで警備員をやっていた篠崎譲とその彼女の葉月紀子は全く出ず。さらに寺月の本当の子どもではなかったと表現された橋坂真も、画面上は羽原健太郎の世界と回想で出ただけで、本人の登場は無しと。さらには新刻敬も竹田啓司も動いている様子が描かれなかったので、来週はここら辺が描かれて、歪曲王の思惑をもう少しかみ砕いて説明してくれると助かる。今のところ、人間の過去の心残りを「輝けるもの」に変えて…それでどうなるんだよってところで止まってしまっているんだ。やっぱり目的が分からん。 にしても、今回出てきた寺月恭一郎は、以前描かれたスケアクロウピジョン、モ・マーダー達と違って、人間味が無かったけど、あれで会社造ってインタビュー受けて、橋坂静香と関係を持っていたのか、やはり合成人間の機能性の違いはコントロールして作り出しているのかは、今まで出てきた彼らだけでは、やはり考えられないな。 というところで、どの方向向いても解決していない感じで来週分を待ちます。 にほんブログ村 アニメブログへ
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