はちよりうえ

見たアニメについて感想などをメモる。※ネタばれあり

エガオノダイカ 第10話「魂の発火」 感想

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エガオノダイカ Amazonプライム・ビデオ 今度はさすがにステラ回。物資がちゃんと回ってきているのか気になったが、豆料理を見る限りまだ戦線の維持はできているみたいだね。 今種の内容 辺境は老練が多く、進行に時間と労力を必要とされるグランディーガ帝国軍。ビュルガー分隊もまた、戦闘が終わったばかりにも関わらず、移動が決まる。 移動途中の交代の時、飲んでいた酒を任務中だからとゲイル隊長に取り上げられたヒューイは、目ざといと文句を言うが、ガイは以前の隊での隊長と距離があったことを話し、こういうチームも悪くないというのだった。 翌日、移動目標が変わる可能性があるため、しばらく待機してテウルギアの整備を行うことになる。整備は23時のため12時までは自由行動となり、ステラとリリィは街に出たのだった。 リリィの選んだ小物があまりにも微妙だったため、困った笑顔になるステラ。そこへ、「趣味が変」だと正直に言ってのける子どもが会話に入ってきたため、りりィは思わず「親の顔がみたい」と言ってしまい、その子の顔を曇らせてしまうのだった。 ゲイル隊長に、先ほどあった子どもが暮らしているという孤児院へ、少しだけでも差し入れがしたいと申し出るリリィとステラ。その話を聞いて、自分も行くとゲイルもついて行くのだった。 孤児院は、老夫婦の家に子ども達が住み着き、今では老夫婦の方が子どもたちに世話をしてもらっている状態だという事らしく、リリィは子どもに交じって絵を書いたり、ゲイルは手品を見せたりして過ごし、敵の兵士と戦災孤児という壁を感じさせない時間が流れる。エマという少女から、「エマのお家にようこそ」とキャンディをもらったステラは、以前に出会ったラナの事を思い出す。 孤児院での時間が終わり、これからもあの家が子ども達の居場所になれば良いと言うリリィに、ステラはリリィに、自分がラナに慰めるために話した「いずれ自分の場所が見つかる」という言葉が、自分に帰ってきていることを話す。養子先から出てストリートチルドレンとして過ごし、生きるために軍に入った経緯を話し、軍が自分の居場所だとは思えないと言うステラにリリィも同意するが、この分隊、みんながいるところが自分の居場所だと思えると明るく言うのだった。ゲイルが口うるさいお父さん、ブレイクもガイも優しいところがあるし、ステラは格好良いお姉さんだと語すリリィは、ステラにも、この分隊が居場所だと思ってくれると嬉しいと問いかけるが、ステラはどう答えて良いかわからず、いつもの様に笑顔で流そうとしてしまうのだった。 メカニックのサポートが到着し、テウルギアの整備に取り掛かるビュルガー分隊。強襲空母と合流してソレイユ王国の施設を制圧か破壊する作戦が決まる。そんな中、ステラは今まで言われてきた、つい作ってしまう笑顔について考え、クレーンの操作を誤り機材を移送車両にぶつけてしまう。 破損した箇所の補修のため、隊長と二人で残ることになったステラは、ゲイルから人間の本性が出る戦場で、平静を保とうとしていたステラが、最近感情が出るようになったことは悪くないと思うと言われるのだった。 車両を直し、先行するメンバーと合流するために向かっている時間、孤児院の話になるステラとゲイル。戦争の絵しか描けなくなった子どもを「そうさせてしまった」のは兵士である自分たちであり、だからこそ「違う未来」を子供たちに見せる時が来るまで、見届けなければならないと、ゲイルは考え、孤児院を作っていたのだった。 リリィのゲイルは「口うるさいお父さん」発言を知ったゲイルは、もう子どもは勘弁だとリリィを子ども扱いする。その様子にステラは吹き出し、以前リリィが言っていたステラの本当の笑顔を見たゲイルもまた大声で笑うのだった。 ソレイユ王国のクラルス実験施設に攻撃を仕掛けるグランディーガ帝国。地雷や艦砲射撃の中で、ソレイユ王国のハロルドが乗った機体の攻撃を受け、弾切れになり窮地に立たされるステラ。そんな彼女とハロルドの機体の間に割って入り、相打ちとなる形でステラを守ったゲイルは、分隊のメンバーに生きて戦いが終わるその先を見届けろと残し、戦死するのだった。 グランディーガ帝国が占拠するソレイユ王国の王宮にて、王国側の騎士団長のハロルドの葬儀が執り行われ、その様子はプロパガンダの意味合いを含み、中継で公開されることとなった。 ゲイルは機体の爆発で遺体の損傷が激しかった一方で、ゲイルとピアースの仇の葬儀が盛大に執り行われることに苛立つヒューイ。そして、りりィは食事に出された豆料理を見て、好き嫌いが無かったゲイルが苦手だったものみたいだったとステラに話し、ステラは、ゲイルを思い出しては、泣きそうになり、ゲイルに別れを告げるのだった。 ここから感想 やはり、ユウキ同様ゲイルも子どもや次の世代に、平和を残したいという思いがあったのか。ステラ側でもこの表現をするのなら、クラルスの使い過ぎで星が滅んで作品終了はほぼ無いかな。 ユウキはクラルスによる環境の悪化の事を知っているから、考えが星規模になっているけれど、根本はゲイルの考えと同じだし、この作品の目的として、「次の世代へ繋げるために何をするのか」という考え方は見ているこちら側にも分り易くて良いと思う。 ただし、その「繋げる」役目を追うはずのステラが、いまだに他人に心を開いて接することができない事に、彼女自身が課題を感じ始めている段階なところが、手順としてはあっているのだけど…もうちょっとスピードアップを要求したい。 でもまぁ、ステラ側でも次の世代へ繋ぐというキーワードが出たのなら、クラルスの使い過ぎで星が再生できない状態に陥ってバットエンドという事はなさそうだ。たぶんユウキが何とかしてくれるはず…作品の残り時間は少ないけど。 ビュルガー分隊の次の隊長が、ガイの言っていた困ったちゃんじゃなければ良いなとは思うけれど、話数からして影が薄いままで作品が終わりそうだ。あとはこれ以上人数が減らない様に祈るだけだね。 にしても、王女のユウキと一兵卒のステラでは、視野の広さと見ているものが違うから、1クールで描くのはやっぱり難しいよね。彼女たちが出会わずとも、同じ思いを抱くと言うのが通常の物語の作り方だと考えているけれど、後2話でステラをゲイルの視点にまで押し上げるのはハードルが高くないかい?どうやってユウキとステラを着地させるのか、この段階でも思わぬ展開に向かっていきそうで、読みきれないや。 にほんブログ村 アニメブログへ
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