はちよりうえ

見たアニメについて感想などをメモる。※ネタばれあり

revisions リヴィジョンズ Case 10「みんなの街」 感想

revisions リヴィジョンズ(1) (シリウスKC)

空調が回っていない地下に大勢で入るのって、空気が薄くなりそうだよななどと想像して気持ち悪くなった。 今週の内容 渋谷を支えてきた牟田区長と黒岩署長を失った教室で、悲しみと途方に暮れていたSDSメンバー。そこへ泉海の無線にリヴィジョンズがスクランブル交差点に出現し、数時間後の無差別捕獲を開始すると宣言していると連絡が入る。警官隊が取り囲み警戒を行っているが、署長を失った警察は、命令系統が確立されておらず、現場は混乱している様子だった。 そこへミロが現れ、自分が2010年へ飛んで大介の誘拐事件の対応をしに行くため、近々この時代から時間跳躍すると告げる。司令塔となっていた黒岩を失い、リヴィジョンズの無差別捕獲の話が出ている中で、アーヴのエージェントであるミロまでいなくなるという事態に、SDSのメンバー、特に大介は大いに取り乱す。 リヴィジョンズのムキューは、警告だけしていなくなり、無差別捕獲を迎え撃つために、ストリング・パペットの保管場所に集まるSDSメンバー。しかし、渋谷で最低限の生活を送るためにエネルギーを供給していたため、戦闘するならもってあと半日分しかエネルギー残量が無いことが発覚する。 絶望的な状況に大介はまた取り乱し、死んでしまうのが運命なのかとミロへ当たってしまう。その様子に引っ張られ、剴も自分たちが渋谷の人たちを守ることなんて無理だったのだと言い出したため、露は二人の顔を殴り、らしくないと怒るのだった。 露の自分たちの未来もかかっているからやらなくちゃだめだという喝で、その場が静まった中、今度は副区長などが訪れ、エネルギーが少ないことを知り慌てふためく。 命令系統が未だに構築されていない中、個別のアイディアを出していき、リヴィジョンズの祖先の人々にも、襲われた上で拉致された経緯があるため、敵側と交渉をしようという人間はいないと見込んで、捕獲対象の人たちを地下へ逃がすことにする。防災無線と、その作戦を聞いた自治会長の横山から、自治会を回らせるとの提案も有り、住民の避難は間に合わせるという流れができた。 ミロの提案で、渋谷と現地との境目で高低差がない場所から、リヴィジョンズが攻めてくると見込んで、避難させた住人を囮に、寄ってきたリビジョンズを倒していく作戦で行くことになる。渋谷に入ってから、のリヴィジョンズの行動を絞るため、ミロがSDSの鼻先までリヴィジョンズを誘導することまでは行って過去へ飛ぶことを決意する。 作戦のため配置につく直前、ミロにあたったことを謝る大介。恥ずかしさから、急いでパペットに乗り込んだところで、今度はミロが大介に話しかけ、パペットのインターフェーズのモデルが自分の姉であったこと。家族を全て失い、アーヴの指示をこなすだけだった自分も、渋谷と大介達を守りたいと思うようになった事を伝える。そして、大介に重くのしかかっていた「運命」という言葉を、使わない方が良いのかと尋ねる。 ミロに「運命」という言葉で、未来を伝えるべきかを聞かれた大介は、自分の支えになった言葉であり、これからそれを現実にするのだと、過去の自分に伝えるようにミロにお願いするのだった。 ムキューの号令と共に、無差別捕獲の時間となり、放たれたシビリアンが渋谷へ侵入する。作戦通り、アーヴのエージェントであるミロを認識したシビリアンたちが、ミロの後を追って長距射撃を行うパペットの者戦場へとおびき出され、露は確実に仕留めていくが、数の多さに圧倒され始める。 射撃しそこね、取りこぼした分は大介が剣で対処していくが、戦闘のさなかにゲシュペンストが現れ、大介が対応に追われることになる。 ゲシュペンストの出現はリヴィジョンズでも察知はしていて、慶作が消えた場所に発生した結晶が反応した様子を見て、ニコラスは自分の本体を人工量子脳に接続させる。虚無の結晶と融合し、時間から解き放たれ、結果パンデミック後に生まれたニコラスが、病に苦しむ運命から解放され用途目論んだのだ。 ゲシュペンストとの戦闘で手一杯になった大介。しかマリマリと矢沢先生がシビリアンに襲われていることに気付き、助けに行こうとする。しかし大介よりも早くゲシュペンストが二人をシビリアンから庇う様に動き、「逃げろ、マリマリ」と言うのだった。 ゲシュペンストの行動と言動から、慶作ではないかと思った大介は、露と交代して、ゲシュペンストを砲撃しようとしていた剴から守るように立ってしまい、その隙をついてゲシュペンストに致命傷を与えられそうになる。しかしゲシュペンストの動きはギリギリでとまり、「すべてを受け入れるなんて無理だ」と言い残し、強い光と共に消滅してしまう。 シビリアンの攻撃が止み、砲撃用のパペットのエネルギーが切れ、剴は俺たちは勝ったんだと、つぶやいた。 戦闘終結の数時間前。アーヴからの2010年の任務の内容を確認するミロ。その内容は大介を誘拐した犯人から救い出すことかと思われたが、誘拐事件を装い、浅野慶作を抹殺することが任務内容となっていた。 ここから感想 前半の言い争いとかは、正直露の見せ場作りに見えて、大介と剴のキャラが不安定になっただけだったな。 その後の大人たちの言い争いから、副区長の言葉で作戦が出来上がっていく様は、他の作品より現実味があって良い表現だと思う。これをやり過ぎてはいけないところが難しいよね。 慶作が作っていったあの結晶は、ニコラス曰く「時間に関する何か」とのこと。あれを解凍すると慶作になったりする展開はないみたいだ。良かった。 でもさ、やっぱりニコラスが言っていた言葉だけど、運命が時間と同義だと言ってしまったら、この作品の大介の今までの人生とか、ミロの悩みとか、重みが無くなってしまうから否定してほしいのだけど、今週は誰もその発言を聞いていないから、ツッコミなし。まぁ確かに時間の拘束が無ければ、生まれた時間も関係ないのだから、ニコラスは病から解放されるし、死ぬまでに見ることができる情報も多くなるよね。 この作品は世界線は一本だから、IFの話、別の可能性というものは無くて、パンデミックは「起こる」と決まっているものって理解でいるけど…ちょっと待てよ、ミロは過去に飛べる。でもってアーヴは過去に飛んだ仲間の残したメッセージをもとに未来予測を立ててるってことは、過去に何かを変えると未来が影響されるのでは?ってことは、量子脳で観測できないIFの世界があるのではないか?なんだか設定にまで納得ができなくなってきた。誰か説明してくれー。 にほんブログ村 アニメブログへ
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