はちよりうえ

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荒野のコトブキ飛行隊 第10話「情け無用の爆撃機」 感想

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荒野のコトブキ飛行隊 Amazonプライム・ビデオ なんだ、イサオが敵ってことで相対図に捻りが無いし、穴の性質については場所の特定と開くかどうかまでで、世界の謎を解き明かす段階では無いし…コトブキは防戦一方でつまらん。何とか最終回に向けて盛り上げてくれ、頼むから。 今週の内容 爆撃機に乗り、戦闘機を従えて飛んでいるイサオ。たとえ一機であっても戦闘機が近くを通れば落とす体制をとっている様子。 嵐の中を、複数の戦闘機に攻撃を受けながらも逃げているユーリア。そこへ一機の戦闘機が合流するのだった。 アレンの遊覧飛行で撃墜されたため、羽衣丸の船内酒場で穴についてアレンの話を聞くキリエ達とナンコーでの恩返しのためにいたナサリン飛行隊のフェルナンドとアドルフォ。どうやら今までもいろんな場所、大きさの穴が発生していると考えているアレン。ユーハングに繋がったのはたまたまで、イヂツに海が無くなった原因も穴かもしれないとのことだった。 そんな話をしている中、突然ユーリアが酒場に入って来たため、ルゥルゥが社交辞令として「ユーリア議員」に要件を窺う。 イサオの自由博愛連合に反対したユーリアに、ガドールの議員たちが収賄・横領・反逆罪をでっちあげて追い出したらしく、いつにも増してお怒りモードのユーリア。結局ガドールは自由博愛連合に加盟が決定したらしかった。 ユーリアがイサオの連合に反対な理由として、連合加入により既得権益が一度連合の体制と合わせるために解体されるが、その後はすべてイサオの利益として持っていかれること。イサオの良いように、どうとでもできる独裁だと言うのだ。 彼女の言い分に対し、レオナやケイトは、イサオ人間性と、挙げている政策の合理性を挙げる。さらにサネアツが空賊行為の厳罰化と、警備は武勇商事が一括して取り締まりを行うこと、実績としては田舎町の特産品が専売制になり価格が安定したことを挙げたが、ユーリアには見えない首輪をはめられたことに気付かないのかと、あっさり言い返されてしまうのだった。 そこへさらにアレンは、ラハマ近くで穴が開くため、イサオはラハマを見逃すことはないだろうと付け加える。実際に空き始めた穴を飛行船のハッチを開けて視認するキリエ達。そこへ、ショートの街が爆撃されたと被弾した自警団の戦闘機が駆け込んできたのだった。 羽衣丸に着艦したショート自警団団長のカミラとユーリアの会話によると、ショートは昔からイサオと友好関係にあったが、突然反逆行為を目論んでいると言いがかりをつけられ、降参したが爆撃を受けたというのだ。 カミラのイケスカの飛行機から街が爆撃を受けたという証言を元に、ラハマでも会議が開かれたが、結論が出る前に自由博愛連合の使者として、ヒデアキが連合への加盟とユーリアの身柄引き渡しを迫ってきた。いきなり返答を迫られたラハマ町長だったが、要求をのまないとはっきりと断り、会議場周りで話を聞いていた町民も、ヒデアキたちへ帰れコールを浴びせるのだった。 警告された24時間後の爆撃を阻止すべく、コトブキ飛行隊とラハマの雷電、自警団、ナサリン飛行隊が出撃する。出撃する際も、レオナはイサオの行いには何か理由があるのだろうと、この状況に納得はできていない様子なのだった。 爆撃機3機と戦闘機を相手に、途中から参戦した尾翼に蛇のマークがある戦闘機の功績もあり、爆撃機を2機まで落とすことができたキリエ達。しかし最後の1機が爆弾を投下したと同時に、撃墜された爆撃機が穴に衝突し爆発したため、その衝撃で穴の中心に向かって吸い込まれる力が働き、爆弾もろとも穴は消滅してしまうのだった。 穴が塞がってしまった事を確認したイサオは、自分が戦闘機に乗らないとダメだと言いながら去っていくのだった。 戦闘が終わり、ラハマの飛行場へ降りようとしたキリエだが、目の前を因縁の蛇マークの戦闘機が横切ったため、無我夢中で追い回し始める。やがて両機とも燃料切れでラハマの通りを利用して不時着し、パイロット同士が顔を突き合わせての口げんかに発展する。相手は、ナオミと名乗り、仕事や所属は気分次第で変えると言ってのける、キリエよりも年上の女性であった。 サブジーが共通の知り合いであることが分かり、ナオミと郊外の丘でサブジーとの昔話に花を咲かせるキリエ。ナオミもサブジーから飛行機の乗り方を盗み、いつかはサブジーを落としてやると考える似たものだ同士であった。そんなナオミに、キリエは「なぜ飛ぶのか」と質問してみたが、「気持ち良いから、理由が要るのか」と帰ってきたため、それについては何も言えなかったキリエだった。 今週の内容 やっぱりお姉さんはユーリアさんが好きだと再認識しつつ、蛇マークのパイロットはサブジーか、その子供なのではと思っていた面があったため、イヂツの人っぽいナオミさんだと、「世界の謎に関わらないなら、なんでこんなに引っ張ったんだよ」とちょっと脱力感を感じる。 ユーリアが作品に登場した時点で望んだ通り、政治戦にはなったけれど方向が違った。もうちょっと立場の違いからくる意見の相違を、労働者のキリエ達飛行機乗りの視点から見せてくれると思っていたが、単純に飛行機を飛ばしたいだけの番組だったらしく、さらに打ち合いをしても生死も関係ないため、緊張感がまるっきりない状態が続いてしまっているのが非常につらい。せめて戦闘による負傷や恨み言くらいは、彼女たちコトブキも背負っていることを描いてくれれば、また違ったのだろうけど、綺麗な所だけ見せられるのも結構疲れるわ。 にほんブログ村 アニメブログへ
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