はちよりうえ

見たアニメについて感想などをメモる。※ネタばれあり

モブサイコ100Ⅱ 011「指導 〜感知能力者〜」感想

モブサイコ100 II vol.001 (初回仕様版/2枚組) [Blu-ray]

今週は、自宅焼失事件があってから、モブが初めて家族の無事を知ったのか…。モブが珍しく他人に怒ったりしていたから、見ているこちらが忘れていたくらいだよ。ここ数話、いろいろあったもんな…。 今週の内容 調味タワーに本体がたどり着くための、陽動作戦を行っていたテルたちは、爪の本部からけし掛けられた傷メンバーとの戦闘になり、寺蛇の裏切り発言を利用した作戦と、覚醒ラポの星野と朝日の合体技念動火柱で注意を引き付けて、テルが相手を蹴るなどして倒しきるのだった。ちなみに寺蛇が本当に裏切っていないか、白鳥弟の海斗が「嘘発見テレパシー」で確認を行い、ギリギリ裏切っていないと判断された。 ショウと調味タワー前まで来た律は、なぜそんなに協力的なのかと尋ねるショウに対し、自分も「兄であるモブが暴走したら」と思うことがあったこと、そして現にショウの父親は暴走しているため止めるべきであることを話す。律が協力してくれる理由を聞いたショウは、スカッとする結末を約束すると元気よく答えるのだった。 律とショウの前に、5超の島崎が現れ、二人に緊張が走る。一目見ただけで島崎が強いと理解した律は、自分が島崎を止めている間にショウは父親を絶対に止めて見せろと提案する。最初こそ二人がかりで島崎を倒さなければと言っていたショウも、その意味を理解して先にタワーへの向かう。 戦いが始まってすぐ、島崎にいい様に攻撃を加えられる律。弱者をいじめは好きじゃないと語る島崎に、ならあなたも弱者だと言い返す律に何と比べているのかと、いら立ちを見せる島崎。 一方、もっと早い段階から、父親を止めていればと後悔しながら、タワーの階段を上っていたショウは、途中で電波ジャックをしていた羽鳥が、攻撃するためとに用意した思われるドローンを数機携えて待っていた所で一旦走るスピードを落とした。しかし羽鳥の語りは一切聞かずに、壁を利用した三角飛びで羽鳥の後ろに回り込みジャーマンス-プレックスで瞬殺するショウなのだった。 壊された街へ踏み込んだモブは、爪の人工能力者が略奪しているところに出くわす。能力があるからと、他の人に助けられて生きていることを忘れ、自分を大きい存在だと思い込むなと注意するモブだが、力で人を屈服させられると言い返す爪の人工能力者。そこでモブは、力を人に向けてはいけないと注意する人がいないのなら、僕が注意すると、怒気を含んだ迫力で能力者に迫るのだった。しかしそこへ、トラブルを察知した峯岸が到着し、急成長させた植物の攻撃を受けるモブ。その植物たちに触れ、モブは峯岸が植物が好きではないことを読み取り、峯岸自身も植物はただの道具だと言い返すのだった。 島崎の一方的な攻撃を受ける律は、ボロボロになりながらも島崎の爪の勧誘には「楽だろうけど、楽しくない」と断っていた。モブの超能力を見て、能力を使えるようになりたいと思い続けてきた律だったが、本当に手に入れたかったのは、楽しく生きるための直向きさだったことを、能力に覚醒してから気付いたのだと自覚した今では、楽しく生きることは譲れないのだった。 いくら勧誘してもなびく様子もない律に、見切りをつけて処分しようとする島崎。しかし、地下で倒した元第七支部の傷達が島崎を取り囲み、さらにはテルも加わって一斉攻撃を始める。しかしすべての攻撃を避ける島崎に対し、テルは攻撃の手数を増やして移動先を予測できれば追い詰められると指示を出すのだった。 光線を出すことができるレベルの能力者数人と、峯岸を相手に苦戦するモブ。そこへ魔津尾がモブに加勢し、悪霊たちを解き放つ。人口能力者たちは逃げ惑うが、峯岸は冷静に悪霊たちを仕留めてしまい、悪津尾も攻撃受けて悪趣味な小瓶を一つ落としてしまう。それを拾い上げた人工能力者は、悪津尾の忠告も聞かずに小瓶を割ってしまい、中から最強の霊能力者だった最上啓示の霊が解き放たれてしまい、能力者たちの能力を食らって大きくなり、峯岸の植物も取り込んで能力者と峯岸たちの命を奪おうとする。それ以上はやめる様に声を上げるモブに対し、更生はしない人間もいると言い返す最上。それでも、信じなければ何も始まらないというモブの言葉に、最上はモブらしいと評し、時に人に厳しくしなればならない時もあること、それができれば誰にも負けないと言い残し、能力者たちを解放し、存在を消すのだった。 タワーの展望室では、ショウが統一郎と対峙していた。正面から反抗せずに、従順な振りをして襲撃をすれば良かったのではと話す統一郎に対し、ショウは準備してきた20年を台無しにしてやると意気込む。統一郎に攻撃をするために近づいたショウだが、自動で発動するバリアに阻まれ、火炎や氷結の攻撃を受けるショウ。反撃のために、光の屈折を利用して姿を隠し、3カ月分のエネルギーを溜めたチャージボムを統一郎にぶつけるが、統一郎を守るために芹沢が能力を使い、攻撃は失敗に終わる。 芹沢が反抗するショウに対し、「将来が心配だ」「父親と仲直りして一緒に世界征服をしよう」と話しかけるが、統一郎は余計なおせっかいを焼くなと止め、ショウが世界征服が失敗することを恐れて反対しているのだと、ズレたことを話し出す。さらに自分が世界を見て回った真の目的は、自分より強い能力者がいるかどうか、世界征服が可能かどうかを見定めるためだったと続ける統一郎。ショウは、統一郎が考える自分が最強の能力者だから世界を征服できると考えること自体を否定するが、芹沢にいかに統一郎が可笑しいか、話を振ったところで理解されないのだった。 統一郎はショウのエネルギーをため込む能力に興味を示し、自分も同じ能力を持ち、20年間エネルギーを溜め続けていたと明かす。 島崎との戦闘が続く律達。能力の差からくる余裕なのか、島崎は傷の本当の意味は、ペケ。能力者として欠陥品の印だと話し、怒りを覚えた誇山たち傷はさらに攻撃を畳みかけるが、避けられてしまうのだった。しかし、桜威が撃った4つの銃弾の内1つはかすり傷を与えられるなど、事前に感知していない攻撃は当たる事をテルに見破ら、追い詰められつつある島崎。 能力戦において、相手の弱点を的確に見抜くテルを先に潰すことに決めた島崎は、テルに攻撃を加えつつテレポートして、傷や律たちからテルを孤立させる。とうとう空中で一方的に殴り蹴られるテルだが、相手の行動を先読みできる弱点として本人の行動も単調になり、読みやすくなる事を逆手に取られ、テルに攻撃を避けられるようになる島崎。爪のボスを除けば世界一を自負していたと話す島崎に、テルは想像も及ばない力を持つ人が世の中にはいるのだと笑い、島崎を凡人だと評価するのだった。その言葉に苛立った島崎は、攻撃に対する防御から気が逸れていたために、地上から律によって投げつけられた石を顎にくらい、テルと傷のメンバーが、さらに攻撃を繋げていく。集中する間もなく続けられた攻撃は、避けることができなかった島崎だが、能力者の動きだけをとらえるマインズアイを開眼させ、傷やテル達に一撃ずつ攻撃繰り出すのだった。すぐに起き上がったテルに、本人でさえ気づかない弱点などもすべて見通せると断言する島崎。そこにモブが近づいてきていることを察知した島崎は、強大な力を持つ何かとの戦いに意識を向けてしまい、無能力者の霊幻が近くまで来ていることに気付かず、正当防衛ラッシュに倒れるのだった。 自分の能力でも気付けない程の謎の能力者と、先ほど感知した強大な力を持つ子供の能力者が師弟関係であり、さらに今まで戦っていた傷のメンバーからも大先生と呼ばれる謎の能力者に、大きな組織の存在とモブの桁違いの能力の大きさを感じた島崎は、あっけなく降参し、楽しめれば何でも良かったと口にする。しかし、その言葉がモブの怒りに触れ、睨まれたため、恐怖を感じ瞬間移動で逃げてしまうのだった。また襲ってくるのではと警戒する桜威に対し、テルはトラウマを植え付けたはずだから、これからは生き方を変えていくだろうと、深追いしないことを薦める。 戦いが一度区切れたため、モブに話しかける律。両親も安全な場所にいることを話し、モブはエクボや霊幻の言った通りだったと胸をなでおろす。 皆はケガをしているから、調味タワーへは一人で行くというモブに、それでもついて行こうとするテルと律。しかし、モブは足手まといだとはっきり断り、その様子を見たエクボは、最上の言っていた「人に厳しく」という言葉をモブなりに解釈したのだろうと考える。霊幻は、念のためついて行けとエクボに指示を出し、エクボも了承し調味タワーへ進むモブについて行くのだった。 調味タワーの階段を上りながら、エクボに怖くないのかと聞かれたモブは、これ以上誰かが傷つくのが怖いと答える。子供であるうちに取り入ろうとしていたエクボは、モブの成長に焦り始めるのだった。 階段の途中で芹沢に出くわすモブ。相手が中学生の子どもであることと、何やらタイミングが悪いという事をつぶやく芹沢は、必死に帰ってくれないかとモブにお願いするのだった。 ここから感想 最上って、こんなにモブの言葉に耳を傾ける人だったっけ?と思ったが、魔津尾の小瓶から孤独を食べるために出されたこともあるみたいだし、案外、衝動的に正義執行する人ってだけで、子供の話は、特に前の戦いで生き様を見せられたモブの話は、聞いてくれるか。そして、彼の言葉がモブの中で消化されて成長していくのか…この影響し合う関係性が面白い。原作もこんな感じなのだろうか。だとしたら作者さんの考え方、好きだな。 爪の信者の人口能力者に始まり、傷、5超と統一郎のそれぞれが能力を手に入れて気が大きくなって、あとは個人のレベルに合わせて破壊行為に及んでいる理由が、単純に「他者を屈服させられるから」という一点に行きつくと思うと、爪自体がいい年した大人が情けないことを言っているイタい組織だ。これに囲まれていたショウのストレスは大きいだろうな…しかも怒れば父親に反抗期だと茶化され、働いたことがあるのか怪しい芹沢に「そんなんじゃ、ロクな大人にならないよ」と心配されるんじゃやってられないよな。だから最初から苦労が分かる律に声を掛けていたのか、なるほど納得。 来週は、考え方がズレているものの、攻撃性をあまり出さない芹沢との対決。芹沢がどこまで理解して、どう考えているのか分かるか楽しみ。傘を振り回していた絵が予告であったから、モブとの対決になるのかな?しかし、芹沢の言っていたタイミングが悪いってどういう事だろう。展望室で統一郎がショウを粛清しているという流れ以外考えにくいけど、できたらまたトイレに行きたいとか、その程度であってくれ。 にほんブログ村 アニメブログへ
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