はちよりうえ

見たアニメについて感想などをメモる。※ネタばれあり

revisionsリヴィジョンズ Case11「最後の希望」

revisions リヴィジョンズ(1) (シリウスKC)

あれだけ分からないの一点張りだったミロから、アーヴの過去の都市の転移の計画を聞かされるとは…作戦内容を知った時期をうまく言わない辺り、最初から知っていたと思うと、やはり人と言うのは自分の都合に合わないことは言わないよな。剴がキレるのもまあ納得ですわ。 今週の内容 リビジョンズの総攻撃を退けた渋谷の街。2010年に飛んだミロのバイクを回収する大介。街でも、エネルギー不足で動かなくなったパペットを一般人の協力を経て倉庫まで運び終える。 全員が集まったところで、いつも攻撃を仕掛けてくるゲシュペンストが慶作である可能性を話す大介。しかし慶作の救出どころか、パペットが動かない以上防衛も、自力で現代へ戻る方法もない現状を指摘する剴。 区役所では、大人だけで今後の方針について会議が行われた。 まずは牟田と共謀して、リヴィジョンズとの交渉を強行した人間からの謝罪があり、黒岩の遺言「みんなで現代に帰れ」を尊重し、顔も見たくないと嫌悪しつつも割り切るように努力すると述べる泉海。 副区長により、本題に入る会議。電力供給減のキューブのエネルギー残量が少ないため、街の電力を使ってもパペットの稼働はあと3時間しかない事が問題になり、今後のリヴジョンズの攻撃にどう対処するかが話し合われる。決死隊、SDSに対応してもらう等、戦力と配慮に欠けた意見が出る中、大介の叔父である堂嶋幹夫から、RSウイルスへの対応が行えるかもしれない報告と、電力に関して提案がなされたのだった。 SDSでは、ミロがのこしたバイクから、ミロのメッセージを再生する大介。その中で、過去の都市をパンデミック後の世界に飛ばし定着させる計画があったことを打ち明けるミロ。パンデミックを跳躍することで、人類という種の補完という側面と、病により人間とかけ離れた姿になったリヴィジョンズを、過去の人間が見たら憎悪し、アーヴに味方してくれるだろうことを計算しての事だったが、その作戦はリヴィジョンズ側の材料を確保させるだけであることも、アーヴは理解した上で、リヴィジョンズが起こした計画を阻止しなかったという。 そして、アーヴが予測した未来どおり、最終的な勝利へと向かって状況は進んでいるが、予測とはズレが生じ始め、渋谷は現代に戻る見込みがなく、慶作が時空の特異点になってしまった。アーヴはこの予測の障害となった慶作を排除するため、ミロに2010年での慶作抹殺の指令を出したこと、そしてアーヴは、渋谷を現代に戻さずに定着させることを決定させたことを明かすミロ。それ以降のメッセージは、バイクのエネルギーが切れたため聞くことができなくなってしまった。 ミロのメッセージを裏切りだととらえた剴は、怒りに任せてその場から出て行ってしまうのだった。 2週間が経ち、近づいてくるシビリアンに灯油等に火を引火させて撃退する方法で食い止めるSDS。しかしSDSへの風当たりは厳しくなり、複数人に暴行を受ける大介に声を掛けたのは出ていった剴だった。ヤケになり、正義執行の元に暴力を振るう剴に、大介はSDSに戻ってきてほしいと頼む。守っている人間に害意を向けられることに耐えられないと剴は断るが、何故危ない目に何度も合いながら、守るという行為ができるのかと逆に大介に尋ねる剴。大介は、それしかやることが無いからと口ごもり、今までの浮かれていた自分を思い返し、せめてこれぐらいはやらないといけないという大介の話に、剴は耳を傾けるのだった。 近くのベンチに座り込み、シビリアンが増えてきていることを確認する剴。不安に思う人間が出てきていると答える大介に、剴は車があればリヴィジョンズの本拠地に行けると提案する。しかし現われた幹夫に止められ、剴を探していたのだと、SDS本部へ戻ることになるのだった。 SDS本部では、電力供給用のキューブが稼働しており、街のみんなで発電を行い、キューブに溜めることができたと語る幹夫。これでパペットを動かすことができるようになり、現代に戻るためにリヴィジョンズの量子脳を破壊する班と、渋谷を守る班に分かれて行動する大介達。 その班決めを決める際に、自ら危険なリヴィジョンズの本拠地に乗り込むことを志願した大介。剴はみんなと渋谷を守ると言い返し、大介は必ず戻ってくるかと不安そうにするマリマリに、露は自分たちの運命もしょい込めるバカな大介は大丈夫だと太鼓判を押すのだ。4人で笑いあう大介達へ、電源が復活したミロのバイクから、残りのメッセージが再生される。 ミロはアーヴのバランサーとして、より良い未来へ導く任務を帯び、行動することは、大介達にとって許されないだろうと語り、それでも大介達に希望ある未来へ導けるような選択であることを願っていると言い、次に会えるのならと、ミロ自身の希望も伝えようとしているのだった。 作戦が決行され、リヴィジョンズ本拠地に侵入する大介と、大量のシビリアンが来ていることが確認される渋谷。それぞれの持ち場で目的を果たすことを決意するSDSメンバーなのだった。 人工量子脳がある部屋まで侵入した大介は、ちょうどニコラスが生まれ変わる瞬間に立ち会い、ニコラスの新たな体が、慶作そのものであることに動揺する。ムキューもチハルの仇である慶作の姿に憎悪するが、大介とニコラスとの戦闘の流れ弾によって、コミュニケーションボディが消滅してしまう。 パペットの解析によると、ニコラスは慶作のパペットをベースに取り込んでいる様で、魂と呼ぶべきものも複雑に絡まってしまっているため、慶作だけを助け出すことができないと判断されてしまう。 ニコラスは慶作、コミュニケーションボディ、ゲシュペンストと姿を変え、慶作の姿で慶作の話した内容を引用するなど、大介を挑発しながら戦闘を継続させる。渋谷を観測しているため動けないムキューの本体から、戦闘をここでするなと静止がかかるが、ニコラスはゲシュペンストの姿で人工量子脳とムキューの本体を破壊し、渋谷が元の時代に戻ることを大介に祝うのだった。 渋谷の境界から光る現象が見え始め、大介を送り届けて戻ってきた泉海と幹夫は、大介が早く戻ってくるように祈る。 虫の息でも、ムキューの本体が未だに渋谷の観測を続ける中、ニコラスは人類は時間を跳躍した自分を生み出すために犠牲になったのだと嬉々として宣言し、ムキューの心を折る。さらに大介には、アーヴが予測していたパペットの主力は、浅野慶作だったと伝え、大介は自分が主人公だと勘違いした、哀れな道化師だと言う。出会った頃のミロに、思い当たる節があった大介も闘志が揺らぐが、アーヴが慶作を排除するという本当の意味を「慶作の存在自体を消してしまう」ということに気付いた大介は、アーヴの作戦を阻止するために時空を飛ぶニコラスに続いて、ニコラスが明けた時空の穴へと入っていくのだった。 ここから感想 ここにきて、真実と呼んでよいものかわからない設定がいくつか出てきた。後付けと言いたいが、確かに慶作はポイントだったのは分るので、途中の気持ちの流れが完全に繋がったり、影響されたりしていないのが、この作品最大の弱点だよな。 ひとまずミロは過去に行き、渋谷を現代に帰す作戦が成功した話になった。あとはニコラスを止めるエピソードの中で、ミロと大介がどう関わるかなのだが、これに関しては、ミロのバイクに残されたメッセージで盛り上げられているから、たとえミロが被弾した後であっても、合えないことは無いのだろう。心配と言うなら、ニコラスが現代でゲシュペンストになる方が、騒ぎが大きくなるから心配だよ。 さて、現代に戻った渋谷の住人が、どういった社会復帰を始めるのか、描く時間はあるのかも気になってはいるが、内容が難しいなら大介が帰還するとこまでは描いてほしいな。 にほんブログ村 アニメブログへ
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