はちよりうえ

見たアニメについて感想などをメモる。※ネタばれあり

魔法少女特殊戦あすか 第11話「魔法少女たちと美しきこの世界」 感想

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魔法少女特殊戦あすか Amazonプライム・ビデオ タイにいた金髪さん、アイヤーって言ったよな。マジカルファイブの消息不明の子であっているだろうか…だいぶ印象が変わってるけど、EDのキャストにはラウ・ペイペイ乗ってるし、確定だよな??飛び火発言をプラス思考で考えると、バベル旅団側ではない様に思えるけど、予告の悪そうなアングルには不安も残るなぁ。 今週の内容 あすかがブリッジ前のタビラ将軍の元へ駆けつけると、タビラ将軍はギースによって倒され、頭部を踏みつけられているのだった。その様子に激高したあすかだが、そんなあすかを見ても淡々とアイテムを手に入れたキルギーを見送るギース。ギースは、あすかを迎え撃つ体制に切り替えるため、タビラ将軍を踏みつける足を移動させる。すると、その影響でタビラ将軍はうめき声をあげ、サッチュウはタビラ将軍が生きていることに喜ぶのだった。 タイのパトンビーチでは、1人の少女がエステなどで寛いでいた。那覇のニュースをみた少女は、バベル旅団がこんな規模で動き出すとは思っていなかったらしく、自分への飛び火だけは勘弁してほしいと独り言を言うのだった。 ちさとの張った結界によって孤立させられたくるみ。くるみの方が魔力は上ではあるが、体術戦において強さを見せるちさとは、自分の二つ名ウィップラッシュは、鞭を使うからではなく、繰り出す蹴りが鞭のようだからつけられたと話す。自分の蹴りが、くるみの防御壁も破れると確認したちさとは、一方的に攻撃するだけだと、くるみをサンドバックにすると発言するが、その「物扱いする言葉」によって、いじめを受けていた時代を思い出し、殺意を膨らませるくるみ。その様子にちさとは一瞬ひるむのだった。 ギースの堅い装甲に苦戦するあすか。つなぎ目を攻撃するも、刃をうまく滑らされてしまう。 ちさとをひるませたくるみだが、空手を駆使するちさとに自衛隊で学んだ柔術で挑んだため、寝技を掛けるつもりが逆にちさとに上位を取られ、一方的に殴られてしまう。殴られながらも、昔の虐げられるだけの自分には戻らないと意を決したくるみは、足を使ってちさとの体制を崩した隙に、薬をちさとに打って無力化することに成功したのだった。 司令部では、ラプチャー対策を敵がしてきていることに危機感を感じていた。そこへ、使用申請を出していた特殊装備が届いたとの連絡を受けた飯塚は、直接届けに行くと堀部陸将補に話し、魔法少女とはいえ子どもに頼りっきりでは、特選軍として居心地が悪いのだと、少々の冗談も交えるのだった。 ギースの右腕から発せられた竜巻のような攻撃で、ボロボロになるあすか、とうとう左腕を切断されてしまうが、取り乱すサッチュウに、あすかは冷静にギースの装甲表面に流れる液体魔力を絶てば勝機はあると話し、液体魔力のタンクを探すよう指示を出す。 しぶとく立ちはだかるあすかに、さすが世界を救った魔法少女だとギースは皮肉を言う。以前の冥界との戦いの時は、まだ普通の子どもとして魔法少女のニュースを見て、自分たちも救ってもらえるのではないかと期待をしていたギース。しかし、魔法少女が化け物を倒しても、人間によって殺し合いが続いたと続け、こんな世界は滅んでも良かったというギースに、言いたいことは分るとあすかは言い、自分の力が言われているような救世主などでは無いこと、世界は守る価値があるのかと悩んだことも何度もあることをギースに話し、それでも、美しいものが世界にあることで、戦う価値はあると締めくくるあすか。そんなあすかと話せて良かったと、ギースもあすかにとどめを刺す体制に入る。 サッチュウの解析が完了し、液体魔力のタンクの場所を正確に切り込んだあすか。しかし、その一撃ではギースは倒れず、あすかの武器である刀はまだギースの身体に刺さったままのため、丸腰でギースに対応しなければならなくなったあすか。そこへ、特殊装備を持った飯塚が到着し、通常弾でギースに攻撃を加えつつ、あすかに装備を投げ渡したのだった。あすかは渡された手斧で、飯塚に気を取られていたギースを倒すことに成功し、装甲からギースの本体が投げ出されるのだった。 那覇市内で、冥獣に囲まれてしまったミアと希美と紗綾子。そこへ、基地の防衛に片が付いたため、駆け付けたタマラの攻撃で難を逃れた三人。皮肉を交えながらもお互いを認め合うタマラとミア。さらにタマラは希美たちについてミアに尋ねると、ミアは自分の命の恩人だと紹介するのだった。 ギースの本体と話をするあすか。バベル旅団の思惑であるタビラ将軍が生きているから、計画は失敗したのだと話すあすかに、ギースはタビラ将軍が持ち込んだマジックアイテムが狙いだったと話し、これでバベル旅団の計画は大詰めだと笑う。そこへ、くるみがちさとを引きずって到着し、あすかの腕の修復へと取り掛かる。 引きずられてきたちさとは、ギースの本体と初めて顔を合わせ、負けてしまった事を泣きながら謝罪する。そんなちさとに、謝るのはこちらの方だと告白するギース。たまたま魔力が高いちさとを見つけたキルギスが、精神的に追い込んでおけば、魔法少女として利用できると計画し、若者の車を遠隔操作してちさとの母親が亡くなった事故を引き起こしたのだと真実を語る。ショックを受けるちさとに、ギースは謝罪しつつ、せっかく魔法少女になったのだから、自分の事は忘れて、何をしてでも幸せになってと言い残して死亡するのだった。自分の置かれた状況からすべて仕組まれていたことだと知ったちさとは、あまりのショックにしばらく高笑いをした後、放心状態のまま捕獲されるのだった。 あすかとくるみが地上にでると、後処理を行っていた陸自の隊員達に敬礼される。その様子に少し驚く二人だったが、ミアとタマラも到着し、地下に入り込んだ敵は壊滅させたんだなと、ねぎらわれるのだった。ミアとタマラが無事に帰ってきたことに、思わず二人を抱きしめるあすか。そんな三人の輪に入り損ねたくるみをミアが誘い、四人でハグをする魔法少女たち。その様子に、体力回復のために妖精化したタビラ将軍も加わりたいと、なかば強引にあすかにくっつくのだった。 リコに初陣の感想を求めつつ、飲み物を持ってくるケイジ。作戦中に言っていた魔法少女は化け物と一緒という発言を間違っていたと話すリコ。好き嫌いで戦争する事もクソであり、10代の子どもを戦わせるのもクソであるから、魔法少女はクソである所は譲れないと、リコは見方を改めたのだった。 地上戦において、敵を地下に侵入させてしまった失敗について、飯塚の叱責を警戒するM班。しかし、飯塚は反省すべき点は多いとしながらも、全体としては上手くやったと評価する。しかし、タビラ将軍が精霊界に帰るまでの護衛任務がまだ続いているから気を抜くなと続け、M班メンバーも気合を入れて返答をするが、精霊化したタビラ将軍が現れ、その可愛らしさに楓が表情を緩ませてしまい、イマイチ場が締まらないのだった。 司令部では、大戦並みの被害が出たとしながらも、最悪の事態は免れたと判断していた。早速復旧プランを進め、遺族への対応も進めると報告が上がる中、このままでは終わらせられないと堀部陸将補は険しい表情のままなのであった。 キルギーによって、タビラ将軍が持ってきたマジカルアイテムを受け取るバベル旅団長。ギースの戦士も、残念とだけ言葉で済まし、アイテムの箱を開ける。その際に、このアイテムが見えるのは、マジカルファイブの五人ではなく、ある一人の特別な女の子なのだとつぶやく。 騒動が収まり、宿泊していたホテルの近くの浜辺で、こんなところでも騒ぎに巻き込まれるなんて不運だとぼやく希美に、生きていられたのだから幸運なんだと答える紗綾子。自分が生きているのは紗綾子のおかげだと、礼を言う希美に、紗綾子は笑顔になる。 そろそろ招集も解かれるとあって、別れの挨拶を交わすあすか達魔法少女四人組。別れを惜しむあすかに対し、このような状況では、またどこかの戦場で会うだろうと答えるミアとタマラ。そんな二人に、戦場以外で会えたらというあすかに、その場の全員がそうなれたら良いなと、同じ気持ちを抱くのだった。 ここから感想 予想に反して、ちさとは生き残ってしまった。一方的な殺人に対する贖罪はこれから、というよりも前に、ちさと自身もバベル旅団の計画の被害者という形にすることで、今後も登場させる様子だけど、まずは計画に巻き込まれ、ちさとに苦しめられて殺された若者たちについて、来週には何かコメントを頂けるのか、そこをポイントに見ていきたい。 ギースも、なんだかはっきりとしない立ち位置のまま、ちさとの気持ちを受け取らずに息を引き取っていったが、彼にも「人間が起こした戦争・紛争被害者」の要素を持たせているからなのか、対応したあすかの「人間全員を救えない戦い」という考えがそう見せるのかはわからないが、後味の悪い最後だった。これがミア等だったら、割り切って身の上話をさせない・答えないというシビアな戦いが展開されただろうから、ほんと、この作品の戦いや正義の表現の仕方は、正直苦手だ。 そんな中で、何度かの騒動に巻き込まれつつも、平和な日常へと戻ってこれている希美と紗綾子は、徐々に自分たちの置かれている環境を幸運だと理解し、戦場で守られる体験をしていくという点は、夏祭りの疎開発言から考えても、時間をかけた分、魔法少女戦との比較として良い表現方法だと思う。しかも、何もできないと嘆いていた紗綾子が、今では希美とミアを助けられたという自信を持てたのだから、結構な成長だと思う。希美とは違って地道に気づき上げた紗綾子の成長は結構好ましいな。 来週は、ちさとの拷問と仲間への率いれがある様子。感想の前半でも書いたが、ちさとの中でどういった気持ちの流れが起こるか、見ていこうと思う。 にほんブログ村 アニメブログへ
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