はちよりうえ

見たアニメについて感想などをメモる。※ネタばれあり

エガオノダイカ 第12話「笑顔の代価」 感想

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エガオノダイカ Amazonプライム・ビデオ やっぱりレイラさんは最後まで見届けられなかったか。たぶんステラは、レイラさんが最後に言った「私のかわいい娘たち」の複数形には気にも留めてないだろうから、母子の再会にはならなかったけど、レイラさんは娘かもしれないと思ったみたいだから、二人が合うシーンはあってよかった。 今週の内容 王国の分隊を追跡していたビュルガー分隊は、王国の兵士を尋問して情報を得ようと考えたが、戦力が拮抗していたために生け捕りにすることができないのだった。しかし、りりィが撮った映像の中に、車両の窓から外を窺うソレイユの王女・ユウキの姿があるのだった。本体から離れた位置にいる王女に、戦場から逃げたのかと怒るリリィ。 分隊長代理であるブレイクからの報告を受け、本陣で指揮を執っていたアイネ参謀長は、ユウキ本人であるという情報分析班の判断も出たため、ユウキは旧ベルデ皇国のクラルス実験施設に向かっていると考える。帝国は、敵側のクラルスだけを停止させる技術を確立するために、クラルスの廃止を訴えていたベルデ皇国が作っていた施設を残しておいたため、技術力が高いソレイユ王国が施設を起動させれば、帝国軍のクラルスを停止するだろうと予想し、何としてもユウキの行動を阻止するようにビュルガー分隊へ指示を出す。 休憩をしながら、ユウキ達の動向を整理するリリィ達。護衛のテウルギアは撃破され、車両2台だけになっているところも目撃され、それでも北に向かっているユウキ。王女がいる割には護衛が少ないと考えるリリィだが、命令を受けたブレイクによって休憩が終わったため会話を切り上げ、それぞれのテウルギアへ別れていく。その時、ヒューイから置いてきたはずの金魚のホログラムの置物を渡されたステラ。お守りなら持っていろと、ヒューイなりに仲間を想っての行動だった。 施設にたどり着いたユウキ。イザナから送られた情報によって、ユニットとの接続用意も万全の状態だったため、さっそくクラルス停止の作業に取り掛かるレイラ。その手際の良さに、ユウキはクラルスの研究員だったのかと感心するのだった。 騎士であるユニとルネが、テウルギアで施設前の護衛を行っているため、ステラは援軍を待とうと提案する。しかし、命令は命に代えても王女の行動を阻止しろというもので、ブレイクは命令内容を理解も納得もできないが、全員突撃と指示を出す。 ユニとの戦闘中に、テウルギアの腕を切られて施設とソレイユの車両に激突したステラ。テウルギアを離れ、施設内に侵入する際に、先ほどヒューイから受け取ったホログラム装置が落ちてしまったが、拾うことはせずに先に進むステラ。途中で上層階へ向かうユウキを見かけたが、施設を操作しているレイラのいる部屋へ突入するが、すでに操作をやめても動力は施設全体を回っているとレイラは背中越しに話す。 レイラは、クラルスを止めることで戦争をやめさせるユウキの願いを話し、同じ悲惨な戦場を見ているであろう帝国軍兵士に、考えに賛同してもらう様に話し掛け、振り返る。銃を向けている帝国軍兵士・ステラの泣きホクロに、自分の娘の面影をみたレイラは動揺してしまい、話は途切れてしまう。そこへ、施設外での戦闘の流れ弾によって部屋の天井が崩れ、ステラをかばってレイラが瓦礫の下敷きになってしまうのだった。 ステラは助けられたことに驚き、レイラの上の瓦礫をどかそうとするが、レイラは自分に構わず、ユウキの力になってほしいと告げる。優しい目をしたあなたなら、ユウキと二人でこの星の人たちを笑顔にできると話したレイラは、息を引き取り、何故自分なのかと疑問に思うが、涙をぬぐい、ユウキの元へ上がるのだった。 クラルスの停止などはあり得ないとしながらも、先を見届けろというゲイル隊長の言葉と、もう2度と大切な仲間を失わないために戦争が無くなるのならあるいはと考えつつ、ユウキの前に立つステラ。レイラの死に泣きながらも、すべての世界を使えなくしたいと自分の意志をはっきりと言うユウキに、ステラはクラルスが使えなくなっても人間は戦争をやめはしないと言い返し、さらに生活するためのエネルギーを取り上げたら、もっと生活が酷くなると批判する。それでも大切な人が死んでしまうよりはずっと良いと意志を変えないユウキの様子に、ステラ自身も人間を信じたいという思いがあることを自覚させられ、苦悶する。 その様子を察したユウキは、最後のスイッチに手を伸ばすが、やはり押し切ることができないのだった。 ステラは、全員で生き残ると決めた隊の仲間が、戦争に行かずに笑顔でいられる方法を考え、ユウキが押し切れなかったスイッチに手を伸ばし、戦争の無い明日を見届けるために、賭けてみるとユウキに素直な気持ちを話す。その言葉に笑顔になったユウキは、ステラの名前を尋ね、二人でクラルス停止のスイッチを押すのだった。 装置影響は星全体を包み、ユウキとステラが気づいた時には、ナノマシンが正常に稼働した、青い空が広がっていた。 帝国との停戦協定が結ばれ、夏になる頃にはクラルスの影響が無くなり、作物が良く実るようになった。それでも暴動はある様子で、機動隊と思わしき人の中にヒューイとガイの姿が。エリザは店を開き、調理のためにかまどには薪が炊かれ、ノエルはシエルの面倒をしっかりと見ている様子が描かれる。ブレイクは動かなくなったテウルギアの回収をしており、技術職に従事している様子。そして、帝国からの打診により、生活のために必要な技術を移民時代のものから探すことには、慎重に対応するようにと指示を出すジェイムズに、ユニとルネも賛同し、クラルスの二の舞は踏まぬようにと対策は取られてゆく。 孤児院で子供たちの面倒を見るリリィに、ユウキたがユニとルネを伴って訪れ、ステラの処罰について、軍に掛け合ってもらった事をリリィから感謝されるユウキ。ステラの処罰は最低限にとどまり、治安隊での奉仕活動を行っているとのことで、街に出ていたステラが、治安隊員と話し合う姿が描かれる。 孤児院に帰ってきたステラはユウキと会い、ヒマワリがきれいに咲いたと話し、ユウキもうちのも綺麗に咲いたと返し、二人で笑いあうのだった。 ここから感想 最初はどうなるかと思った作品の一つだったけど、人の考えはずっと途切れずに表現していってくれたので、よくぞ最後まで崩れずにこれたなというのが、この作品の印象。3話切り以上に、6話になってやっと「見ていて良かった」と思わせてくれた遅咲きの作品だっただけに、後半に行くにつれて愛着も沸いたよ。 ただ、軍事面での動き(隊員1人のケガの治療を作戦行動中の隊長が隊から離れてまで行う所など)とか、ぶっちゃけミリオタでもない自分が気になるくらいだから、他の人もツッコんでいたに違いない。話の流れ上仕方ない部分もあったけど、できればその部分を担当できる人が作り手側にいてくれたら、後半の見ごたえはもっと上がったのではと思う。ここはちょっと残念だった。 最初は、この作品の話の持っていき方が理解できず、キャラの性格が掴めなかったり、裏切り等を警戒したりと忙しかった。今にして思えば、素直に性善説で見ていけば良かっんだな。 いろいろと癖のある、しかも公式HPのイントロダクションが作品の内容とズレていると感じる変な作品だった。まぁ、こういう微妙な作品って、意外と時間が経っても覚えているんだけど、このズレ加減、なんて表現したら良いのか、最後まで分からなかったな。 最後は好印象の作品で本当によかあった。最近の作品は3話辺りで判断して切ると、こういう持ち直しがあるから怖いわ。 にほんブログ村 アニメブログへ
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