はちよりうえ

見たアニメについて感想などをメモる。※ネタばれあり

モブサイコ100Ⅱ 012「社会復帰戦 〜友情〜」 感想

モブサイコ100 II vol.001 (初回仕様版/2枚組) [Blu-ray]

もうね、統一郎が中学生の時に思いついたとか言った時点で、息子であるショウは顔から火が出る思いだろうね…ショウのお母さん、話に上らないけど離婚でもしているんだろうか。離婚しているとして、問題のある父親が何故息子を育てている風なのか疑問に思ったけど、たぶん、後継者だからってショウの親権は渡さなかったんだと思い至り、納得はしたが、頭が痛い思いをした。 今週の内容 ケガをさせたくないからと、このおじさんを連れて帰ってくれという芹沢。その人物が総理大臣だったことを、モブの発言で知ったらしい芹沢に、犯行の当事者なのに知らないのかと驚くモブ。その発言に、世間では悪者扱いなんだろうと予測する芹沢に、街をあれだけ壊せば悪者だと断言するモブ。それでも、大体の人が避難していたから大丈夫だという芹沢。 社長によってどぶ沼から救い出してもらったのだと言う芹沢は、三年前の27歳だった時、能力を気味悪がられ引きこもっていたところを、同じく力を持つ統一郎が訪れ、そばにいれば大丈夫だ、力の使い方を教えてやると連れ出された経緯を語る。しかしモブはおかしな話だと指摘し、利用されているんじゃないかとツッコミを入れる。芹沢と似たような状況のモブがそれを言うかと、ひそかにエクボはツッコむのだった。 街をを壊すなら、引きこもっていた方が人に迷惑を掛けなかったんじゃないか、困っている人の顔が浮かばないのかと続け、ついて行く人を間違えたとまでいうモブに、とうとう攻撃を仕掛ける芹沢。 芹沢が部屋を出るために、傘の下は自分の部屋だと思うようにと統一郎が与えた傘が、とてつもないエネルギーを持っていることに着目したモブとエクボは、戦闘中に人の好い芹沢の性格を利用した痛がる演技をして、傘を取り上げることに成功するが、傘を手放した瞬間、不安から芹沢の持つエネルギーが電気の様に放出されてしまう。 やっと現れた理解者に、心のすきを突かれたのだと、芹沢の状況を理解したモブは、統一郎が安心を与えたのではなく、統一郎無しで生きていかれない様に不安を植え付けられ、統一郎の組織に縛られたのだと話し、これ以上この場にいると社会復帰ができないと言葉で語りかける。しかし、芹沢は知ったようなことを言うなとばかりに、自分が追い込まれていた状況を口早に話しだし、爪には同じような能力者の仲間がいるのだと、再びモブに攻撃をし始める。それでもモブは語りかけることをやめず、自分は本当の仲間ができたから芹沢の思っている仲間は「本当の仲間」じゃないと話し、仲間を否定された芹沢は、社長は自分を必要としてくれて信頼してくれていると切り替える。しかしそれもモブに否定されたばかりか、芹沢の人を傷付けたくないという言葉から、自分が間違っていることに気付いているのではないかとまで言われてしまう。モブの言葉に、反射的にじゃあどうすればいいのかと溜めていたエネルギーを撃ってしまった芹沢に、モブはじゃあ自分が友達になると友情を100%活用して、芹沢のエネルギーを吸収し感情を読み取った後、そのエネルギーを芹沢に帰すのだった。モブから返されたエネルギーを、思わず傘で受ける芹沢。しかしそこにはモブの感情も宿っており、それを読み取った芹沢も、目の前のモブが自分と同じ思いを抱いたことがあると分かるのだった。 夕方になり、反抗するショウへの制裁を終わらせた統一郎は、減らされた戦闘員の補充が必要になったとぼやく。ショウは、今回の一件で人口能力者は使い物にならないと分かっただろと、作ることをやめる様に言うが、統一郎の目的は別にあった。そもそも、普通の人間にストレスを与えて能力者にしたところで、軽微な現象を引き起こせるようになるくらいだと明かし、今現在外でビルなどを壊した能力は、統一郎が分け与えた物だというのだ。その分のエネルギーを回収した統一郎を見たショウは、統一郎をエネルギーの化け物だと言い、そんなショウに、統一郎は世界の主役になれるのは一人の絶対者だけだとエネルギ弾を発生して見せる。 そんなところに現れたモブ。ショウは起爆剤が上手くいったようだと、自宅の火災の件の事を話すが、統一郎を同行できるレベルを超えていると判断したため、逃げる様にモブに提案する。モブは、家を燃やしたことについてはもう怒っていないと話し、ショウ自身にもいろいろあるんだねと、気遣うのだった。 新たに現われた能力者に、エネルギー弾を焼失させつつ誰であるかを問いかける統一郎に、父親の暴走の所為で、息子であるショウは悩んでいるのだと、行動を改める様にという意味を含んだ言葉で切り出すモブ。その口ぶりから、家庭内事情を知っているようだと指摘する統一郎に、モブは芹沢に聞いたのだと答えるのだった。 ショウが制裁されるのを止められなかった情けなさから消えたいと話した芹沢は、自分を救ってくれたことに感謝していることと、人を傷つける必要は無いのではという想いがあり、目を背けてきたと語ったのだった。 その芹沢の様子から、勝人か負けるとかだけではない人の関係を説くモブ。しかし統一郎は、自分は一人で存在が完成していると豪語し、人は当てにしていない、芹沢はクズだと話す。その内容にムッとするモブだが、いつかは誰かが必要になる時が来ることを話し、相談相手がいないなら自分がなろうと手を差し伸べる。それすらも弱者とやってくれと歯牙にもかけない。 そんなやり取りを見ていたショウは、統一郎の能力であるエネルギーのやり取りができることを話し、警戒するようにと伝えようとするが、ショウのガス欠という言葉に、回復をしなければと考えたモブは、自分の力を分け与え、動ける位にまで回復させるのだった。自分と同じ能力を、モブが持っていると知った統一郎は、モブを天敵になりうる敵とみなし、積極的に攻撃をする構えを見せる。それでも話し合いをしようとするモブを見たエクボは、反撃するように言いながらモブの元へ駆けつけようとするが、統一郎によってタワーの外へ蹴りだされてしまい、蹴られた一瞬でエネルギーを吸い取られたようにぺしゃんこになってしまうのだった。 瓦礫と化した街で、モブの帰りを待っていた仲間たち。仲間を足手まといだとまで言って乗り込んでいったモブの様子に、考えるところがあったテルと律は、一人で行かせて良かったのかと悩む。そこへ、統一郎に蹴りだされたエクボがたどり着き、モブの分が悪いことを伝る。それを聞いた霊幻は作戦があるのか、桜威に声を掛けるのだった。 人には足りないところがあり、それを補い合って生きているのだと話すモブに、統一郎は有利な能力者の中でも強い力をもった自分に気づいた時、世界が手のひらサイズに見えたと話し、奪い・利用し支配する力を持っている自分には、補い合う必要がないと断言する。世の中に大きな爪痕を残すことが人生の目標だと語る統一郎に、息子であるショウから、倒してくれと言われたモブ。そんなショウに、出来損ないと評価する統一郎に怒りを覚えたモブは、能力戦を仕掛け、統一郎も攻撃を始める。 統一郎の能力のこもったパンチが、キツイと感じるモブ、一方的に殴られてしまい、ボロボロになってしまったところへ、桜威の銃を持った霊幻の登場が戦闘を中断させる。銃を躊躇なく撃ち、統一郎の意識を自分に向けさせる霊幻。視線は統一郎に向けつつも、モブの意識があることを確認し、一人で行かせてしまってすまなかったと謝り、よく頑張ったとも伝える霊幻。無能力者がモブの師匠だという事を鼻で笑いながらも、霊幻が人を騙して搾取する側の人間だと見抜いた統一郎。そんな統一郎に霊幻は、能力しか見えていない可哀そうな奴だと喧嘩を売り、おまえを倒す方法なんぞ4通りも思い浮かぶと大口を叩く。しかしそれを試す気は無く、仲間に入れて欲しいと持ち掛け、さりげなく統一郎に近づく霊幻。それでも、自分を倒す方法とやらがあれば教えろという統一郎に、みぞおちを狙ったパンチを繰り出す霊幻。しかしそれは統一郎の能力によって分身にすり替わっており、作戦に失敗し、統一郎の純粋な怒りに触れてしまう。 統一郎の、怒りによる大出力の攻撃を受けてしまったかに見えた霊幻だが、芹沢が間一髪で守り抜き事なきを得る。しかし統一郎は裏切った芹沢にも怒りの矛先を向けようとする。それよりも早くモブが怒り100%の状態になり、たまにはケガして学べとモブらしくない言葉まで発するようになった。 モブよりも制裁が先だと、再び霊幻と芹沢に攻撃を仕掛ける統一郎の攻撃を、モブが壁を作り防ぎきるが、お互い能力がぶつかったことでタワーが損壊し、霊幻と芹沢、逃げていなかったショウまでもがタワーから投げ出されてしまうのだった。その様子を地上から見ていた律たちは慌てるが、5超の峯岸がモブには借りがあるからと植物を使って3人を助ける。その様子に、ボスを怒らせるなとおびえる羽鳥。しかし、もはやだれが裏切るかわからないという理由で、一度リセットしようとタワーから攻撃をしてくる統一郎。数発撃たれたところで、モブが統一郎に体当たりをして辞めさせるが、統一郎は出力10%のパンチでモブを床にめり込ませてしまう。 自分の低出力の攻撃にやられるモブを、弱いと感じた統一郎だが、モブは能力を思う存分ぶつけるために、タワーを浮かせることに集中していたことに気付くのだった。 ここから感想 モブがツッコミまくっているのは、たしかに本人が気づいていない部分で無理をしていると思う。でも、モブはもともとボケ担当ではないから、立ち位置としては合っている…?いやでも無理しているよ、あれは。 たしかに物語は主人公の成長を描くものが多いって言っても、モブの成長が著しくて、思わず霊幻が「任せてみよっかな?」ってなってしまうのも無理はない。でもそこは成長過程のモブ。あまりにもアレな統一郎に先に攻撃に出られてしまうのは、やはり最上の言う通り、見切って厳しい対処をすると言うこと自体が、まだ難しい段階なんだろうな。これは芹沢にも言える課題だから、今回の話で二人とも行動に移すことができたのは、結果はまだ出ていないけど良かった。あとは、霊幻を見習いすぎずに感覚を覚えていくだけだけど、芹沢は今後どうやって社会復帰していくんだろう。やはりモブのお友達紹介で、霊とか相談所勤務だろうか。霊幻に人を雇う稼ぎがあればそれもアリかもな。ハッタリかます度胸もつきそうだ。 にほんブログ村 アニメブログへ
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