はちよりうえ

見たアニメについて感想などをメモる。※ネタばれあり

魔法少女特殊戦あすか 第12話「もしもこの戦いが終わったら」 感想v

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魔法少女特殊戦あすか Amazonプライム・ビデオ やっぱり死亡フラグって大事だよね。自分はアニメ版「ドルアーガの塔」で、ジルの夢で見た、ウトゥが地雷を踏みぬく勢いで言った「俺、この戦いが終わったら結婚するんだ」ってセリフで死亡フラグってこれかと認識したんだよな。懐かしいぜ。 今週の内容 某ファストフード店で食事をしながら、スマホの販売方法について話をするミア。その場には中学生だった魔法少女達、ミア、タマラ、フランシーヌ、ラウ、あすか、くるみが集まっており、ミアの話のオチまで聞いた上で、くだらなかったとタマラにツッコまれるミア。そんな話の中、ひと段落したらというあすかの言葉から、くるみは冥獣王との戦いが終わったら、みんなはどうするのかと聞くのだった。 現代に戻り、那覇での戦闘についての報告書を作っているあすかとくるみ。その横でお菓子を食べながら浮かんでいるサッチュウに、あすかは、どうせ精霊は報告書を作ったとしても肉球スタンプ数個押すだけだろと言い、うらやましいと絡む。それに対し、サッチュウは精霊界の多次元監視軍(?)にレポートを送ったと怒るが、たしかに肉球スタンプ程度のようなものだと言い残し、コーヒーを入れると逃げていくのだった。 報告書の有用性を飯塚はあすかに再度話すが、あすかも敵の構成や弱点などを見つけるのに役立ちそれが人命を助けることにつながることは理解していた。それでも精神的なものが削れるのだと言葉を変えすあすか。そんなあすかに、くるみは疲れがスコーンと飛ぶ薬があると進めるが、それも飯塚に止められ、あすかたちが書いているものはまだ量が少ない方だと書き上げる様に促される。実際、志摩達M班の書類の量は多く、全員でデスクワークをする姿が見られたのだった。 一方、ミアの報告書はジュリアが作っていた。ジュリアは報告書は誰が作っても一緒だと言い、キューブ死体になっていたグリーンバーグ博士が、バベル旅団に何かを計算されていたという仮説が立てられたことを、ミアが那覇で戦っていた間にあったこととして話す。計算と聞いて、ミアは魔法は異世界の物理学のようなものだから、計算されていたものが冥界や冥獣に関するもので、新たな魔法テロの方法や、何らかの召喚であることも考える。いずれにしてももう少し情報が欲しいという話になり、ミアは先にホテルへ、ジュリアは報告書を書き上げてすぐに追いつくと分かれる。別れ際に、ホテルのシャワールームがガラス張りで超エロいと言うミアに、なんですぐそういうことを言うのかなと、ジュリアに少しあきれたように言われるミア。フランシーヌみたいなことを言っちゃったと、仲間の事を思い出して自嘲するミア。 場所が変わり、ちさとの拷問を鼻歌を歌いながら準備するくるみ。痛いのは慣れているから、たくさん痛くしてと言うちさとに対し、くるみはちさとから情報は得られないと確信しながらも、嘘を言っていないかの確認のために一度拷問をする必要があるのだと話す。 まずは感覚を鋭くする薬を投与し、沖縄での戦いではちさとを殺すと言ったが、あれは間違いだと訂正するくるみ。たとえちさとが自殺を図ってもどんなケガも直してあげると、ちさとにとって最も過酷な事を言うのだった。 ロシアでは、沖縄での報告を上司にするタマラ。さらに別の部屋に移動したタマラは、姉に良くできたと褒めてもらい、嬉しそうに姉に抱き付く。しかし上司が監視するカメラの映像には、いつも抱きしめて眠っているぬいぐるみに抱き付くタマラの姿が映し出され、姉の姿はどこにもないのだった。 上海では、何かの会合を行っている黒服サングラスの男たちを襲撃するペイペイ。リュウランゼを名乗り、暗殺者として相棒のアストロロジャーと共にお金のために戦っている様子が描かれる。 暗殺が終わり、バンコクの拠点の一つと思われる部屋に戻ったペイペイ達。アストロロガーは昔のペイペイの写真を見て、だいぶ変わったんだねと感想を述べる。しかし、髪型は昔の方がよかったと言われたペイペイは、好きで顔を変えたんじゃないとすこし訳ありな表情をするのだった。 ちさとの拷問がひと段落したのか、ナーズィニーをワンちゃんと呼んで連れてくるくるみ。こうやって非合法魔法少女を構成させて、戦力として使うというくるみ。魔法少女は希少で、魔術安保理が兵器として指定している魔法少女だけで30名、非合法魔法少女を含めても300名ほどしかおらず、特殊部隊員や戦闘機パイロットよりもはるかに少ないと語り、魔法少女になれたちさとを廃人にしてしまうのはもったいないというくるみ。 さらにくるみの許可を得て発言をするナーズィニーは、生きていることが大事だと話し、今の自分の犬扱いも、悪いことをした罰なのだと言い、犯罪組織と付き合っていた時よりも気持ちが楽になったと、仲間に誘う。しかしちさとは、元々生きているのが辛かった状態で、希望を見つけたが、それも偽物だったためにもう生きていくのは無理だと泣き始める。しかしくるみは殺さないと断言し、一つの良かった思い出を宝石のように抱えて生きることで、苦しい事もあるが、楽しいことが起こらないこともないと話し、人を殺してしまったのだと泣くちさとに、その分助けるしかないと、生きることを強要するのだった。 三浦理事官に、海外の情報を取得するために公安に協力の要請をする飯塚。その見返りとして、魔法特化部隊を作るための人材の提供を申し出るのだった。 一週間後、新しい住居にバック一つで入るちさと。解放される時に、魔法薬の入ったチョーカーを付けられ、逃亡や裏切りを行おうとすると薬が注入され、動けないような激痛が走るとくるみに説明される。生きることになってしまったちさとは、沖縄で希美にとってもらったギースとの写真をみて、嘘つきとつぶやく。 学校で、以前の夏祭りで志摩達からもらったメイド喫茶の名刺を出して、ココに行きたいと言い出す希美。まずくて高いと警告するあすかに、ポジティブ思考で答えて店内へと入る希美。 店にいたのがナーズィニーとちさとだったため、警戒するあすかに対し、くるみは二人に店を紹介したとして礼を言われる。その後もオムライスなどを食べる希美たちだが、コーヒーでさえもまずいというよくわからない凄さに、氷が冷たかったので良かったと感想を述べるしかない紗綾子。そんな二人に、そう言えば肌が焼けたと話題を変えたあすかだが、紗綾子は沖縄でも日焼け止めを塗っていたのにと答え、沖縄というワードに空気が沈む。そのまま、あすかは希美と紗綾子が出会った魔法少女はどうだったかと聞いてる。すると、紗綾子は見も知らぬ誰かのために戦える人がいて、そんな人たちが世界のどこかで戦っているから平和や日常が維持されているのだ感じたと話し、その言葉を聞いてあすかとくるみは静かにほほ笑んで、魔法少女も喜ぶと答える。 バベル旅団では、アビゲイルと旅団長が交りの後、大きな戦争を起こす道具については器を残すのみとなり、戦争に必要なものについて聞かれるアビゲイル。兵士や武器だと答える彼女に、旅団長は敵だと返し、魔法少女たちにはもっと強くなってもらわなければならないと、仮面の下でおそらく笑っているのだろう声でつぶやくのだった。 学校の屋上で、夏休み、文化祭の準備などの学生としての日常をかみしめるあすかとくるみ。しかしまた戦争に逆転することもあるとあすかは続け、死んでいった仲間たちと守ったものについて、やっと分かってきたと話し、日常を繰り返して行くことの大事さと、それを維持するために終わりのない戦いに巻き込んでしまったとくるみに謝るのだった。しかしくるみはこれからもいつまでも戦い続けようとあすかに笑いかける。そんな二人に、飯塚から冥獣の発生の連絡が届き、二人は現場へと向かう。 時は戻り、冥獣王との戦う前に行ったマジカルファイブとフランシーヌの六人での食事の時に、くるみが言った戦いが終わったらどうするのかという質問に、即座にミアは死亡フラグだとツッコミを入れる。しかしフランシーヌの未来が無ければ戦う意味もないという言葉に、考えを改めて答えを考えるミア。 戦争自体は無くならないから兵隊になるというミア。 人類のために戦ったら、次はお金のために戦っても良い、人民解放軍にも興味があるというペイペイ。 タマラは当然ロシア軍に入るのだろうというミアに、ぐもんだと返すタマラ。 くるみはあすかの事を意識したのか、恋愛をしたいと話し、フランシーヌは今すぐ自分とベットインしようと提案するが、性欲が無くなるように脳をいじるぞとくるみに拒絶されるのだった。 あすかはやりたいことが思いつかないと言い、戦いこと以外ないみたいだと話すが、フランシーヌは今度は真面目にいろいろと試すと良いとあすかの手を取るのだった。その言葉にあすかは、特に言葉では返さないのだった。 冥獣王を倒した魔法少女は、今では国際犯罪、無差別テロ、内戦、紛争へと新たな戦いが始まり終わらないのだった。 ここから感想 「revisionsリヴィジョンズ」とは違い、この作品もシチュエーションや描きたいことを優先して描いているのに、メッセージ性が薄いこと以外には怒りを覚えないんだよな。この違いは何だろう。 作品の持っていく方向は決まっていて、ユリでのエロ系とグロ系とミリタリーが好きなら見られるし、キャラの考え方はブレないし、あすかは最後まで精神不安定だったしで、ちゃんと描き切ったとは思う。ただ、メッセージ性としては道徳の授業の上澄みと、争いは無くならないという部分だけなため、せっかく主人公が精神不安定な状態を描けているのに、自分が描いていたメッセージよりも薄かったのが気に入らないと言えばそうなのかもしれない。 娯楽としては、深夜に見る分には問題ないものだけど、似たような作品に埋もれてしまうのだろうなと思うと、期待値を高くし過ぎた分、残念に思ってしまう。たぶん二期はやらないでしょ? にほんブログ村 アニメブログへ
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