はちよりうえ

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推しが武道館いってくれたら死ぬ 第4話「絶対、1位にするから」感想

 ペンライトとサイリウムの違いを思わず検索…。ライブに行かないとこういうところがちんぷんかんぷんでいかんな…。つか、大閃光って2から3分しか持たないの?一曲持たないと困らない?

 

今週の内容

れおは、ChamJamの前はMELTYというグループに所属していた。

ある日の講演会で人気投票の結果発表が行われ、会場のスクリーンに映し出された結果を見たれおは、最下位の5位と言う結果に、その後の握手会でも、どこか沈んだ表情でファンが自分の列に並ぶのを待っていた。

他のメンバーは盛況だったが、れおの列は一人もファンが並んでいなかったため、くまさがれおの近くまで行き、声を掛けるまで、視線を落としていたれお。しかしくまさが、次の人気投票では、れおを絶対に1位にすると約束し、その後も何か言葉を発した。その言葉を聞いたれおは、思わず出た涙を指で拭い、くまさに笑顔を向けたのだった。

いつものスタバで、ちゃむのイベントについて話し合うくまさとえりぴよ。公式ブログのイベントスケジュールをスマホで見つつ、体育祭に盛り上がり、10月25日のれおの生誕祭に興味がないと、イベントごとにモチベーションを変えるえりぴよ。しかしくまさが一番伝えたかったのは、人気投票が行われることであり、えりぴよにそこまでスクロールして見るようにと促す。

れおの生誕ライブの告知の下は、31日のハロウィンライブが17時からで、会場はMK Candyスタジオ。ハロウィン限定の特別衣装で登場しますという記事が続く。さらにその下には、絵文字でピンク色の音符を一列使う事で差別化を図った、緊急告知の記事が並び、

人気投票開始決定♪11月末結果発表と書かれ、絵文字のハートを一列クッションにして、どうぞ応援よろしくお願い致します。(CD1枚につき投票1票)と書かれていた。

人気投票の告知を見たえりぴよは、やるなと叫び、その勢いで隣の席に置かれていたこけしが倒れる。待っていたと熱を込めて話すくまさに対し、推しの舞菜にはファンがあまりついていないことを自覚しているえりぴよは、まずは舞菜が最下位になる事を想定して、罰ゲームは無いかの確認から始めていた。

状況を整理するために、人気と比例する握手列の状況を確認するえりぴよ。くまさは、概略図でれおに30程度、空音に20、眞妃に15、眞妃と同じくらいの優佳に13、ゆめ莉に10

、文に6、そして舞菜の分がえりぴよ分として1くらいではと、ファンの数を割り当てる。

現状は厳しい事を確認して、さらにいつもならCDを複数枚買わないファンも、得票数欲しさに行動を起こすだろうと考えるくまさ。いつも以上に劣勢に立たされた舞菜ファンのえりぴよは、ライブには来ていない在宅の舞菜ファンが、あたかも3万人いて、彼らの協力が得られるかのように語り始める。しかし、舞菜のブログにえりぴよが複数のファンを語ってコメントしていることをくまさは指摘し、そんな寂しい妄想はやめろと言うが、えりぴよによってその口にこけしをねじ込められ、物理的にも口封じされてしまうのだった。

事務所でも人気投票の話題で盛り上がるちゃむのメンバー。ゆめ莉はさっそく嫌だと嘆き、3トップの一角を担う眞妃は卒業があるわけでもないんだからと、冷静に宥める。他にも、センターになりたいと公言している文はやる気に燃え。逆に3トップに近い4番目くらいだと自覚している優佳は、順位が上がって3トップに入ったらめんどくさいと、両手で頬杖をついていた。

その間もゆめ莉は、優佳が3トップに上がったら、必然的に眞紀が落ちてしまう事や、自分も順位を上げて3トップになれれば、ガールズフェスタに出られるとも考えて、これは眞妃と一緒に行こうと約束した事だったと、罪悪感に駆られ、涙ぐんでいた。

想像の中とは言え、眞妃を裏切るようなことを考えてしまったと、目に涙を溜めていたゆめ莉に、眞妃は大丈夫だとまた声を掛け、それがゆめ莉が頑張っている事を評価する内容だったため、ゆめ莉は口元に笑顔を作りながらも、そうじゃないのだと複雑な心境に陥っていたのだった。

1人で深くため息をつく舞菜には、リーダーであるれおが声を掛ける。彼女はファンの事について舞菜にアドバイスし、その言葉に、舞菜は不思議そうな顔をする。

人気投票について、考えの方向が違えど、それぞれ複雑な思いを秘めていたメンバー達を、控室に入ってきた空音は、桃太郎像の鞘が折られたような顔をしていると表現し、人気投票よりも前に行われるイベント、秋の大運動会が有るのだと、要項と思われる紙束を配り始める。

今年は狭いスタジオではなく、小学校の体育館を使って行われる運動会。会場の変更は、昨年はれおが両足を折ったという事件があったためだろうと、空音が茶化し、れおも笑ってごまかす和やかな空気が流れる中、やはり運動音痴な舞菜が大きなため息をつく。舞菜は運動が得意な代表として、空音がうらやましいと発言し、その言葉をテニス部だからしょうがないと、空音以外の全員が言ったものだから、テニス部所属の運動が得意な空音は、一方的にいじられるこの場からの脱却のため、テニス部の誇張されたイメージに対してツッコミを入れるのだった。

運動会イベント当日。審判と司会を兼任しているのか、ジャージの上下を着こんだれおが、メンバーの割り振りを発表する。空音、文、ゆめ莉が紅組。眞妃、優佳、舞菜が白組に別れ、れおにはまた足を折らない様にと、ファンから声がかかる。くまさはれおが両足にギブスをして、松葉づえで起用に両足を浮かせているブロマイド写真を見つめ、今年は審判なのかと、少々残念な顔をするのだった。

メンバーが準備体操をするのを見ながら、体育館の脇に座ってそれを眺めていたえりぴよとくまさ。いつも一緒にイベントに参加している基は、風の為来られなかったのは残念だと口先だけで残念がるえりぴよに、くまさも、体調管理ができないのはオタクとしてまだまだだと、二人して推しの運動会を生で見られる優越感に浸るのだった。

チーム対抗リレーが始まり、紅組の文と、白組の優佳がスタートを切る。自分が頑張る姿を見せて、他のメンバーのファンに推し変してもらおうと、最初から全力で走る文。しかし途中で躓いて転んでしまい、優佳に手を差し伸べられるが、これも優しさアピールだと深読みしてしまい、その手には乗らないと、優佳を置いて走って行ってしまう。

第二走者は紅組ゆめ莉、白組舞菜の取り合わせだった。ゆめ莉にバトンを渡した文はその場でまた転び、優佳も遅れて舞菜にバトンを渡す。しかし第二走者は二人とも足が遅く、その姿にダンスは上手いゆめ莉の一面を見たとファンたちは囁き、くまさも散歩しているみたいだと例える。そんな、落胆とまでは行かないにせよ、盛り下がる場面に対し、えりぴよは舞菜を大声で応援し、その声を聴いた舞菜も、彼女なりに全力を出して答え、先にスタートしていたゆめ莉とコーナーで並んで見せる。追い越されると危惧したゆめ莉のファンたちも、彼女を応援し始め、ゆめ莉もファンのために頑張らねばと考える。

アンカーは、紅組が空音で、白組は眞妃だった。彼女たちが構えているのを見たゆめ莉は、今は組が異なる眞妃ではあるが、彼女に勝ってほしいという気持ちが生れてしまい、ゴール間際で足を緩める。そのことが分かった空音と眞妃は訝しむが、それぞれバトンを受け取って、空音はすぐに全力でゴールに向かい、眞妃は舞菜によく頑張ったと一言言ってから走り始めた。結果は空音の圧勝で、リレーの後に眞妃は、何かと自分の事を気にするゆめ莉に、人気投票も含めて、全力で勝負しようと持ち掛け、最終的には、投票で上位だった方のいう事を何でも聞くと言う条件を提案する。ゆめ莉も笑顔でこれに応じ、二人は手を取り合ってお互いに頑張ろうと、約束するのだった。

文がゴールした時のままの体制だったため、れおが声を掛けたが、ギブアップと言われてしまう。欠員を埋めるためにれおが審判から参加すると言う形になり、ファンから足を折るなよと揶揄されるが、れおはもし折れたらごめんねと、いつものポーズを可愛くきめたため、ファンたちはむしろ折ってくれと盛り上がり、りぴよは方向性が間違っていると、ひそかにツッコミをいれていた。

玉入れは籠を支えていた吉川と室田に玉が当たり始め、ちゃむのメンバー達は総出で彼らに玉を投げつ、追い回すと言うハプニングになる。

次のパン杭競争では眞妃色気が体操着でも発揮され、借り物競争では、ゆめ莉がベートーベンの肖像画、れおが猫と、出題されたものを持って走る中、こけしを引き当てた舞菜に、えりぴよがここぞとばかりに猫顔のこけしを取り出し、トップオタの本領を発揮して見せたのだった。

つな引きでは、総合体重が重い方が有利という優佳の空気を読まない発言により、全員がつなから手を放し、最後まで空気を読めずに引っ張っていた優佳一人が尻餅をつくと言う結果に終わる。

大玉転がしでもハプニングが起きる。つな引きの時も、床に突っ伏していた文が、この段階になってようやく起きてきた。しかしそんな彼女を大玉が押しつぶしてレースが進んだため、結果発表で紅組の勝利が決定し、れおも無傷だったために、会場もメンバーも満足な様子を見せ、メンバーの集合写真を撮っていたのだが、文だけが欠席した子の様に、後付けの丸い円の中に映る事になってしまったのだった。

イベント後のチェキ会では、れおはくまさに、以前交わした人気投票でれおを1位にする約束の話を振る。自分を信じてと言ったくまさの事を、まだ信じても良いかと問い、引き締まった表情と共にチェキを指しだすれおに対し、くまさはやっと約束が果たせると、感慨深げにチェキを両手で受け取るのだった。

相変わらずチェキ会では離れて写真を撮るえりぴよと舞菜。いつもピンクのジャージを着ているえりぴよと、奇遇にもペアルックみたいだと言われた舞菜は素直に恥ずかしいと言いつつ、握手を交わす。話は人気投票の事になり、えりぴよはいつも通り舞菜を応援すると宣言するが、今回は言葉を受け取る側の舞菜にも、内面でいつもとは違う変化があった。事前にれおから、ファンを信じて見てとアドバイスを受けていた舞菜は、自分も1位を目指さなくてはいけないと、両手と頭に、大量に購入したCDを携えたえりぴよの後ろ姿を、見つめるのだった。

運動会が終わり、ねぎらいのコメントと共に写真をアップするちゃむのメンバー達。眞妃はセクシーさを意識した薄着の自撮り写真を、ゆめ莉はパン杭競争のパンと思われる、かじりかけのあんパンを手にカメラ目線で1枚、さらに運動会に殆ど参加していなかった文も、れおのコスプレとコメントして、右足にギブスをして、松葉杖をついた姿を投降していた。その、人気投票を意識した投降を、自室で一通り確認したえりぴよは、舞菜がいつも通り自分の写真を投降せず、地味に佃煮が50円だったと写真付きで報告している事に、少しがっかりしたような声音になるのだった。

しかし、そのすぐ後に、空音と二人で写った運動会の写真を投降し、人気投票はちょっとつらいけど、わたしも精一杯頑張ります!というコメントを見て、えりぴよは涙ぐみ、名前を変えて、舞菜のブログに80件くらいコメントを投降しようと、その喜びを表現するのだった。

ある日のファミレス。れおの生誕祭に向けて、メッセージカードを書いていたくまさとえりぴよ。しかしえりぴよは、メッセージカードを作るにもコメントははもちろん、カードに張るシールがおにぎりやチョウチンアンコウをチョイスするなど、壊滅的なセンスなのだった。そのことに、作業を依頼していたくまさも文句を言い始めるが、えりぴよは経験が無いのだと、ちゃむの生誕祭が今年度から解禁になった事を理由に、言い訳をする。

ケーキにフラワースタンドサイリウム等の発注を行っているくまさは、今年が最後になるかもしれないと、毎年最高の生誕祭を求め、ハードルを上げていくことを肯定していた。

風邪が治った基も、メッセージカード作りに参加していた。彼が来たため、えりぴよはソファー席の奥に移動し、基はその隣に腰かける。

基からの、何故れお推しのメンバーに声を掛けないのかと言う疑問に対し、仲良くなってくれないと返すくまさ。特にくまさとえりぴよが、浮いてしまったと自覚したのが、昨年のハロウィンライブでの仮装だったのだと語られ、今年は一緒に仮装しないで参加しようと持ち掛けられた基は、この悪目立ちする二人といると、他のファンとの交流ができなくなるから、潮時かもしれないと、内心では思っているのだった。

えりぴよは、くまさからの依頼を受けつつも、人気投票に向けてCDを買うための資金を集めなければと考えていた。パン工場のバイトでは、気合が入り過ぎてベルトコンベアの速さ以上に手が素早く動いてしまい、21時から6時の時間を過ごした。

次にコンビニのバイトに入り、ここでもパンを裏返すことが頭から離れない状態で、8時から18時の時間を過ごす。

さらに工事現場の誘導員のバイトに入り、パンを裏返るような手の動きを続けて20時から5時までの時間を過ごしていた。

バイトの帰りに、疲労困憊で街中の川にさかさまに落ちたえりぴよは、その後のれおのメッセージカード作りでも、藤色、黄土色、あずき色などの微妙な色を選んで、カードとして切り抜き、特に黄土色をうんこっぽく作り上げている点で、疲労はピークなのだろうと察せられた。さすがにくまさもバイトを休むように声を掛けるが、えりぴよは舞菜が最下位になる方が辛いと、親指を立てて制止を振り切ったのだった。

その後、パン工場からCD30枚分、コンビニから26枚分、工事現場からは24枚分の給料を受け取り、明日はれおの生誕祭だと、畑の横を歩いていたえりぴよ。だが、彼女の後方から、鋭い目を光らせた何かが突進してきたのだった。

翌日、ファンから生誕委員長としてねぎらいの言葉をかけられていたくまさ。そこへ右足にはギブスを、そのほかの手足や頭には包帯を巻て、松葉杖をついたえりぴよが到着し、イノシシに突進されたと、獣害について深刻に考える表情を作る。

それなら休めと言うくまさに対し、えりぴよは会社員の方が金銭的余裕があると、自分の持つ悩みを切り出すが、くまさは休みが取れないから会社を辞めたという過去を話し、それを聞いたえりぴよも、くまさの生き方をクズとしながらも、自分も就職しないと気軽に言ってのけた。そんな二人の会話を聞いていた基は、クズが二人いるとげんなりするのだった。

れおのカラーのピンクのサイリウムを配るため、入り口に控えていたくまさ。一緒に配られた注意書きには、「本日、れおの生誕です。MCの後のれおのソロ曲で光らせてくださいますようおねがいいたします。それまでは隠して持っておいていただけますと幸いです。」と書かれている。これを配り終えて、最後にスタジオに入ったくまさに、整理番号の早かったえりぴよが、最前列を取っておいたと申し出る。他のファンたちも、くまさが最前列にいるべきだと、えりぴよが席取りに置いた松葉杖の片方を目印に、くまさを促す。

くまさはいつも以上に気合の入った掛け声を出して、ライブの時間を過ごす。

れおの生誕祭に入ると、くまの飾りが載ったケーキを見たれおは思わず涙し、花束を受け取ってファンにも感謝の気持ちを伝える。その時に、れおに視線を向けられたくまさは静かに笑顔を作って見せ、その後のファンからのプレゼント贈呈の時には、抱えるほど大きなくまのぬいぐるみを彼女に渡し、れおはこれを嬉しそうにだきしめ、お返しにと特別な衣装で映ったチェキを、くまさにプレゼントする。

最後はメンバー全員でフラワースタンドの前で記念撮影をしてイベントは終了し、良い生誕祭だったと、れお推しではないえりぴよも感動に浸っていた。しかし、人気投票の事もあり、気を引き締めて舞菜のCD、1枚1000円を80枚購入するのだった。

人気投票の中間発表があり、これを見た文は驚きの声を上げる。1位れお、2位空音、3位に舞菜が入り、4位に眞妃、5位優佳6位ゆめ莉、7位文という、舞菜の結果以外はいつも通りの並び順だったが、1位を狙っていた自分が最下位という状況に、文はとりなそうとしたゆめ莉を巻き込んで騒ぎ始める。この中間発表に、れおは信じて良かったでしょと、舞菜に声を掛け、舞菜も嬉しそうにえりぴよに感謝するのだった。

ライブ会場でも中間発表で盛り上がっていたえりぴよとくまさ。しかし猪に蹴り飛ばされたケガの治療費がかかってしまい、この後は舞菜の得票数を伸ばすことができないとうなだれるえりぴよなのだった。

そしてハロウィンという事もあり、ライブ会場は仮装をしたファンでごった返していたが、普段着で着ていたえりぴよとくまさ、基は浮いてしまっていた。真相として、昨年のハロウィンパーティでは、えりぴよとくまさだけが仮装してきたために浮いてしまい、トップオタである二人が、揃って仮装している姿を見たファンたちは、推しだけでなく自分たちも仮装すべきだった考え、今年は仮装してきていたのだった。この逆転現象に見事にハマった基は、この悪目立ちするえりぴよとくまさの二人と、仲が良いと思われたと後悔するのだった。

 

ここから感想

3話に続き、基の姑息な面が強調されたため、さらにイメージが悪くなった。基はどこまで行くつもりなんだろうか。

今回はくまさとれおの約束を間借りした形で、えりぴよと舞菜の信頼関係が築けたエピソードだったね。やっぱり数字を出すって大事。っていっても、この後が続かないとこぼしていたえりぴよの発言通り、バイトに行けない身体になってしまったからには、今後の舞菜の得票は別のファンが担わないといけないわけで…今のところファンとしては玲奈が居るが、彼女に金銭的な事は頼めないだろうし、どうするのだえりぴよ。

この作品は、人の想いや関係がきれいすぎるところは有るものの、アイドル側もファンの側も、関係や何を思っているのかを描いてくれるので、アイドルものでも結構見易い。しかも結構季節が過ぎるのが早く、さらに岡山ネタもさりげなく混ぜてくるので、このバランスを保ちながら最後まで行ってくれればなと思っているのだけど、この後の展開って何があるだろうね。

 

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