はちよりうえ

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推しが武道館いってくれたら死ぬ 第3話「わたしのこと好きですか?」感想

 前泊しているのにカレンダーを見間違えるのはかなりの痛手だね。つか、えりぴよとくまさ、ネカフェに入る前までは一緒に行動していたのだろうか。

 

今週の内容

ある講演会の日、MCの中でファンの何の部活に入っていたかという質問に答えるちゃむのメンバー。空音はそれにテニス部だと答え、それを聞いていた空音推しの基はショックを受け、スタバでテニス部はチャラいと憤っていた。同じテーブルを囲んでいたくまさは、私生活には介入できないから仕方ないとたしなめていたが、その横でえりぴよは、生まれ変わって舞菜と同級生になる妄想を膨らませ、舞菜のダンスの出来栄えから、花形と呼ばれるようなスポーツの部活に入っているわけが無いからと、彼女は帰宅部であることをドヤ顔で語る。しかし自分の推しを見ているばかりで、舞菜のダンスまで見ていなかったというくまさと基に、彼女の妙に勝ち誇った内容の話は信ぴょう性を得ないまま流されてしまう。

生まれ変わったらと言う仮定の話が飛び交うので、基は自分が推すメンバーと恋をしたり結婚したりという夢を持たないのかと、疑問を口にする。しかしえりぴよもくまさも、基の様な考え方をガチ恋勢とカテゴライズし、相いれないと視線を逸らすのだった。

動物園でのイベントに参加しようと、連れ立って到着したくまさと基、そしてえりぴよ。しかしガールズフェスタと言う大舞台にメンバーの一部が出場したにもかかわらず、数人のファンしか集まっていない整理券配布会場に、人気が思ったより上昇していない現状を痛感するくまさと基。そして、くじ引きの形で整理券が配布され、くまさは13番、基は1番、えりぴよは289番と番号が決定する。

番号があまりに大きい数字だったことに、最初は吐きそうだとこぼしながらも、人の少なさを見て、30番くらいだろうと立ち直って見せるえりぴよ。しかしその出で立ちは、いつものハーフパンツにジャージのTシャツ、その上に灰色がかった紫色の布を巻き、竹馬にのって鼻の下にちょび髭を付けると言う、性別と年齢とTPOを完全無視したものになっていた。たまりかねて基とくまさがそのことを突っ込むと、今月の岡山のタウン情報誌「メロー」に乗っていた記事で、舞菜の好きなタイプを上げていたからだと明かす。基は、舞菜の語った理想の男性像を聞いて、オタクの中にはいそうにないタイプを選ぶところはすごいと褒めるが、その言葉にくまさは、自分の推しであるれおであれば、誰かを連想する様な事は言わないため、トラブル回避能力は高い。つまり舞菜よりも出来るアイドルなのだと主張する。そんなくまさの意見に、舞菜のいう事は全部正解だと暴論を展開しつつ、竹馬で逃げ去っていくえりぴよ。くまさはそんなえりぴよの姿を見て、舞菜のモンスターペアレントかとつぶやくのだった。

イベントが始まり、舞菜に握手をしに訪れたえりぴよは、メローの記事を元にイメチェンしたと語り、そのことを忘れていた舞菜は、最初こそえりぴよに自分が告白してしまっていたかと慌てるが、記事の内容を思い出して冷静になる。

握手を交わしながらも会話を続け、舞菜好みになろうとするえりぴよを、そのままで良いと言う意味で止めた舞菜の言葉が、えりぴよには頑張っても無駄だと捉えられたり。短冊にメジャーデビューをお願いしたと話したえりぴよの言葉に、書いたのなら何故自分にくれないのだと舞菜は疑問に思ったりする等、すれ違いが多発していた。最後にはお金をかけられるとファンとしての応援を全力ですると言うえりぴよに、舞菜は自分の気持ちを伝えられず、特典会でえりぴよの買った時間は終了となってしまう。

待っていたくまさと基に、微妙だったことを親指と中指で丸を作って見せることで表現するえりぴよ。舞菜の理想の男性像に近づけるためにしていた、竹馬とちょび髭をやめ、どうしたら自分に笑顔を向けてくれるかと考えていたえりぴよは、対人は好きか嫌いかで判断される怖さがあると嘆き、その絶望をくまさと基にも分け与えて三人で苦しむのだった。

後日、対人関係の話で、推しに嫌われている可能性も無くはない事を発現してしまったお詫びとして、えりぴよはくまさに、今週末のちゃむの営業に参加するための計画を提案する。へきちのショッピングモールで行われるその営業先でも、最前列で応援したいくまさとえりぴよは、前日入りしてネットカフェで夜を明かすことにし、これを実践する。

ネットカフェでの就寝中、スマホにメッセージが届いた振動で目を覚ましたえりぴよは、今日のちゃむのライブが大都会岡山市である事を指摘され、へきちでのライブは来週末であったことに気付く。

定刻通りの電車に涙しながら、何とか岡山駅にたどり着き、路面電車よりも早いからと走るえりぴよに対し、肥満体系のくまさは今にも吐きそうな息遣いで遅れ始め、足がついて行かずに転んでしまう。このことを気に、えりぴよに特典会には間に合うと提案するくまさだったが、彼女の方はライブも見るのだとあっさりくまさを置いて会場へ走り去っていくのだった。そんなえりぴよの判断も、分かってはいたものの悔しいと、くまさは転んだ体制のままがっくりとうなだれた。

ライブのステージに立った舞菜は、いつもは最前列にいるえりぴよが一番後ろでペンライトを振っていることに気付き、さらにびしょびしょになっている事に疑問を抱く。そして舞菜と同じ疑問を、えりぴよの隣でライブを見ていた女の子もまた感じていたのだった。

特典会に入り、自分の脈を図ると言う手段で話題を作るえりぴよに、舞菜も微笑ましく思っていた。

えりぴよが去っていくと、相変わらず舞菜の列は空いてしまう。二つ隣の優佳が、手を上げつつ大声でアピールしたため、そちらに目を向けると、優佳の元にはいつも来ているファンのふみくんが訪れ、自分が居るでしょと自己主張して見せる。そんな彼に向かって、いつもいるから空気みたいなものだと言い放つ優佳に、ああ言った事が出来るキャラはうらやましいとこぼした文に、舞菜もああなりたいと無いものねだりをしてみる。しかし想像してみるとぎこちなく、また悲しいものがあったため、眉を下げる舞菜。そこへ、えりぴよ以外のファンで、しかも女の子が舞菜との握手券をもって列に並んだのだった。舞菜は喜んで握手し、自分から話を振っていくのだった。

基は、くまさとえりぴよがイベントカレンダーを一週見間違えていた話を聞いていた。そこへ先ほど舞奈の列に並んでいた少女が合流し、基をお兄ちゃんと呼ぶ。現実の妹かと確認しつつ、くまさは挨拶し、えりぴよは挨拶ついでに基の推しの空音に似ているとツッコむ。妹に似たアイドルを追っかけている兄に、冷たい視線を送る玲奈に、基は手を大きく振って言い訳し、えりぴよ達にも空音が好きになった理由は妹に似ているからでは無いと否定する。そんな基の必死の訴えを、分かってますよと棒読みで流したえりぴよは、玲奈に誰推しかと尋ねる。ガールズフェスタでの舞菜が笑っているところを思い出した玲奈は、舞菜だと答え、新たなファンが出来たことにテンションが上がり、くまさの肩を掌で叩いて騒ぐえりぴよに、今度はくまさが良かったですねと棒読みで対応する。

舞菜推し仲間という事で、えりぴよは玲奈に、明日のライブも一緒に舞菜の列に並ぼうと約束するのだった。しかし当日になり、いつもの癖で舞菜のCDを全て買い占めてしまったえりぴよは、申し訳ないと罪悪感に駆られる。そこへ玲奈が声を掛けたため、彼女と目を合わせられないえりぴよだったが、玲奈は表情を変えずにCDを一枚欲しいとえりぴよに申し出たため、一枚だけで良いのかと驚くのだった。

舞菜の列に並びながら、玲奈に舞菜と話した事について聞いたえりぴよは、笑顔で応援してくれてうれしいと舞菜が言っていた事に、自分の時とは違うと、少し表情が抜けてしまう。そんな二人の様子を、特典会のスタッフで入口から見ていた舞菜は、仲が良さそだがどういうことだと、気をもんでいた。

舞菜の握手が始まり、入場する舞菜。玲奈を自分より前に並ばせたえりぴよは、緊張するという彼女に、舞菜と話す時のアドバイスをするが、自分の時とは違って舞菜の方から玲奈に話しかけていたため、玲奈自身は受け身の体制で問題なく進んでいく。

えりぴよと仲良くなったのかと玲奈に尋ねた舞菜は、玲奈にとってのえりぴよは、兄の知り合いだという回答に顔をほころばせて喜ぶ。しかしえりぴよには、玲奈との会話で喜んでいるように見えてしまい、自分以外に舞菜のファンが居なかったえりぴよは、初めて他のファンに対する嫉妬を感じるのだった。

舞菜ははしゃぐ自分を見られた恥ずかしさから沈み、えりぴよは引換券一枚分の、5秒の間に舞菜から話しかけられ、笑顔で送ってくれた玲奈に嫉妬しながら前に進み出て、引換券一枚をタイムキーパーの吉川に渡す。

いつも引換券付きのCDを買い占め、全ての引換券で舞菜の特典会の時間を買っていたえりぴよが、券を一枚しか使わないと言う異常さに、舞菜だけでなく吉川も声を上げて驚くのだった。

どうして一枚だけなのかと悲しそうな顔をする舞菜の表情を見て、やはり欲望に忠実に引換券全てを提出したえりぴよ。握手を交わし、舞菜の人気が出ることと、自分が独り占めしたいと言う気持ちがせめぎ合っていたため、浮かない表情のえりぴよに、舞菜は自分の事が好きかと尋ねてみる。もちろんえりぴよからは好きだと言う答えが返ってくるが、それはファンとして好きだという事であって、舞菜の求めている答えでは無いのだった。

いつもと違う舞菜の様子に、後ろ髪をひかれながら会場を後にしたえりぴよは、玲奈に舞菜の事についてこれからも語り合おうと握手し、玲奈もそれには賛成する。しかし受験生なのであまりライブには来れないと言う彼女に、兄を含めたフリーター達はいたたまれない空気を感じるのだった。

帰りの電車の中、走って入る事で息を切らせていた舞菜は、同じ車両にえりぴよがいる事に気付くのが遅れた。舞菜に気付いたえりぴよは、プライベートの舞菜に目を輝かせ、衣装とは違って白を基調にした私服姿に見とれ、電車の中に天使が居ると錯覚する。

はたと現実に戻り、隣の車両に移って次の駅で降りるからと気を遣うえりぴよに、舞菜はいつも握手しに来てくれてありがとうと、何とか言葉に出し、恥ずかしさからえりぴよとは反対の方向に顔を向け、吊革に摑まっている腕で顔を隠してしまう。そんな舞菜に、えりぴよは舞菜らしさを感じ、また握手をしに行くと心内で約束して離れていく。電車を降りた後も舞菜への愛があふれて、思わず住宅街に流れる小川に沿って走り出すえりぴよは、笑顔になっているのだった。

 

ここから感想

何故空音推しになったのか、その謎は解明されないまま玲奈が登場。受験生とは言っていたが、無表情度合いから中学生なのかなと思っていたのだが、wikiには高校生という表記が…。なら空音と同じ学年で、顔だちも似ていて…ってこれはもう基は兄としても大人としてもだめな奴だ。一気に印象が悪くなった。

そして本件になるえりぴよと舞菜も、短冊の件はすれ違いのまま進み、玲奈の登場でより状況がややこしくなると言う王道の展開になってきた。これはこれで見ていられるのに、「ちはやふる3」の展開は心臓に悪いのは、慮思いだと分かっているか否かと言うところなのか、それとも本作の方が非日常だからか。いずれにしても成人組がこぞってフリーターなので、時々見ていて痛い部分も込みの作品だと分かってきた。

 

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