はちよりうえ

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推しが武道館いってくれたら死ぬ 第10話「推しは友達じゃないから」感想

 喉が切れたことないから分からんが、声が出なくなると絡みづらいっていう基の感覚は分かかるな。

 

今週の内容

文のバイト先のメイドカフェで、舞菜の生誕を祝うえりぴよとくまさ。しかし舞菜の存在と彼女の両親に感謝を述べた後は、急に空しさが押し寄せたのかテンションが下がるえりぴよに、くまさは付き合ってあげているのだから、対応に困るようなことを言わないでくれと、指で銃を打つ鎌様にするえりぴよに文句を言っていた。

この会の趣旨は、舞菜の生誕と、アイドルとして現れてくれてたことへの感謝を伝えることにあるのだとえりぴよが語っていた時、当の本人である舞菜が店員として注文を取りに来たため、くまさとえりぴよは大声をだし驚いてしまった。

ひとまずスタッフスペースに引っ込んだ舞菜。そして舞菜に浮気現場を見られたようなものだと落ち込むえりぴよ。これを見た文は、舞菜にえりぴよは自分に会いに来ているわけではない、推し変をしようとか考えていない、今日初めての来店だとか、二人の仲を取り持つように言い訳を並べるが、舞菜は全くその事には気づいておらず、ちゃむの活動が休みの時で、さらに自分の誕生日を祝ってもらえているという事に、大層喜んでおり、それに気づいた文は、なら早くえりぴよのところに行けと、バイトの後輩を指導するのだった。

舞菜が再び注文を聞きにいくと、えりぴよは手で顔を覆ったまま、自分のお付き合いのやり方に反することはできないと泣きじゃくり、くまさがそういうお店だとたしなめてもらちが明かなかった。結局、見かねた文が舞菜とチェキを取り、それをえりぴよに渡すことでその場を収拾させる。

その後舞菜は、手の空いている時に、文がえりぴよに対して友人の様に接しているのを羨ましがり、そう言われた文は、この時にえりぴよがしょっちゅうこの店に来ていることを漏らしてしまい、慌てて来店した客への対応を始めてはぐらかすのだった。

店を出たえりぴよは、せっかく舞菜と触れ合えるチャンスだったのに、緊張で無駄にしてしまったと落ち込んでいた。さらにくしゃみをした彼女の動きを見て、すぐにその射程方向から逃れたくまさは、風邪なのかと警戒する。結局、舞菜からもらった風邪では無いことをくまさに指摘されたえりぴよは、くまさに向かってせきを何度も行い始める。

数日後、完全に風邪を引いたえりぴよは、自室で母・咲子に看病されていた。

三日後の1月25日に、ショッピングモール岡山で行うスペシャルライブの告知を見たえりぴよは、運営の仕事の遅さに声を荒らげるが、すぐに咳込んでしまう。咲子にライブの参加を認められなかったえりぴよは、寂しさから友人たちに連絡を取ろうとするが、就職している事から諦める。そして最近撮った舞菜のチェキを眺め、推しは友達じゃないと言いながらも、彼女の存在で心が落ち着くと、大人しくしていたのだった。

さらに数日が立ち、スペシャルライブ当日になった。観客席はロープで区切られ、その中に納まったファンたちはれおの呼びかけに元気よく返事をしていた。

眞妃と優佳が風邪で休みという異例の事態に、フォーメーションを変えたメンバー。空音とゆめ莉が前に出たのを見て、れおは元前列だった空音が隣で安心すると笑い、不安がっていたゆめ莉には、前列に並べた事に喜びの声を上げるファンがいた。

風邪をひいた眞妃を見舞っていたゆめ莉は、眞妃から不安ならゆめ莉も風邪をひけばよいと提案され、色っぽい眞妃の唇に、思わずそれも良いなと言う思いと、恥ずかしさからくる緊張から、目を閉じてしまう。これには眞妃は笑って、お互いの額をくっつけて、ゆめ莉なら大丈夫だと応援を送るのだった。

場面はステージに戻り、「ほっと♡サマーホリデー」の振り付けの最中にゆめ莉と交代で文が前列に立つと、小菅と藤川は嬉しさのあまり号泣する。

文は、ラインで送られてきた優佳からのメッセージを、呆れて読み上げ、自分が前列に立つからしっかり休むように返信を送る。すると文が代理なら超安心と優佳からの返事がすぐに帰ってきていた。代理と言う言葉をみた文は、今度は実力で前列に出てやると、その意気込みをステージで発揮させるのだった。

空音に変わって舞菜が前列に出ると、くまさは思わず目を見張るが、そのことに関してそれ以上声が上がることはなく、ステージ上の舞菜も、えりぴよがいないことに気付き、握手会でくまさからえりぴよが風邪でいないことを知らされるのだった。

舞菜に、今度はえりぴよに見てもらえるよう、前列になれるよう頑張ってと声を掛けたくまさは、ライブの後にモールの中でえりぴよに報告を入れる。すると舞菜の様子はどうだったのかと聞いてきたえりぴよの声を聞いて、舞菜が前列で踊った事を言わずにいようと決め、汗をかきながらも、言い訳と話題の切り返しで乗り切ろうとする。

くまさの電話の内容の一部が大声だったためか、くまさが電話をかけていたスペースの後ろのエスカレーターを使っていたためか、舞菜が前列になれる話かが無いと言う言葉を聞いてしまった舞菜とゆめ莉、文の三人。ゆめ莉と文は気にしない様にと舞菜に気を遣うが、くまさが気を使って話している相手が、えりぴよなのだろうと気が付いた舞菜は、友人になれることがうらやましいと感じるのだった。

また別の日、れおが出演するドラマが発表され、くまさの携帯でこれを見たえりぴよは、ローカル局の単発ゲストかと少し安心したような表情を見せる。しかしくまさは、このドラマを見て、演技が上手いれおが、今後落ち込んだ時に自分が気付けるかと心配する。しかしその心配ごとの話は、えりぴよが基に財布をすられた時の話を振ったため、それ以上重い話にはならなかったのだった。

先ほどから手持ちのホワイトボードで会話をしているえりぴよに、絡みづらいと困惑顔の基に、改めて風邪で喉をつぶした事を伝えたえりぴよ。

今日はバレンタインイベントの為、チョコを貰ってチェキも撮れるという事で、基は青のタキシードを着込んできていた。さらに空音が2月13日生まれという事もあり、メッセージカードを作る形で、生誕祭に参加できたことを喜んでいた。彼の次の野望は、生誕委員を頼まれることだと聞いたえりぴよも、素直に頑張ってとボードで応援する。

玲奈が到着し、「れなちゃん おひさ!」とボードを見せるえりぴよに、彼女は不思議そうにするが、中ではバレンタインという熱気を帯びた空気に、不安になりえりぴよに助言を求めるのだった。しかし「おそらく舞菜は緊張しているから、なごやかな雰囲気を出しつつ近づいて、今日もかわいいところを言ってあげたりすると隣に来てくれると思うのでそのかわいさに気付いてしまう前にしてほしいポーズを指定すれば大人しくも花ないながらに愛おしい指を伸ばしてくれると思われるので、そこで手を差し出せばチョコを渡してくれるだろうからがんばって!」という長文が書かれたボードを見た瞬間、玲奈はやっぱりいいですと断るのだった。

控え室では、お渡し用のチョコを見たメンバー達以外にも可愛いものだと口々に感想を述べていた。文が冗談で三崎にチョコの余りを貰いたいと言うと、三崎は発注ミスで大量にあるチョコを見せ、絶対に余ると困った様子になった。

ひとまず、れおがチョコ以外のものをあげてはいけないという注意を述べて、連絡先を入れようかと考えていた舞菜の、えりぴよと友達になる作戦は潰えてしまう。しかしアイドルとしての自分を応援してくれるえりぴよを思い出し、さらにアイドルとして男の子の友達もいないのだと言った空音を見た舞菜は、自分の考えを改めるのだった。

ライブの後にチョコのお渡し会はスリーショットで行うことが発表され、チョコが余りそうという事情を話したちゃむのメンバー。ライブ後の物販では、手書きで作られたチラシが掲げられ、「スリーショットチェキ 1,000円 本日限定‼限数なし‼ 推しからチョコを手渡し」と書かれた文面をみた基は、単純にお得だとわくわくした様子でくまさに話しかけるが、推しに二推しがバレると言う危険性をはらんでいることを聞かされ、途端に焦り始めてしまう。

くまさがれおの他に空音を指名すると、基は推し被りを拒否したい衝動が有るのだとくまさに抗議するが、くまさはあっけらかんと、友人の推しだからこれはセーフだと、アイドルオタクの経験の差を見せつけるのだった。それなら自分も空音とれおとチェキを取ろうとするが、舞菜推しの玲奈の視線に負け、空音と舞菜のチェキ券を買うことになるのだった。

物販に並んでいたえりぴよに、玲奈と基が舞菜が前列に立った話を持ち掛けたため、そのことを隠していたくまさは慌てふためき、貝柱のキーホルダーで無理やり会話に入り込む荒業でもって、その場を乗り切ってみせる。そんななか、えりぴよに順番が回ったため、スリーショットの相手を、「舞菜と舞菜」「右に舞菜 左に舞菜」「舞菜意外に誰かを選べるとでも…?と断固として舞菜でと要望するえりぴよに、三崎は少し困った後、比較的すいている文と一緒にすることでチェキ券を発行し、えりぴよはその対応に「ガーン」とすこしショックを受けていた。

チェキが始まり、れおは誰と組んでも笑顔を絶やさないのを見た基は、自分にだけが推しの特別になりたいと考えるガチ恋勢として、少々違和感の様なものを覚え、くまさにも話していたが、誰にでも平等というのが最高なのだと返されていた。

自分の番になりチョコを受け取ったくまさは、れおにドラマの出演を祝い、今まで数々の夢を叶えてくれたと、改めてれおに感謝を告げる。そんなくまさに、れおは次の夢を聞き、それが武道館だと答えを聞くと一緒に行こうと約束するのだった。このやり取りを見た基は、れおの表情が初めて見るものだったと感動しつつくまさに話しかけ、くまさも嬉しそうにしていた。

基の番になり、スリーショットなんて初めてだと緊張する基に、空音は彼の手を取って、自分もこれから初めてのことを多くやっていくことになる事を話し、一緒に頑張ろうと勇気づけて見せる。そんな、空音のアイドルらしい振舞いを、舞菜はすごいと思いつつ、自分もえりぴよともっと話をしようと、決心するきっかけにするのだった。。

ふみくんは優香とゆめ莉、松尾は眞妃とれお、藤川は文と空音とチェキを撮り、一向に舞菜の出番がない事に、えりぴよは二番目の推しとしても人気が無いのかと、ファンたちの目の付け所が悪いと憤りのオーラを発し始めていた。しかし実際には下谷、中山、田村の三人がこっそり思う通り、えりぴよに舞菜を二推ししている事がバレない様にと、ファンたちも気を張っていたのだった。

玲奈が初めてのチェキに緊張している事を、声を掛けられて知ったえりぴよは元気付けようとボードを探すが、どうしても手元に無いため、慌てふためいてしまう。そんなえりぴよの意図を測りかねた玲奈は、疑問に思いながらも、チェキをする間近くに居て欲しいとえりぴよにお願いしたため、えりぴよはボードを探しに行く時間を失ってしまうのだった。

ボードの無いままえりぴよの番になり、文に何故自分を指名したのかと問い詰められ、これに何の反応もできないまま、緊張した妙な空気が流れ始める。そんななかで舞菜はアイドルらしくしなくてはと、えりぴよにチョコを差し出し、これからも一緒に初めてのことを体験していこうと言う趣旨の話をする中で、前列で踊った事を話してしまう。これを聞いたえりぴよは、喉をつぶしているにもかかわらず、そのことを知らないと叫んでしまい、またのどが切れて喀血を起こしたため、運ばれる事態となってしまった。

それから、自室で喉の調子を確認したえりぴよは、今度こそ大丈夫だとちゃむの情報をスマホで確認し始める。すると、せとうちアイドルフェス運営のツイートに、せとうちアイドルフェスにちゃむが出場することが告知されており、未だにちゃむの運営がこの事を告知していないことに、えりぴよは顔を赤らめるほどの怒りでもって叫んだため、また喉が切れてしまうのだった。

 

ここから感想

ドルオタって結構距離感が難しいジョブなのね。しかも個人で考えが違うから、推しに対する思いとの葛藤の上に、推し被りやチームのファンとの人間関係まで上手く付き合うのは至難の業か…くまさがいかにそこら辺が上手いかを考えて、良オタとしてはかなりハイレベルなキャラなことが分かってしまったよ。

10話でバレンタインのエピソードを持ってきた本作。あとは来週に眞妃がドラマ出演する話が入って、後半からアイドルフェスかな。すると、最終話はフェスの後半とまとめになるのだろうか。なんせクリスマスライブに停電を起こしたアイドル作品だからな…最後までトラブルが尽きない事をちょっと期待してしまう。

 

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