はちよりうえ

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マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 第11話「約束は午後三時、記憶ミュージアムにて」

 今週の内容

マギウスの翼である月夜は、学校生活の中で筝曲部の部長をしていた。部室に飾られた写真には学生当時のみふゆが、当時の部活の仲間とトロフィーを持って映っていた。

部活を終えて校門を出た月夜は、いろはが出町をしていることに気付いて、思わず隠れてしまうのだった。

いろはは、さなからねむの話を聞き、妹のういと一緒にいるのかどうか、囚われているのか等は分からないが、彼女がマギウスの翼と何らかの関わりがある事を知る。マギウスの翼から聞き出すのが早いと考えたやちよ達は、まずはウワサのある場所を探してみようと話し合うが、いろはは白羽と名乗った天音月夜が、ウワサのあった中央区の電波塔の近くで見かけた時、水名女学園制服を着ていた事を思い出していたのだった。

1人で月夜の元を訪れたいろはは、彼女の腕をつかみ、話がしたいからと喫茶チャリネルに入る事にする。いろははクリームソーダを、月よは紅茶を頼み、いろはは妹のういを探していることを月夜に打ち明ける。

同じ頃、万々歳では、カウンターに突っ伏しているフェリシアに、仕事をしろと言った風に、洗った皿を振って怒っていた。さらにやちよと一緒に街を歩いていたさなは、ある店の小ウィンドウに可愛らしいコースターが飾られているのを見かけていた。

いろはは、目の前にいる月夜に、遭遇した時にいた月咲が姉か妹かを訪ね、月夜は妹だと答えつつ、立った二人の大事な存在なのだと言いかけ、それはいろはとういにも当てはまることに思い至る。そのように月夜の思考を誘導したかったいろはは、それだけ自分にとっては、灯花とねむに会う事が大事な要件であるのだと分った月夜に対し、今度は月夜自信の身元をやちよ達にばらすと脅しをかける。あらかじめ自分の机の引き出しに、やちよ宛の手紙を入れてから着ていたいろはは、自分が無事に帰らなければ、月夜の身元がやちよ達に知らされるようにしていた。

いろはにたたみ掛けられた月夜は、一度持ち帰って、みふゆの判断を仰ぐといろはの申し出を受け取る事にする。

その夜みかづき荘の一室では、さながやちよに揃えてもらったマグカップのお礼にコースターをプレゼントしようと提案していた。これを聞いたいろはと鶴乃、フェリシアは賛成し、あとは手持ちのお金がどれくらいあるかで、さなは不安を口にした。これには万々歳からのバイト代がある鶴乃は、フェリシアを巻き込んで大丈夫だと言ってのけたため、フェイリアはバイト代はもらえるのかと不安に思い始めるのだった。

翌日、やちよからのメッセージで「今日は撮影で 少し遅くなります」と届いているのを見たいろは、サプライズ大作戦用のメッセージを開き、鶴乃から「いくぜ!」とマッスルポーズを決めたマッチョなウサギの、セリフ付きスタンプを見て、少し笑うのだった。

店で待ち合わせたいろは達は、さなが見せたコースターを気に入り、プレゼントにしようと決める。買う物も決まったところで、ふとフェリシアが、さなの近くにバラが咲いているのを見つけ声を上げる。たちまち何もないところからバラが出現し始め、フェリシアがそのうちの一つをつつくと、棘の生えたつたを生やし出し、店のものをからめとっていく。

バラが魔女の手下だろうと気づき始めた頃、さなが持っていたコースターもこのバラに取られてしまったため、いろは達は魔女の作った結界へと変身して飛び込み、撮ってきたものをハサミで切っている手下から、フェリシアが先行してハンマーで打撃を加え、手下と共にてコースターを吹き飛ばし、これをさなが受け取る事で、プレゼントを守る事に成功した。

手下に攻撃を加えたことで、魔女が姿を現し、蝶の羽を背中に、イソギンチャクを頭部につけたナメクジの様な魔女に対し、鶴乃はサプライズの時間を確保するため、手早く片付けると宣言する。

宣言通り、手早く魔女を倒して、良い買い物ができたと満足そうにみかづき荘に帰るいろは達。やちよにプレゼントを渡す段取りは、リビングに残ったいろはが、やちよが帰宅した時に鶴乃達にメッセージを送るというシンプルなものになり、これをメッセージで改めて確認するいろは。

玄関のチャイムの音がしたため、いろははやちよが帰ってきたと考えたが、ドアの前に立っていたのはみふゆであった。

ひとまずみふゆをリビングに通したいろはは、沈黙に耐えられずお茶を淹れようと立ち上がるが、元住人としてお客様扱いは寂しいからと、みふゆは自ら湯を沸かし、いろはが触るなとやちよから言われていた戸棚から自分のカップを取り出して見せる。

いろはの分もと、みふゆはマグカップツリーからいろはのマグカップを取り、二人分のお茶を淹れる。これを飲みながら、やちよに何の用だと警戒するいろはに、いろは自信に用があり、単刀直入に言うとマギウスの翼に入らないかと勧誘を行うみふゆ。しかし、ねむやういがマギウスの翼に所属している等の決定的な情報は明かさないみふゆに、いろははマギウスの翼に入る気は無いと断ったため、みふゆは窓に近づき、ブラインドを開けて裏庭に待機していた鶴乃達にも聞こえるように、マギウスの翼が掲げる、魔法少女の解放とは何かを知るための講義に招待することを告げ、招待状の封筒を彼女たちに見せつける。

ちょうどその時、やちよが帰宅してリビングに入ってきたため、みふゆはやちよに向かってお帰りと言って話しかけ始めたのだった。

サプライズのために裏庭にいた鶴乃たち三人も、リビングに戻って見守る中、みふゆはやちよにまた仲間を作るのかと問いかけ、また同じことをするだろうとやちよを責める。感情的にみふゆに帰るよう怒鳴ったやちよに、みふゆはそれ以上は何も言わずにみかづき荘を出ていく。

空気が悪くなり、たまらず鶴乃がやちよに声を掛けるが、やちよは気遣いに応える余裕はなく、自室へと引き上げてしまう。主役が居なくなってしまったため、勝ってきたコースターのプレゼントはまた後日となり、さなは箱を握り直すのだった。

自室に入ったやちよは、三面鏡を広げてその前に座っていた。次第に自分の虚像が仲間を壊す存在の様に感じられたやちよは、自分は違うと言い聞かせていた。

いろはは布団の中でも何かを考え、さなは自室でサプライズ方法を改良した計画を考えていた。

翌朝、皆が買ったばかりのマグカップを使わないまま朝食を終え、いろはがマギウスの翼の講義の事を相談していると、やちよは行きたければいけば良いと、自分が表紙と裏表紙を飾ったファッション雑誌を閉じ、遅くなる事と一人で家を出ることを一方的に告げて出て行ってしまう。

やちよの様子がおかしい事は分りつつも、いろははマギウスの翼の開催する講義に行ってみようと言い出す。乗り気なフェリシアにつられて、鶴乃もみんなで行けば罠でもなんとかなると言い出して話はまとまり、フェリシアは講義が行われる記憶ミュージアムはが処にあるのかと尋ねる。

その場にいた全員が、記憶ミュージアムがどこにあるのか知らない事に気付いたいろはは、調整屋のみたまを訪ねていた。ちょうど居合わせたももこと共にいろはの話を聞いたみたまは、栄区で流れている噂だと内容を話てくれた。

今回のウワサは、廃墟になった博物館でベルを鳴らせば、あらゆる記憶を展示して研究し、解明された真実を見ることができると言うもので、見た記憶に自分も影響されてしまうというオチまでついていた。

ももこに栄区の廃墟の場所を教えてもらったいろはは、笑顔で帰っていく。見送った二人は表情を硬くし、みたまはももこに、レナとかえでに話すように勧め、かえではそれどころじゃないからと答えるももこに、レナにだけでもいうべきだと念を押すのだった。

講義がある当日。土砂降りの雨が降る中を出かけるためにレインコートを着込んで出かけるいろは達。やちよは見送りに出ることも無く、いろははリビングに向かっていってきますと大声で言ってから、家を出ていく。

廃墟になった博物館にたどり着くと、小さいキュゥべえがいろはに駆け寄ってその肩に乗っかってきた。ちょうどレインコートを脱ぎ終わっていたさなは、契約した時のキュゥべえよりも小さい個体を珍しそうに眺め、いろはは妹の記憶を取り戻したきっかけなのだと、肩に乗った小さいキュゥべえの顎を撫でて見せる。

レインコートを入口に置いて、博物館の中に入って行ったいろは達は、巨大な引き戸のタンスに行きついた。引き出しが足場になるように飛び出して見せたので、彼女たちは魔法少女特有のジャンプ力でこれを上っていき、タンスを上り切ると道のように棚が並んでいるのが見えたのだった。

土砂降りの中、レナはももこに呼ばれて橋を渡っていた。ももこが居たため雨の中呼び出された事への文句を言い始めたレナに、ももこは1年前に起こったやちよたちとの出来事を話すと、今にも泣きそうな顔で告げる。

棚を上り、道なりに走っていたいろは達は、その奥に壁も階段も白を基調とした空間に出くわし、その扉の中に入ると、床から筒状の容器が出し入れされ、この演出の後にマギウスの一人の里見灯花が姿を現し、いろはに初めましてと挨拶してきたのだった。

 

ここから感想

単純にいろはの単独行動から、マギウスの翼にお呼ばれしただけの話。その間にやちよが抱えていた問題が再燃した様で、みかづき荘の団結を図るサプライズが失敗したのと、ももこが一年前の事を語りだす等、やちよといろは達とももこの三面を来週は描いて行くのだろうか。

やちよの問題と言えば、みふゆに対して「あなたを探すのは、あなたがいなくなってしまった現実を、自分に言い聞かせるため」とかポエムを呼んでいた原因辺りなんだろうが、果たして探さずに諦める状況を作りあげ、今の立ち位置に落ち着く流れを描き切れるかがさっそく不安。おそらくももこがレナに話そうとしているのもこの事なんだろうけれど、これをいろはが知らないところで話題にあげるのは、視聴者に対してってだけで、主人公たちには大して必要ない事案だったりするのかな。

とにかく、サプライズはまたすれば良い事で、灯花も作品開始当初のいろはと同じ術がかかっていると思えば大したことじゃないし、やちよさんの話に重きを置いて見ればいいのかな。

 

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