はちよりうえ

見たアニメについて感想などをメモる。※ネタばれあり

マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 第8話「絶対に返信しちゃだめよ」

 いろはの神浜市立大附属学校の制服姿に違和感が無くて、転校したことを鶴乃と一緒に登校した辺りで気が付いた。つか、杏子はしばらく出てこないつもりなのかしら?

 

今週の内容

みかづき荘に引っ越しを済ませ、あてがわれた部屋で眠っているいろは。しかし机の上に置かれたスマホからラジオ番組が流れ始める。その音に雑音が入り始め、画面も砂嵐の様に乱れ始める。これと同時に少女の笑い声が聞こえ始めるが、いろはは気づかずに眠り続けるのだった。

朝になり、起床したいろはは自分の弁当を作ろうとキッチンに立っていた。そこへ訪れた鶴乃が万々歳の包みに入ったお弁当を掲げて見せ、自分への差し入れにいろはは笑顔になった。

鶴乃と連れ立って転校先の神浜市立大附属学校に向かい、転校初日の午前中が無難に流れていく。同じ学校では鶴乃の他に、ももこやレナがそれぞれに過ごし、みかづき荘ではやちよがキッチンに立ち、その屋根の上ではフェリシアが鳩に囲まれて昼寝を決め込んでいた。かえでは自宅の一室で過ごし、水名女学園でも席が一つ空いていたのだった。

昼休みにクラスメイトから昼食に誘われたいろはだが、送ったメッセージを気にして、その誘いを断っていた。かえでがメッセージを見てすらいないことに、不安を感じたいろはは、ちょうど来た差出人不明のお願いです。返信を下さい。というメッセージに顔をしかめる。

クラスからは孤立し、知り合いからは返事が返ってこない状況に、いろはは深くため息をついて、所在なさげに屋上に上がり、そこでレナと再会する。

メッセージに気付いていなかった様子のレナに、距離感を掴みづらそうに話をするいろは。かえでの呼び方をまねて、ちゃん付けでレナを呼ぶいろはに、レナは特にそれについて反応を示すことはなく、かえでに距離を置かれている事について弱音を吐き、学校では友人がいないからと、いろはの妹探しのカギになるウワサについて、自分はあまり力になれないことを素直に打ち明けてきた。

そんなレナから、水名女学園の透明人間のウワサと、ひとりぼっちの最果ての情報を得たいろは、学校を終えて万々歳へとお弁当を返しに尋ねる。

店の引き戸を開けると、中にいた人物からガンを飛ばされたため、思わず謝って戸を閉めてしまったいろは。しかし、改めて店の中を覗くと、ガンを飛ばしてきたのはフェリシアであり、安心してお弁当を返しに来たと言いかけたところで、バイト中のフェリシアに何か食べてけと威圧的な接客をされ、いろはは大層困る事になったのだった。

ちょうど良いところで鶴乃が出前から帰ってきたが、やはりボリューム満点なご飯を勧められてしまったいろはは、フェリシアと一緒に究極四千年定食をいただくことにする。

ウワサを聞いてきたと話したいろはに、鶴乃も常連から聞いた電波少女のウワサをいろはに教える。中央区の電波塔の下でスマホに耳をかざすと、少女が泣きながら、ここから出してと助けを求めてくると言うもので、ういを探しているいろはにはこの噂は無視できないものとなった。

いろはがみかづき荘に戻ると、リビングでやちよが誰かと電話中だった。電話の相手は、マギウスの翼の存在を既に知っていた様子で、東区はずいぶんと連れていかれてしまったとこぼしていた。やちよはみふゆの残したウワサのファイルをめくりつつ話していたが、その中にマギウスの翼の札が挟まっていたため、これをつまみ上げる。そこへいろはが帰ってきたため、札を仕舞い、電話も切り上げて、いろはに声を掛けるのだった。

簡単な夕食を囲み、いろはがウワサを聞いてきたと話すと、食いつくやちよ。その勢いに気圧されたいろはは一瞬言葉を詰まらせ、その間に来たメールの通知に目を通して場を繋ぐ。

私を消してくださいという内容に、迷惑メールだったとやちよに伝えたいろは。やちよは年上として、絶対に変身してはいけないと注意し、いろはも同意して画面をオフにしていた。

食事を終え、自室で眠るいろは。夢なのか、里美メディカルセンターにいた妹のういと灯花、ねむの三人がこの4人の親友について語っているところが映し出され、数字でこの軌跡を語る灯花に対し、無粋だと文系のねむが突っ込んだため喧嘩になり、ういが止めると言う平和的な物であった。しかし四人目が誰であるかは、画面上では表現されてはいなかった。

そんないろはの自室では、今回もスマホがラジオを流し、女の子の声が次第に混じっていく。この現象は他の魔法少女たちのスマホでも起こっていたが、気づいてスマホを手に取る少女はいなかった。

学校で普通に授業を受けていたいろはは、教師から呼び出され、フェリシアが警察署で保護されていることを知らされた。両親のいないフェリシアは、祖父母も叔母叔父とも連絡がつかず、身元引受人として友人であるいろはを呼んでいるらしく、署で対応に当たっていた女性警察官は、いろはに必ず保護者に伝えるようにと念を押してきていた。

その場を潮らしく謝って過ごしていたいろはだが、フェリシアには理由を聞かずにいたため、フェリシアから何故聞かないのかと聞かれるのだった。いろはは、魔法少女の傭兵として活動していたフェリシアが、絡まれたのだろうと辺りを付けており、傭兵活動をしていないことだけを確認して、時間を追うごとに少なくなるだろうと彼女に笑いかけて見せた。この表情を見たフェリシアは、やちよやいろはの事を悪く言われたから殴ったのだと話し、これが二人を庇う行為だといろはから聞かされて、少し照れたような表情を見せた。

せっかく中央区に来たのだからと、電波少女のウワサがある電波塔に寄ろうと言い出したフェリシア。電波塔の周辺は瓦礫の様なものがあり、異様な雰囲気を漂わせていた。いろはが自分のスマホを取り出して耳に当て、フェリシアはそのスマホに耳を近づけていると、少女の笑い声が聞こえ、ウワサとは違うが、聞こえたと確認し合う二人なのだった。

翌日の学校では、いろはは不良であると言うウワサが飛び交い、クラスでの孤立が確定的になっていた。いろははどうしてこうなるのかと寂しく思いながら、屋上に上がってみると、レナが椅子を3つ並べていろはを待っていたため、思わず顔を引きつらせるのだった。

一人ぼっちの最果てについて調べたと言うレナ。書き込みの097番の番号が消えた掲示板を示し、097に入れないと書き込んでいる番号もあり、意味が通じないからとログをたどったと言う。出てきた内容は、欠けてしまった心を持って 変わってしまった世界を超えて 一人ぼっちの最果てに来てと言う文章と、URLが張られていた。このURLはページが消されているのか、既に入れなくなっていたため、終えたのはここまでだとするレナ。いろはは調べてくれたことに礼を言い、今度はレナの名前を違和感なくちゃん付けで呼ぶことが出来たのだった。

ここでも迷惑メールが連続して届き、それをレナに相談がてら見せたいろはは、レナから魔法少女だと何故バレているのかと指摘を受ける。さらに新に来たメールの内容が、監禁されている。助けてという内容だったため、電波少女のウワサにあるここから出してと泣く少女との関係性を見出したいろはは、やちよに連絡を取り、留守電に電波塔に行く旨を吹き込んで、単身乗り込みに行く。

いろはは、電波塔の近くにたどり着いたところでスマホを耳に当てようとするが、ここでマギウスの翼と名乗っていた月夜が歩いていることに気付き、彼女の尾行を始める。電波塔周辺の瓦礫には、マギウスの翼の札があらゆるところにあられており、これを見たいろははもう一度電話を掛けるが、繋がらなかったため、一人で電波塔の屋上まで、月夜を追いかける。

エレベーターで屋上に上がった月夜に対し、いろはは変身しつつ階段を使って屋上に上がり、既に張られた魔女の結界の中に入り込む。

つけられていたため、姿を見た者を始末するために待ち構えていた月夜は、相手がいろはだと確認してから魔女を操り戦闘態勢を取った。対して、いろははメールの送り主は月夜達かと尋ね、監禁していると言うことが有るかどうかも質問する。月夜が二葉さなの事かと口に出したため、この名前を覚えるいろは。しかし月夜は余計なことを話したと気づいた様子で、操った魔女でいろはに攻撃を始める。

攻撃が始まった以降は、いろはが話しかけても答えようとはしない月夜。しかしいろはを棘のついた鶴が拘束した時、黄色いリボンの様なものがそのツルを断ち切り、いろはを衝撃の何状態で地面に転がらせる。助けてくれた魔法少女の影を見たいろはだが、彼女はすぐにどこかに去って行ってしまい、入れ替わりにやちよと鶴乃、フェリシアが到着する。

分が悪いと判断した月夜は、魔女をけしかけて退散し、やちよが魔女を倒した事で結界も崩れていった。

やちよに、電波少女のウワサと、いろはに送られてくる迷惑メールが繋がっている可能性について問われたいろはは、そのまま4人で入った喫茶店でメールの内容を見せ、これに返信して見ようと思うと提案する。いろはが目の前にいる今なら、何が起こっても対応できると考えたやちよは返信を許可し、いろはは迷惑メールにあなたは誰ですか?と送ってみる。するとすぐに返信が送られ、内容は私はひとりぼっちの最果てにいます ひとりぼっちの最果てに来てくださいと言う物だった。

 

ここから感想

電話の主さんのキャラ名がEDに無かったんだけど、以前みかづき荘にいた金髪さんではなさそうだし、誰だろうというところで引っかかった。

先週と違って数字のカウントが無いから、全体的に長く感じた。確かにマミさんがいろはを助けた辺りとか、ういを含む入院チーム3人が、親友が4人集まる奇跡について語っていた辺りとか、ちょっと注意して拾わないといけない部分はあったけど、特に他の話と繋げて考える必要も無く、ちょっと退屈。

フェリシアみかづき荘を拠点に考えている様子は掴めたが、いろはがあの性格で何故、学校で浮くのか、やはりイマイチよくわからん。控えめなのに、レナのつっけんどんな対応に耐えられて、フェリシアを信用出来て、しょっちゅう学校を抜け出す。芯が強いのか、流されやすいのか、その両方を兼ね備えているのか、はっきりしない。主人公として、感情が捕えづらいのは、エピソードの流れも阻害する形になるから、出来れば分り易くしてほしいな。

 

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推しが武道館いってくれたら死ぬ 第7話「舞菜のために走るんだ」感想

ようやく基が反省の色を見せたので、これからは株を上げていってくれるだろうかと、淡い期待を寄せている。

 

今週の内容

いつものスタバで、えりぴよは足の骨折が完治したことをくまさに報告していた。完治までに時間がかかったが、今週末に迫った人気投票の〆切には間に合って良かったではないかと答えたくまさに、えりぴよも積めなかった鬱憤を晴らすように、店の窓ガラスを割るほどに意気込んで見せたのだった。

ライブのMCの最中に、文との言い合いで人気投票の票数に触れた優佳。しかし今の段階の票数を考えれば、自分がトップ3になれるのは確実だと話してしまい、他のメンバーを推しているファンたちを煽り、優佳ファンのふみくんはその中で彼女の空気の読めなさに困惑していた。その場はれおが無理やりまとめて終わりになり、特典会へと突入する。

何枚もCDを買って推しの得票を伸ばそうとするファンたちの中で、えりぴよは手に入れた握手券の一枚をくまさの鼻の穴へねじ入れ、バイトに行く自分の代わりに舞菜と話してきてほしいと頼んでいた。

働き過ぎない様にというくまさの忠告も無視して、舞菜のために働ける喜びでいっぱいのえりぴよに代わり、舞菜の握手列に並んだくまさ。えりぴよが働きに行ったことを話すと、舞菜は驚いた顔をしつつも、えりぴよに働き過ぎない様にとくまさに伝言を頼むのだった。

舞菜からの伝言をくまさからメッセージで受け取ったえりぴよは、きび団子の試食販売員をしていた。頭だけ被った着ぐるみののぞき穴から、メッセージの内容を確認し、舞菜からの伝言にテンションを上げ、さらにバイトを追加した。これにより彼女の今週のスケージュールは過密さを極めるのだった。

定期公演の開演直前、空音を推している基は、空音のメンバーカラーのペンライトが減って言えると確認する。男と歩いていた目撃情報があった空音だが、その真相は空音に似た基の妹の玲奈と基自身が地元で歩いていた事では無いかと辺りがついていたが、基は空音が自分だけのものになれば良いと考え、彼女の人気が下がる事自体には危機感を覚えていなかった。

一方舞台袖では、客の持つペンライトの色の中で、自分の色である緑が青よりも少ないと確認した文が、空音への対抗心を燃やしていた。

後日、文はバイト先のメイド喫茶に来た自分のファンの小菅と藤川に、どうして自分の人気が上がらないのかと憤慨していた。センターでロリは珍しいと言う言葉を聞いて、妹キャラを押し出していては一位になれないと気づかされた文は、ここにきてショックを受けていた。

人気投票直前の講演日に、髪を下ろし、ヒョウ柄のワンピースの胸元を大きく開けて登場した文。眞妃を意識したと言う出で立ちに、他のメンバーはロリの脱却ができていない、反抗期かと口々に批判し、イメージに使われた眞妃も引かせてしまう。それでもめげずに、文はライブでも自分のソロパートを色っぽく演出して見せるが、観客がざわめいてしまい、優佳にイメチェンが滑っているとステージ上で笑われてしまったのだった。こうして、文のロリ脱却作戦は失敗に終わり、滑った事を自覚してしまった本人は、元のロリ担当に戻るのだった。

ケガが直ってバイトが思う存分出来るようになったえりぴよは、パン工場で溜まりに溜まった裏返ったままのパンを、千手観音のごとくひっくり返していき、自分の行いが舞菜にも繋がっていることを幸福に感じ、上機嫌でその他のバイトもこなしていった。しかしさすがに最終日になる事には疲労が溜まり、ふらふらになりながら街中を歩いていた。

えりぴよが朝日に天使姿の舞菜を見て、彼女に近づこうと前に進むと、ちょうど用水路への進入禁止用の鎖部分に突入しており、えりぴよは高さの低い鎖を乗り越えて、用水路へとダイブしてしまったのだった。

人気投票の最終日に当たる公演日。ステージに上がった舞菜は、えりぴよの姿がない事に気付き動揺する。

そのまま特典会へと続き、自分の推しの順位を上げようと、CDを買いあさるファンたち。その中でもくまさはれおを人気投票で一位にすると言う約束を果たすため、CDを100枚購入し、れおとの握手に臨んだ。一方ファンが減った空音に、変わらず並んでくれたことを感謝された基は、目撃情報がデマであることを隠しつつ、空音を独占したいと言う我欲を捨てずにいた。舞菜の列は、相変わらず誰も並んでおらず、目を伏せてえりぴよがいないことを実感していた舞菜。そこへ基の妹の玲奈が握手に訪れるが、舞菜の視線は彼女の後ろを確認してしまい、えりぴよが来てくれなければ会えないのだと、舞菜はもどかしさを覚えていた。

昔話の様な風景の場所まで流されたえりぴよは、助けてくれた翁と媼が救急車を呼んだから待っていろと言う言葉も聞かず、公園をしているスタジオまで走っていった。しかし既に投票は締め切られ、会場は閉められていた。えりぴよはびしょ濡れのまま、片づけをしていたスタッフの三崎に声を掛け、人気投票にはもう投票できないと分かっていても、舞菜のCDを段ボール一杯に購入していった。

スタジオ前のスタバで談笑していたくまさと基は、えりぴよの登場に驚き、くまさは言い訳を始めたため、えりぴよは所詮敵なのだと一掃する。普段よく話しているオタク同士が、人気投票中は敵になる事よりも、えりぴよにダメージを与えたのは、舞菜のために仕事をするのは楽しいのだと伝えられなかった事であり、この事を聞いたくまさは、掛ける言葉もなく黙り込んでしまい、基は困ったような顔をさらしていた。

事務所の控室で舞菜を見つけた三崎は、舞菜にえりぴよがCDを買って言った事と、ライブに来ていなかったのは彼女がびしょ濡れだったことから、何か事情がある様子だったことを伝え、人気投票が絡まずとも、舞菜の事を推してくれる良いファンだと付け加えたのだった。これを聞いた舞菜は、えりぴよを追いかけるために走り、岡山駅に入るエスカレーターで、えりぴよを発見する。声を掛けようとした舞菜だが、えりぴよが持っている段ボール一杯に自分のCDが入っているのを見て、嬉しさで泣きそうになり、次の握手会の時に、自分は幸せだと伝えようと思うのだった。

人気投票の結果発表が間近に迫り、空音に人気投票、お疲れ様の意味を込めたプレゼントを贈ると言う基に付き添っていたえりぴよ。空音に服を送りたいと言う基に理由を聞くと、優佳推しのふみくん情報で、送った服を着てくれると言うファンに嬉しいお返しがあるとのことだった。

塩対応の舞菜に服を送っても、どうせ着てもらえないと悟っているえりぴよはこの事には関心を寄せず、基の話を半分以上に聞いていない様子であった。

店員が基に話しかけたため、半ばオタクの走り口調になりながらも空音の特徴を伝えて、服選びに入る基。それを見て楽しそうだと思えたえりぴよは、もう一人の店員に話しかけ、舞菜に送る服について相談をし始める。

ジャージ姿のえりぴよが服を送るというのを聞いて、店員は送る相手の特徴を聞こうとするが、えりぴよの紹介を聞いて、妹なのだろうと辺りを付け、えりぴよとの距離は保ちつつある一着を差し出した。

買い物を終えて、スタジオまで移動した基とえりぴよは、そこでくまさと合流する。プレゼントを持っている二人に、冗談でれおの誕生日祝いかと尋ねるくまさに、基は一か月も前の話だとツッコミ、えりぴよは毎日推しの誕生に感謝していると同調し始める。

スタッフにプレゼントを渡す他のファンを見て、えりぴよは報われたいと願ってしまうからと諦めようとする。これとは逆に、基は選んだ服をプレゼントとしてスタッフに渡してみせた。

そうこうしている三人の横で、優佳のファンのふみくんのプレゼントが、金券に当たるとして預かれないと、返されていた事を知る。本当に欲しいものが分からないため、金券類を渡したい気持ちに同調している基に対し、くまさはそれはどうなのかと言葉を返すが、そのやり取りはえりぴよの不安を刺激し、舞菜の好みに合っていなかったらどうしようと、自分で着てしまおうと思わせるのだった。

人気投票の結果発表が行われ、一位から順番に、れお、眞妃、優佳、ゆめ莉、空音、文、舞菜となった。一人ひとりからコメントを聞く時間となり、れおはくまさを見て、信じて良かったと口にし、深く一礼して見せる。順位が一つ上がった眞妃は無難に礼を述べ、前列に上がった優華は喜びを表現し、順位を一つ上げても後列組だったゆめ莉は、ファンに帰せるように努力したいと、彼女にしては意欲的な発言をして見せた。ゆめ莉のコメントに、ファンの長井は感動のあまり目に涙を溜めていた。

そして、今回の人気投票の中で最も順位を落とした空音にスポットが当たり、空音は無難に挨拶し、れおがフォローに後ろに立たれるのは緊張すると話を振ると、空音自信もじっくり見ているとおどけて返して見せる。しかし挨拶が終わると目を伏せてうるませていた事に基は気づき、空音が男と歩いていた目撃情報は、自分と妹ではないかという可能性に気付きながらも、何もしなかった自分の所為だと自覚する。

ここからは順位の動いていない二人になり、前列になる、センターを取ると意気込んでいた文は抜け殻の様な顔を、ステージの大画面にさらしてしまう。アイドルがしていい表情では無いと、彼女を正気に戻すため、小菅と藤川は声を上げて文を呼び、ようやく文は通常運転に戻すことができた。そして最後は舞菜だったが、無表情かつ何の感情もわかせない彼女の挨拶に、えりぴよは悔しがり、くまさは舞菜自身があっさりしているという感想を述べる。

結局、順位を上げることができず最下位になってしまった舞菜の事を思ったえりぴよは、彼女に何でも打ち明けられる相手はいるだろうかと心配するが、くまさは自分たちはオタクだからこそ、その立ち位置には立てず、だからこそ推しの幸せが一番だと願うのではないかと答えていた。しかし心配されていた舞菜は、えりぴよが自分のためにCDの全てを購入してくれた事のお礼をどう伝えようかと考えていたのだった。

握手会が始まり、舞菜は緊張する中を一生懸命に自分は幸せであることを伝えようとするが、雑踏の中でその声はえりぴよには正確に届かず、えりぴよはセンターにすると言う約束を守れなかった事を謝り始める。

えりぴよの言葉に、あんなにCDを買ってくれたとではないかと言おうとして、舞菜は、物販のルール上、えりぴよが公演後に買ったことは話してはならないことかもしれないと考え直し、嬉しく感じられたこの話を封じられてしまったため、1位になれなかった事をえりぴよに謝る事しかできなくなってしまった。

舞菜に謝られてしまったえりぴよは、自分にとって舞菜はずっと1位なのだと公言し、この気持ちは分かってくれるかと大声をあげて訴える。これを見ていたくまさは、それで良いと言う風に笑い。えりぴよに力説された舞菜は嬉しさに目を緩ませ、その表情に萌えて顔を緩ませ始めたえりぴよの反応を見て、彼女はさらに恥ずかしさで顔を覆いつつ、心の中で、嬉しい、から好きという言葉を使う様になっていたのだった。

 

ここから感想

ようやく舞菜に好きと思わせたと…。アニメにして7話、物語の時間軸にして出会って3年位経ったのかな。これからまだざっくり半分あるのだから、人気投票意外になにかイベントがあるだろうか…来週はクリスマス。ならバレンタインデー辺りで盛り上がりを見せるのかな。

そして基にもようやく天罰が下ったので、下がり続ける株も、これで底打ちしてくれればと思うよ。まぁ、ファンを大事にする空音だからこそ、基が思い上ったっていう面もあるんだけどね。人気が下がっていいと言うのは、いつか藤川が言った不人気アイドルしか推せないオタクの始まりだからね。自覚してくれたシーンがあって良かったよ。

さて、文がサンタ姿で登場と言う期待が上がる来週分だけど、いつもならトナカイをしてくれていそうな優香がトップ3なら、トナカイ役は文になりそうな予感がする…なんだろうこの偏見的なイメージ。

 

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ちはやふる3 第19話「みをつくしてや」

 今回は周防の話がメイン。祖母だと思っていたゆきこちゃんは、叔母の兼子ちゃんでした。間違えて感想書いていたよ。

 

今週の内容

原田が試合を優位に運ぶ中、周防の弱点が目にある事を気付き、原田に教えた千早もまた、原田の応援をしていた。

ネットでの中継の見方が分かったと、ノートパソコンを持って帰宅した周防正は、叔母の兼子がテレビの裏側を覗き込み、彼女の身体でテレビが傾いて台から倒れそうになっているのを見て慌てた。何とか倒れる前にテレビを支え、BSの衛星が落ちたなどと言う兼子をテーブルに座らせて中継を見せる。甥っ子であり、名人として原田と対戦していたの久志の姿が画面に映っているのを見ると、兼子は笑みをこぼし、彼の好きな和菓子がたくさんあると、直接そうするように話しかけ始めた。

中継の中では、周防久志が名人になる前のエピソードが、解説者の山城今日子によって語られていた。読手をしている山城に、彼女が読む声を録音させてほしいと言ってきた久志。しかし久志から、かるたへの熱意が感じられなかったのか、山城は土産物の大福を自ら完食してしまった久志に対し、食いっぷりは親しみが持てるとしつつも、録音する理由を訪ねていた。これに、かるたでならひとかどの人間になれると思って、と答えたと言うエピソードに、兼子は思い当たることがある様子だった。

20年前、まだ幼かった周防は両親から本家へと引き取られていた。本家では従妹や叔父叔母などが居たために賑やかに過ごし、その中で一人身の叔母の兼子とのやり取りの中で、様々な躾を受け、彼女に懐いていく。

兼子の視力は次第に衰えて行き、久志が制服を着る頃には、彼女はサングラスをかけるようになっていた。しかし大事な人という自覚はあっても、目の病気の事に関しては何処か他人事だった久志。

場面は名人戦に戻り、原田と周防は二人して空振りし、慌てて出札を取ると言う場面があった。この事に、原田については北野が良く空振りをすると、応援する者としてしっかりしろと言う怒りを覚え、千早は周防の空振りについて、自分との試合の時も何度かあったと思い起こしていた。視力に難があれば、当然ミスも増える。しかしこのミスのフォローについては努力で補っている様子が無いと、原田は周防を観察し、ますます負けられないと食いついて行く。そんな気迫のある対戦相手に、周防はそんなに名人になりたいのかと口元に笑みを浮かべるのだった。

話は周防久志の過去に戻り、本家に預けられてから、女の先生や先輩に憧れて習い事や部活動をしていった久志。しかしどれも長続きはせず、どれも器用さである程度できるようになったと言う結果に終わっていた。勉強は出来たため東大に入学し、見送られる際に、兼子が泣きながらひとかどの人間になりなさいと言う言葉を聞いて、一人東京に出た久志は、東大でまたもや好みの先輩に出会い、かるた部へ入部する。しかしここでも、上手くなり始めた頃に憧れの先輩に彼氏ができ、ショックを受けた久志。さらに彼氏を紹介する先輩の姿を捕える時、視野の外側が見づらい事に気付き、医者にかかった事で叔母と同じ病気である事を知る。

失明することもあるという病気が発覚し、この先をどう生きていくのかと不安を覚えながら考えた久志は、さらに兼子の言ったひとかどの人間になると言う事も考え、そして答えにたどり着いた。

場面は名人戦に戻り、音になる前の呼気を聞いて出札を払って見せた周防。その速さに挑戦者の原田は間に合わず、魚住アナは周防が巻き返しを図っていると伝える。解説の山城は札が減ってくれば、札を払うタイミングの決まり字も短くなることを挙げ、テクニックで周防を引き離していた原田に対し、若く、音を聞き分ける感じの良い周防にとっては後半の方が有利だろうと告げる。

周防にとって競技かるたは、目の病気が判明してからというもの、音を聞き分けて勝負ができると言う点で、ひとかどの人間になれる場所となった。しかしもともとかるたへの情熱の無い彼は、名人位を取り周囲から強すぎると疎まれ始めると、より少ない札数で勝つ方法や、相手のミスを誘う方法を模索し始め、自分がかるたを続けるために、他人のかるたに対する情熱を食べると言う表現を使うほどに、かるたを退屈だと感じ始めていた。

後半に入り周防に札を取られ続けていた原田だったが、ガードのテクニックを使って札を取り、速さや感じだけでかるたをしている周防に引導を渡すと意気込むのだった。

名人戦は、前半は原田が大きくリードを伸ばしていたが、後半に入ると周防が巻き返し、一枚差でリードし始める。読まれた札の数が増える度に決まり字が短くなり、原田には不利に働くが、原田は周防のかるたは単純だと分析し、自陣で呼ばれた札はすべて守って取っていく。

周防は原田の気力に驚きつつも、相手が狙っていた自陣の札を取ってみせる。しかしそんな周防が変化を見せている事に原田は気づいていた。

いつもは名人戦とクイーン戦の札数を合わせていた周防が、彼女たちの試合運びを気にしなくなった事や、ミスを誘う動きよりも札を取りに行く動きが中心になった事、押さえ手でなく払い手を多用し始めた事を心の内で列挙する原田。さらに周防が名人戦初の4戦目に突入して、疲れてきていることを見て取った原田は、自分も膝の痛みを堪えつつではあるが、出来る限り実戦で連戦してきたことを思い返し、自分のやり方は正しかったのだと改めて考え直していた。

敵陣の札を取った原田から、決まり字が「なにわ」を送られた周防は、原田が得意とする読まれない札の可能性に気付き、この札の存在感に嫌なものを感じる。この札に気を取られ、原田に札を取られ、ここでようやく周防は自分が負けるかもしれないという危機感を覚え始める。

札を取り、自陣へと戻った原田だったが、膝の痛みが増し、集中が切れて札の文字が上滑りし始めていた。集中したいと焦り始めた原田に、突然と座布団が投げられ、会場一同が驚くなか、投げた本人の北野は何事も無かったかのようにいつもの顎に手を当てたポーズを取って座り続け、原田はどちらが先に名人になるかと言い争っていた北野から、名人になれと言う無言の応援を受け取り、座布団を二重に敷いてその上に座るのだった。

この座布団のやり取りをネット中継で見ていた新は、見ていたタブレットを持って外出する。咳をしながらタブレットを借りていくとだけ言って外出した新を見送った基は、よくわからないと言った様子なのであった。

クイーン戦は、詩暢が3枚差でリードしていた。試合を見ていた桜沢は、詩暢の様に絵札の陣粒と友人になったと仮定して札を見ると、中盤から札が猪熊に呼ばれたのかと見て取っていた。実際に詩暢もこれを感じており、札の気まぐれさに息をついていた。しかしそれでも2試合目より楽しいと口元を緩め、敵陣の、利き手から一番遠い札への最短距離を想像していた。

猪熊も、クイーンの座が手の届くところにあると、つわりの吐き気を押さえるように口元にハンカチを当てて荒い呼吸を整えていた。今が一番強い自分でいたいと言う想いが高まり、読まれた札を払った瞬間、お手付きをしてしまった事に気付いて小さく息をのんだ。

猪熊は自陣の札が読まれたにもかかわらず、詩暢の陣の札を払ってしまい、札を取った詩暢から2枚の札が送られるダブのミスを犯していた。既に詩暢札は2枚だったため、詩暢0枚、猪熊4枚という結果で、詩暢がクイーン防衛を成功させた。

この様子をタブレットを見ながら電車に乗っていた新は、思わず座席から立ち上がり、周囲の乗客は何事かと驚かせていた。

最後の取りは素晴らしかったと山城が解説し、詩暢も祖母が示してくれた戦を思い出していた。やがて札を数え始め、ショックのあまり札を数えられずにいた猪熊に、札に選ばれたのだから数えてあげて欲しいと告げ、彼女を現実に引き戻す。

クイーン戦は決着がつき、名人戦にカメラが向けられるようになったのを見ていた新は、その中継がトンネルに入るたびに泊まってしまう現象に顔を青ざめさせる。

原田の送った札が、読まれない札だという可能性に踊らされ、周防は原田の陣の札を取ろうとするが、元々周防自信が苦手としていた札を原田に送っていた事もあり、上手く取ることができないまま、試合は運命戦へと突入していった。

 

ここから感想

かるたへの情熱がない周防と、札への思い入れがある詩暢の対比にもなった今回。

詩暢以上に周防は病気を筆頭に、将来への不安を感じていると言う内容だったが、それを知っても原田の怒りと言うか、「単純」と言う批判は免れられないだろうな。何と言っても原田は、病気と闘う術を考え、患者に選択と対処の実行させる医者だからね、病気と閉塞感をくっつけて閉じこもりがちな周防は、かるただけでなく、病気に対する気概まで怒られかねない。努力の人と言うのは、時に厄介な相手になるね。

で、原田が勝てばこれで名人戦も終わるだろうけど、終わらなければもう一戦。でもクイーン戦は終わっているから、来週あたり千早と詩暢のやり取りが見られるだろうか。それなら、防衛を果たした詩暢が、千早がクイーン戦まで上がってくるのを、また待ってくれると言う感じで、千早との再度約束をしてくれることになると思うのだけど、こういう感動的なシーンは、名人戦も決着が着いてからかな。

 

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マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 第7話「一緒に帰りたい」

 かえでさんがどうなったか未だに不明のまま、フクロウ幸運水のエピソードが終わって、また何か始まったぞ。

 

今週の内容

いくつもそびえるタワーマンション。その一棟の上層階の一室で火事が起こっていた。現在よりも、まだ幼い印象を受けるフェリシアが、その火事の中で父母の事を呼びながら泣いていた。炎の中に、異形の姿をしたものを見たフェリシアは、原因はソレにあると察知して怒りを露わにするが、異形のものは陰になり消えてしまう。そのあとすぐにキュゥべえが姿を現し、魔法少女になるかと言う問いかけに、フェリシアは魔女を殺すと言う目的で応えるのだった。

両親の仇である魔女を殺すために、雇い主になったいろはには悪いと感じつつも、マギウスと名乗るローブを着た少女たちに案内されて、地下の貯水空間まで案内されたフェリシア。そこで、マギウスの翼の白羽を名乗る天音月夜と天音月咲と出会う。彼女たちから、マギウスは三人いて、マギウスの翼達は、その三人が掲げた魔法少女救済の目的を遂行するために居ると説明される。フェリシアの目的はすべての魔女を殺す事だったため、見返りがそれで良いのなら、噂を守るように提案されるフェリシア。しかしフェリシアは話を聞いても笑みを浮かべず、くちをへの字にしたまま答え得ることはしなかった。そこへ話に割って入ってきたのは、やちよから神浜市での魔女狩りの許可を得ていた、佐倉杏子だった。

フェリシアが去っていき、橋の上で話し合ういろはとやちよ、そして鶴乃。フェリシアを心配するいろはに対し、やちよはフェリシアを信用できなかったため、GPSを彼女に付けていると、スマホの画面でフェリシアの位置情報を示して見せる。この時、驚くいろはの後方で、陰で作られた数字が13から12へと一つ減る。

本人の承諾も無しにGPSを取り付けたことに、鶴乃は感心し、フェリシアを心配しているいろはは、彼女が魔女に向ける憎悪の理由が、両親の死と関係があるのではと話し、その言葉の端には、無茶苦茶な行動には理由があると言いたげであった。しかしやちよは、これまでのフェリシアの行動が信用を失墜させているのだと譲らず、ひとまず三人で位置情報が示す場所まで追いかけることにする。

フェリシアに付けたGPSが示す場所に着いたいろは達は、そこに小さいキュゥべえが居たため、この地下だろうと確信をもって進む。

一方地下では、天音たちに連れられて移動するフェリシアと杏子。杏子は、神浜に魔女が集まっている原因はマギウス関係だとフェリシアに囁き、グリーフシードや衣食住が確保できればどこだって良い。そんな考えをフェリシアも持っているだろうと確認して見せた。フェリシアは少し強がって杏子に返答するが、自分の考えを補強するように、自分が一人である事を小声で確認する。そんなフェリシアに杏子は持っていたポッキーを差し出し、慰める。

貯水空間より奥では、フクロウ幸運水を作り出す場所が設置され、魔女の手下のような存在が、水を瓶に詰め、テーブルに掛けたフェリシアと杏子に差し出す。この幸運水について、注意事項を話す天音たちに対し、杏子は水をこぼして見せ、グリーフシードが稼げればよいと明言する。しかしその言葉に天音たちは、グリーフシードは神浜では無意味だと語る。

やちよ達は、変身した状態で貯水空間を進んでいた。そこへ、侵入者を察知した天音たちが行く手に立ちはだかり、マギウスの目的と、マギウスの翼である自分たちとの違いを説明したうえで、フェリシアと杏子の姿を見せ、いろはも誘い入れようとする。

ウワサの化け物を作り出している事を認めた天音たちに、被害者が出ていると反論する鶴乃に、全員を救うとは言っていないと言ってのけた天音たち。やちよは槍を構えて敵意を向け、天音たちもローブを払いのけ、緑色のキューブを放って、魔女の結界を解き放ったことで戦闘が始まる。

結界内に存在する無数の魔女に、いろは達だけでなく杏子も呆れたように声を上げ、フェリシアは話が違うと天音たちに突っかかる勢いだった。それらを魔力で操られているから問題ないと一掃し、天音月咲の横笛を合図に動き出す魔女たち。早速やちよと鶴乃が対応するために前に進み出るが、ちょうど彼女たちのいる床が抜け落ち、やちよ達といろはは分断されてしまう。いろはへの対応を頼まれた杏子とフェリシアだったが、杏子は気の抜けた返事を返し、フェリシアは魔女から攻撃を受けたいろはを心配して、幸運水を放り出して魔女との戦闘を開始する。この時、地面に映っていた数字は11から10へと一つ減る。

先頭の中で、思わずいろはがフェリシアに手を伸ばし、フェリシアも同じようにいろはに手を伸ばした事で、二人の間で合成魔法が出来上がり、フェリシアのハンマーが輝きを増す。魔女を蹴散らしながら、フェリシアは敵を討つためにすべての魔女を殺すため、この場の魔女も敵であり、全ての魔女もウワサも不幸もすべてをつぶすのだと、マギウスとの離別を叫んだ。これを聞いた杏子も、マギウスとは組まな事を宣言し、理由は言っていることが信用できないと言う物で、さっそく魔法少女に変身する杏子。この時、地面にあった数字は10から9へと一つ減る。

杏子は戦闘の中でウワサへと続く場所に穴をあけ、底に自動的に降ろされた階段を示していろはに先に行く様に促す。この時、後方に浮かぶボディに書かれていた数字が9から8へと減る。

魔女と戦って言える皆を心配して戸惑ういろはだが、やちよからもテレパシーのようなもので行く様に促され、いろはに襲い掛かる魔女を杏子が排除し、いろはは一人先を急ぐ。この時、杏子の後方で浮いていたボディにも数字が書かれ、こちらも8から7へと減っていく。

いろははそのまま先に向かい、壁に書かれていた数字が7から6になると、行く先に光が差し、小さいキュゥべえが導くように先行して、ウワサの元を突き止めることができた。しかしいろはが攻撃しようとボーガンを構えると、細か別れたウワサ達が、群れを成していろはに襲い掛かってきた。

一方いろはとの合成魔法を発動していたフェリシアは、魔女に向けてハンマーを振る攻撃を繰り返していた。怒り任せの動きが単純だったためか、魔女に隙をつかれたところを杏子が救い出し、戦っている最中は自分だけのために考えれば良いと、アドバイスを送る。

杏子の手助けもあって、フェリシアの一撃で結界が崩れ、現実世界に戻ってきたやちよ達。天音たちに負けを認めるよう迫るが、ソウルジェムが濁ってもなお戦闘の意志を放棄しない彼女たちは、以前いろはが見せた現象と同じことを行い、身体から魔女を放出させ、それに乗って戦闘の継続を宣言する。

フクロウの様なものの大群に襲われていたいろは。第一・第二の攻撃を乗り切り、幸運のカウントは6から5、5から4へ。さらに第三波を受けて、数字は4から3へと減っていく。いろはは自分の幸運があといくつ残っているかを考え、大群に矢を放つことで乗り切ろうとしていた。しかし幸運はここでも使われ、地面に描かれた数字は3から2へと数を減らす。

いろはは、同じようにピンチになった、口寄せ神社の時はどうしただろうと思いつき、自分の中で、面を付けたような顔の自分と会った事を思い出す。そして、戦闘の最中にその面を付けたような自分に、後ろから抱き付かれ思わず悲鳴を上げる。この後はいろはのソウルジェムが完全に濁り、髪がほどかれ情報に舞い上がっていき、以前と同じ現象が発言しつつあった。しかしこれにも幸運を使った様で、地面に書かれた数字は2から1になる。

一方現実の地下空間では、やちよと鶴乃、そしてマギウスの翼には入らなかったフェリシアと杏子が、魔女化したような天音たちから攻撃を受けていた。その場にいた4人で反撃に出ていたが、避けられるか弾かれるかのどちらかで、全く歯が立っていなかった。

またも場面はウワサの中心地に戻り、いろはは仮面の様な顔に変わり、強くならなければいけないと言う彼女の意識の通り、自分の身体の上方にできた部分はウワサの中心部分を攻撃してこれを破壊する。このことを見届けた小さいキュゥべえは、水玉になって姿を消してしまう。

まだ小さなキュゥべえが消えたことには気づいていないいろはは、自分一人でも出来たと、仰向けに倒れ込み肩で息をしていた。

ウワサが消失した衝撃はやちよ達のいる場所にも届き、衝撃で巻き上がった水が雨の様に降る中、鶴乃は武器の扇を傘代わりにしていろはがやったのだと大喜びする。

これとは逆に、天音達はウワサを守り切れなかった責を問われると、戦々恐々とし、実際に彼女たちよりも上位の存在が姿を現すと、自身が乗っていた魔女の様なものを消し、その足元に傅いて、フクロウ幸運水のウワサが消されたことを報告する。

現われたマギウスの翼が、みふゆだと知った鶴乃とやちよ。鶴乃は喜んでみふゆに駆け寄り、抱きしめて喜びを表すが、やちよはみふゆを見つめるだけだった。

魔女に殺されて死ぬか、魔女になるかの二択しかない魔法少女の運命から、みふゆは解放を望み、マギウスの翼として本気でこれを目指していると話し、それはあり得ないと考えるやちよとは、再会した今でも意見が平行線のままなのだった。

いろはが合流し、みふゆがマギウスとして敵対することを確認したやちよは、この場から去ろうとするみふゆに対し、親友として阻止すると武器を構える。しかしそれは脅威にならないと感じているのか、みふゆは目を伏せて手伸ばし、彼女たちマギウスの翼を覆うように魔法を展開し、やちよ達の前から去って行ってしまうのだった。

変身を解き、地上まで戻ってきたいろはとやちよ、鶴乃、そしてフェリシア。そのままどこかへ行こうとするフェリシアを、いろはは引き留めようとするが、家が無い、世話にならなくてもやっていける、一緒にいるとまた巻き込んでしまいそうと、フェリシアは力なく断り続ける。

誰かを巻き込まない様に、魔女を見ても暴れ出さないために我慢を覚えようと言う鶴乃。これには賛成するいろはに、やちよはフェリシアだけでなく鶴乃も落ち着くべきだと指摘する。しかしこれらはフェリシアにとって、敵への感情を抑制する話であり、本人は魔女への怒りを、何故被害者である自分だけが我慢して抑えなければいけないのかと癇癪を起し、高ぶった感情のままに蹲って泣き出してしまう。

そんなフェリシアに、いろははまず謝り、それでもフェリシアが心配なことを伝え、報酬のご飯を作るという約束を、今晩分だけでも果たさせてほしいと提案する。これには、やちよが元下宿の家に泊まるよう付け加え、フェリシアはいろはを見つめ、彼女の名前を口にするのだった。

いろは達とは別れていた杏子は、建物の屋上で夕日を眺めつつ神浜の現状が想像以上だったことをつぶやき、面白そうに勝気な笑みを浮かべる。

いろはがフェリシアにご飯を振舞っていた頃、いろはの親から電話が掛かかり、下宿先が決まったと、引っ越し先を聞かされる。その場所を聞いたいろはは驚き、食卓を囲んでいろはが席に着くのを待っていたやちよ達は、いろはの方に振り向くことになった。その時、やちよが持っていた神浜フェスのチラシに書かれていた日付の1が、0へと静かに変わっていくのだった。

下宿先が、やちよの家のみかづき荘に決まったいろはは、引っ越しのために荷物を運び入れていた。これもフクロウ幸運水のおかげかとしみじみするいろはに対し、やちよは偶然ではないかもしれないと、いろはの事を快く受け入れていた。荷入れを手伝っていたフェリシアは、そんな会話をしていたいろは達の傍まで来たついでに、やちよが口うるさいのだといろはに愚痴をこぼす。この愚痴は逆効果となり、やちよに片づけるように言われていたマンガについて蒸し返され、フェリシアは肩をすぼめる結果になる。このやり取りを見ていたいろはは、二人が仲良くなれて良かったと解釈し、彼女の平和的な考えにやちよは少しため息をつくが、握手のために手を差し出し、みかづき荘の一員としていろはを改めて迎え入れたのだった。

そうしている中、段ボールの上に置かれたいろはの携帯に、「どうか助けてください」「あなたは魔法少女ですか?」という差出人不明のメッセージが届いていた。

 

ここから感想

先週から、幸福のカウントダウンを探すのは楽しかった。数字の字体がさほど変わらないから、黒板ネタを解読するより気楽っていうのもあるんだろうけどね。

で、今回の話で、今まで理解できなかったいろはの人となりが、少しは拾えた気がする。これだけ主張が控えめで、周囲の摩擦に過敏だと、そりゃすぐにソウルジェムが濁るよね。と言う感じで理解できた気でいるが、やはり主人公としての成長するのりしろを見せてもらえないのは、視聴していて欲求不満だ。

あの魔女化して元に戻るかカラクリや、ウワサがマギウスの仕業だと分り、いろは達の敵が分かった今回。今度は他のチームがどう出るか、杏子はマミさんに事情を教えてくれるのか、マミさんはいろは達に協力してくれるのか、と言うあたりで進み具合が変わってくるのだろう。こう考えると、まどかのやったことはスケールが大きかったんだなぁと改めて実感できるな。

 

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推しが武道館いってくれたら死ぬ 第6話「僕の全てが君だった」感想

 いや、空音が男と歩いていたと聞いた時点で、あんたと妹さんだよと視聴者を一つにすることができる作品。ナイスです。

 

今週の内容

ショッピングモールで買い物をしていたれおと空音。れおは内容に満足できたと喜んでいた。うれしさついでに、れおは先日のライブで、ゆめ莉が前列に出て楽しそうに踊っていたのを思い出していた。みんながセンターを目指すことは良いと考えたれおは、その考えをそのまま空音に伝え、同意してくれるものだと思っていたが、れおを尊敬していた空音からは、センターはれおで無いといけないと返されてしまうのだった。

れおが以前所属していたMELTYのライブが目に留まった空音。一緒にいた叔母は毎週やっているのだと話し、ファンが少なくてもアイドルなのだと認識する。声を上げてれおを応援するくまさと、その声に応えるれおを見た空音は、ああやって必死にダンスをして、必死に応援されることは、自分にはできないと、その場を離れるのだった。

部活中、ダブルスを組んでいて友人から、ペアを解消しようと提案された空音。空音と出なければいけないわけではないという彼女の理由を聞いた空音は、自分は誰かの唯一になれないのだと感じる。

ある日、ちゃむの事務所を訪れた空音は、三崎に案内されて練習場でゆめ莉と眞妃の二人と挨拶を交わす。そこに、れおも加わって空音に握手を求めてきたため、空音は改まって握手を交わし、れおを商店街のライブで見かけたと話を振り、彼女に比べれば自分は何もできないと卑屈な事を言い出す。するとれおは、ファンが応援してくれるから、自分もダンスを頑張ろうと思ったのだと語り、二ッと笑って見せる。この笑顔が可愛らしかったため、空音はれおを無自覚美少女だと心の中で断定するのだった。しかし、れおが空音の下の名前を知っていた事が露呈し、れおが空音が来ることを事前に知っていたのだと白状して、悪戯を成功させたように笑って、ピースサインを作って見せた。

その後はれおと空音、ゆめ莉と眞妃の四人で練習を続けて行き、歌が上手く歌えないと言う空音に、れおは息継ぎのタイミングをレクチャーして見せる。できない事を出来る努力はしていると言うれおに、空音は尊敬のまなざしを向けるようになっていくのだった。

文と優佳が加わり、センターを取ると宣言する文に対しても、ノリ良く答えるれお。また別の日に舞菜がメンバーに加わり、視線をそらしながら挨拶する舞菜に対して、最初に声を掛けて接触したのもれおであった。

初ライブの日が来て、意気込んでステージに立ったちゃむの7人。しかし待っていてくれたファンはメンバーより少ない5人で、逆に彼らの勢いに気圧されてしまうメンバー。その後噴水の前で話し合ったれおたちは、場を一杯に出来るというれおの発言から、市民会館を一杯にすると言う案が飛び出し、優佳がちょっと怖気づいていた。しかしれおは志し高く、武道館に行くのだと言い、隣にいた空音の手を握る。れおはずっとこのグループが続くか不安なのだと分かってしまった空音は、高い目標を仰ぎ見るように、噴水を見上げるのだった。

現代に戻り、空音の部屋で数学Ⅰの教科書を逆さまに広げて、分からないことを理由に勉強を切り上げる優佳。勉強をしに来たのだろうとツッコむ空音に対して、優華は鬼畜おかっぱと暴言を吐いたため、アイドルらしからぬ発言だと注意の意味も込めて言い返す空音。しかしそのアイドルらしいというのはどういう事を言うのかと優佳に返されたため、空音が思案していると、優佳はその隙にテーブルに突っ伏して寝始めるのだった。

えりぴよは、なすを持てばゆめ莉に推し変、ガードレールを食べれば優佳に推し変、頭から桜の枝が生えていれば、れおに推し変だと、ちゃむのメンバーカラーのものに関われば、推し変だとファンたちに言われるようになっていた。えりぴよに、れお推しになってほしくないくまさからは、とうとうえりぴよにやめてくれと抗議されてしまい、推し変する気が無いえりぴよも、これには逆ギレで応えていた。

メンバーカラー制度に過敏になっているファンたちに、いら立ちを露わにしていたえりぴよは、やってきた基が全身青のコーディネートな事に声を上げるが、すぐにくまさと共に基の話を聞く体制になるのだった。

基から、地元和気のお土産を貰った二人は、これが空音のメンカラのブルーだと言う基に、さすがに緑だとツッコミを入れる。

その後の握手会で、基は服の事を空音に気付いてもらえ、嬉しそうにえりぴよに報告していた。推しにちやほやしてもらって羨ましいえりぴよは、基からもらった青のり刺身こんにゃくを適当にTシャツの首元に入れて、舞菜の可愛い塩対応を見せてやると、意気込んで舞菜の元へと向かっていく。

舞菜の事を考えながら、鮭を食べているという会話から入ったえりぴよに、舞菜は鮭と自分のメンカラーが結びつかず、理由が分からないと不思議そうな顔をする。そこから話は、以前えりぴよが舞菜に送ったきび団子の話になり、今度は舞菜の食べるわけが無いと言う言葉に、えりぴよがその意図が分からずにショックを受けるのだった。会話の途中で、舞菜はえりぴよの襟元から緑色の物体が覗いていることに気付き、緑がメンカラーの文に推し変するのかと衝撃を受けていた。

握手会も終わり、スタジオの入り口前で舞菜の反応を満足そうに語っていたえりぴよ。しかし女性だからと、許されている部分がある事を自覚するようにくまさにくぎを刺されるのだった。

話題が代わり、基が新しいグッツの情報を調べようとツイッターを流していると、急に顔が青ざめ、スタジオの入り口に続く階段を転げ落ちていく。スマホの画面にはひびが入り、ツイッターの画面で、空音が和気で男と歩いていたという目撃情報が書き込まれていた。これを基の口からきいたくまさとえりぴよも大げさに驚いて見せるが、基の治療が終わった頃になると、推しと近づきすぎると、推しをアイドルとして見れなくなると言う持論を展開し始め、何事も無かったかのような雰囲気が流れ始めるのだった。これには基が蒸し返そうとするが、推し以外に興味のない二人には無意味であり、さらに空音はテニス部だからというえりぴよの一言で、基はそれ以上言う言葉が見つからず、撃沈させられてしまうのだった。

控室では、手に持ったスマホをテーブルの端にひっかけて、エゴサーチをしている空音に、眞妃が話しかけていた。ツイッターでは、空音が男と歩いている目撃情報について、彼女雄はテニス部だから仕方が無いと言うコメントが多数寄せられていた。これを見た空音は、テニス部で何が悪いと、力なくツッコミ、眞妃に成り行きを説明する。

目撃情報のあった日は、家で優佳に勉強を教えていたというアリバイがあるからたと、彼女にライブで誤解を解いてもらおうと話を振った空音だが、肝心の優佳は覚えていないらしく、当てが大きく外れしまうのだった。

完全に打つ手が無いとうなだれる空音に、眞妃は気にし過ぎだとアドバイスするが、これは逆に眞妃が気にしなさすぎなのだと空音に言われてしまう。しかし眞妃は見られて困るような事はしないと、意味深に視線をゆめ莉に持っていき、これに気付いたゆめ莉は、頬を赤らめて台本で顔を隠すのだった。

れおが新しいデザインのTシャツを見せびらかしに部屋に入ってくると、眞妃は空音とは言わずにネットの事と話を振る。するとれおもすぐに何の話だかを察して、空音にいつも通りで良いと話し掛け、その言葉に空音は安心していた。

噴水の前で、オタクにもいろいろな考え方があるものだと考えていたえりぴよ。それに答えていたくまさと二人で、ちゃむのメンバーが写真を撮った聖地巡りをして、写真と同じ場所、同じ構図で、くまさと一緒に写真を撮って楽しんでいた。そんな二人に、今日で最後だと言いながら基が合流し、空音への想いを語りだしたため、えりぴよが簡潔に五七五でまとめるようにと振ると、深い一句が生れたのだった。

ライブ中に、珍しくトップオタたちに肩を借りて最後列にいた基に気付いた空音は、手でハートを作り、ウインクしてレスを送る。これに気付いたえりぴよとくまさが基を励まし、基自身もそう単純では無いと言いつつ、復活したため、えりぴよはちょろいと思わず心の内で思ってしまう。

空音のレスを見た舞菜も、えりぴよに好きでいてもらうために自分もレスを送ってみようと考え、不格好なハートを手で作り、これを前に押し出す動作をしてみるが、肝心のえりぴよは基とくまさに話しかけていたため、ステージの方を見ていなかった。これには勇気を出して行動して見た舞菜は、眼がしらに涙がたまるのだった。

特典会に入り、CDを購入する基やくまさを見たえりぴよは、足の怪我でバイトに行けず、積みたいという衝動にかられるが、くまさに積むことが目的になっいると指摘され、気持ちが大事だと正気に戻されるのだった。

これを教訓に舞菜の元へ歩み寄り、タイムキーパーの三崎に握手券を渡したえりぴよ。しかしえりぴよがまたも一枚しか握手券を持ってこないことに、舞菜は推し変するのではと不安に駆られていた。そのまま握手を交わし、えりぴよは想いを伝える芸と称して舞菜への愛を列挙し、握手券で5秒を消費する。舞菜は頬を高揚させ、三崎はあっけに取られていたが、えりぴよはちゃんと言っておこうと思ったのだと去り際に付け加えたため、舞菜は伝わりましたと、恥ずかしさで顔を真っ赤にするのだった。

メンバーが入れ替わり空音が出てくると、その列には誰も並ばず、空音は目線を落としていた。そこへ基が握手券10枚を使って並んだため、空音は彼がくれた手紙と彼の行動から、差出人の名前と、目の前にいる人物が基であることを突き止めたことを明かして見せ、基自身を見ているのだと印象付ける。これには基も心打たれ、空音を推し続けると元気よく答えるのだった。

路面電車に乗ったれおと空音。空音は、良くファンに言っている自分を好きな人の事が好きという言葉について、やはりあっていると思うと見解を話していた。これを聞いたれおは、茶目っ気をこめて空音を覗き込み、好きだと言って見せたため、空音は照れながら反論しつつ、そんな空音が好きなのだと、素直な気持ちを伝えていた。

中間結果発表があり、空音が4位になっているのを見て、話すくまさ達に、事情を知らない基の妹・玲奈は、何故空音がトップ3から落ちているのかと尋ねる。和気で男と歩いている目撃情報があったのだと話す兄に、家の近くかとレナが返すのを見ていたえりぴよは、目撃されたのは玲奈と基ではないかと推測する。玲奈は空音に似ている事よりも、兄の基と恋人関係だと思われた事に、年相応に嫌そうな顔をしていた。しかし基は誤報という事に喜び、くまさとえりぴよも基を胴上げして共に喜び、空音が可愛そうだから、速く誤解が解けると良いと言ったえりぴよ。基はその言葉に反応し、自分だけが空音ファンの中で誤報だと知っている状況で、スキャンダルに悩む空音を支える展開もありだと口走り、これにはくまさとえりぴよも基を歩降り投げたまま受け止めず、玲奈も兄の下種さに引くのだった。

夕方の公園で、聖地巡礼して写真を撮っていたえりぴよ達。そこへ舞菜が姿を現したため、全員で振り返り彼女に視線を向けた。舞菜も何を話そうかとあたふたするが、えりぴよが見てくれているのだからと、ハートマークを胸の前で作ろうとポーズを取り、レスを送るが、えりぴよにはその構えの意図が汲み取れず、気功と間違われ、技を受けた悪役の様に反応されてしまう。それでも舞菜は伝わったと喜び、軽い足取りで去っていく。

舞菜が何をしたかったのか、結局分からなかった三人が残され、未だに倒れ込んで舞菜のレスに感動しているえりぴよに、くまさは神対応だったのはえりぴよの方だとツッコむのだった。

 

ここから感想

どうしても基の評価が下がっていく…。出るたびにダメな部分を出していく彼には、一体何が残ると言うのだろうか。空音似の玲奈も、今回の誤報を理由に一緒に歩いてくれなくなるのではと思っているんだが、兄弟の仲はその後変わることがあるかな?

今回は空音回で、クールなイメージが強い空音が、照れたり困ったりと色々ありましたね。まさか優佳に勉強を教えているとは思わなかった。面倒見が良いお姉さんタイプだったんだね。これは眞妃とは別のお姉さんタイプで、キャラ分けできていて何より。今回でだいぶ空音のイメージが変わったから、優佳と文の回も、何か発見があるかな。

舞菜も、自分からえりぴよに思いを伝えてみようと動き始めたし、半分でこれなら、最終回にはえりぴよとも、だいぶ話が出来るようになるのではないだろうか。

 

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ちはやふる3 第18話「あらざらむ」

 そうだね、実際は約束を破ってしまった事を自覚するところから始まるよね。こういった段階を踏ませるのは、長く続いている作品ならではだと思うし、今期のアニメが話の切りが良いところまで行かないのを差し引いても、大事に表現していって欲しいな。

 

今週の内容

京都市役所では、府議会議員である詩暢の祖母が、一室でテレビのチャンネルを回して名人・クイーン戦の中継している番組を探していた。今年からテレビ中継が無くなったことを知らなかった彼女は、まだ中継が始まっていないのかと、一人つぶやくのだった。

二試合目でも、解説はクイーン戦が中心に行われていた。

解説は渡会さんから詩暢の師に当たる伊勢大二郎になり、魚住アナは天然な渡会とのやり取りから解放されたと喜んでいた。

10歳でB級の大会で優勝した詩暢は、その時に祖母から褒められたことを思い出す。その言葉や表情には温かさはなく、先ほど母親から、府議会議員である祖母から看板として扱われているのだと聞かされた事も、気にしていないと自分の中で終わらせる。客席に視線を送れば千早の姿が捕らえられ、次のクイーン戦で戦おうと言う約束よりも、修学旅行を優先させた千早にも、特に怒ったような考えを抱かず、自分は彼女たちに対して失望も何もないと、気持ちをより一層鎮めていった。

そういった思考が影響しているのか、猪熊に5枚差を付けられた詩暢。しかし猪熊も、これが最後のクイーン戦だと決めており、決心と集中力を伴った勢いに乗っている。

詩暢が劣勢にある中、千早は自分が修学旅行を優先してクイーン戦予選大会に出なかった事を知った時の詩暢の様子を思い出し、自分が彼女との約束を破ってしまった事を自覚し始めていた。

詩暢が敗北し、自分の事を一人でいる事で強くなると評価した伊勢の言葉に、謝りがあると指摘しつつ、あれだけ大事にしていた各札との繋がりが切れていることに気付いて動揺する。この間に、試合後に行われる札が50枚あるかどうかの確認が滞り、詩暢が札を取り落としたのを見た猪熊は、詩暢の分の札も数えて箱に仕舞い、引き上げるのだった。

名人戦は原田が勝利し、挑戦者が2勝を収める形になった。これを喜ぶ間もなく、千早は観客席を飛び出し、階下のテレビ観戦場にいる奏に助けを求めに行く。この時に、名人とクイーンの陥落をどこか期待する囁きを感じ取った千早は、何もかもが雑音だと、この雰囲気を良く無いものだと考えるのだった。

控室に入った詩暢はドアの鍵をかけ、室内で乱暴に着物を脱ぎ棄てていた。一方猪熊の控室では、第三子を身籠り、つわりで気分が悪くなっていた猪熊を、桜沢が横にさせていた。長男の暉は母親といると騒ぎ、これを次男の迅をおんぶしつつ、退室しようとする夫の智の攻防が、ドア付近では行われていた。

猪熊を休ませた後、彼女を心配する理音に対し、桜沢は猪熊自身の身体だけでなく、心と気持ちも誰よりも強いと明言する。

人のいない場所で、またもどこかへ電話を掛ける周防。相手は周防正であり、家には複数人が集まり騒いでいる様子が受話器越しにうかがえた。60インチのテレビを買ったと言う正だが、ゆきこと言う女性は、真ん中の30㎝四方くらいしか見えないと言っていると、騒がしい周囲に合わせて声を大きくして言ってきた。これを聞いた周防は、中継を見せると言う目的を果たせていないのだと悟り、それを相手には伝えることはしなかったのだった。

第三試合は、挑戦者である原田が連勝している名人戦のみが行われ、挑戦者と現役が一勝ずつ勝ち星を経ているクイーン戦は、この回は休みとなった。

解説は全日本かるた協会会長の間下に変わり、魚住アナは安心感を感じていた。観戦会場の整理券が取れなかった千早と太一も、1階のテレビ観戦席に座り、原田が勝てば名人位決定という試合を観戦する。

五十嵐専任読手の読みが始まり、一枚目は原田が取るが、その時に周防が見せた囲い手に、間下会長は初めて見ると驚きで声を上げてしまう。その後はやる気を出した周防が連取し、千早は原田を応援するが、ドアが開く音を聞きつけ、洋服に着替えた詩暢が外に出ていくのを見て、追いかけることにする。

近江神宮にお参りをする詩暢を見つめる千早。周りの参拝客が入れ替わっても祈り続ける詩暢は、自分の手の中に残るものが札との繋がりではなく、一人ぼっちの象徴である干し柿であるイメージを払拭しようと、祖母への想いなどを整理しようと、両手を握り締めて必死な様子を見せていた。隣で、柏手を打った千早に気付いた詩暢は、千早がまだ祈っている最中に神前から移動し始める。神社の社まで続く道の中央・神道を歩く詩暢を見た千早は、彼女の持つ雰囲気は、神様の専用通路を使っても良い存在なのだと思わせるものを感じ、改めて詩暢がクイーンだと認識していたのだった。上着も防寒具も無く出てきた千早に、詩暢は自分のマフラーを戻ってきてまで無言で手渡し、千早はそれを巻いて会場まで二人で引き返す。

詩暢が着物を着るために、控室に入るのを見た千早は、周防が原田に大差をつけて勝利した名人戦の観戦を行わずに、振袖を着つけた詩暢に自分で作った襷を手渡す。襷を付けてもらっている間、その様子を意外そうに見る詩暢の母・詩穂を他所に、詩暢は千早に参拝の理由を尋ね、相変わらず原田の応援がメインなことを隠しもしない千早に少し笑う。詩暢は札一つ一つに対して、迎えに行くと言っていたのだと、千早に背中を押して送り出してもらいながら、すっきりとして表情で試合に臨むのだった。

係員の声掛けに応じて、起き上がった原田は、妻から綿の入ったズボンを出してもらい、これを袴の下に穿いて、膝を労わりながらも戦う意思を燃やしていた。

体力の温存のために、名人戦第3試合は本気で挑んでいなかった原田。そのため、白波会の応援チームにも力が入るが、その中で原田の妻だけが、状況を分かっていないのだった。

名人戦は第4試合、クイーン戦は第3試合が始まり、解説は山城今日子に変わり、魚住アナはお美しいとお顔をほころばせていた。しかし読手をしている山城が試合で読んでくれないことに、周防は子供の様に頬を膨らませて駄々をこね、それでも山城読手をキョコたんと呼んで慕っている周防は、読んでくれなくても好きと思いを込め、その思念を感じ取ったのか、山城は悪寒を感じるのだった。

試合が始まり、お互いに礼、審判に礼、読手と立ち合いに礼を済ませる詩暢と猪熊。

読手は小峰に戻り、最初から空札が連続して読まれ、原田はまだ取れる札が読まれる前にもかかわらず、札を移動し始める。これにはネット中継のコメントでも、もう移動したのかと反応を示し、新は彼ら視聴者が慣れてきている事をこれで感じるのだった。

もう一度札を移動した原田は、最初の一枚目を取り、払った札をゆっくりと取りにいく。いつもは原田のマナー違反をすぐにやり玉に挙げる北野も、原田の思考を読んで、流れを掴んだと応援していた。

原田の気迫を感じた周防は、同時に札を取った時も、審判は揉めれば名人の取りと判断した者に対しても、自分の取りだと主張する事なく原田に渡す。その姿に少しざわつく会場だったが、周防がも揉めるところを見たことが無かったと、落ち着くのだった。

それよりも原田の試合運びに絶句し始める大会関係者や北野、筑波と菫。原田は敵陣にも執着し、送り札で敵陣にも変化をもたらし、さらに自陣も良く動かすと言う手法を使い、彼が弟子たちに口を酸っぱくして言ってきた暗記の大切さを、自分自身のかるたで証明しているのだった。

中継はずっとクイーン戦ばかりを移し、詩暢が持ち直したことが分かった新は、名人戦が見たいと不満を感じ始める。そんな詩暢は、札との繋がりを取り戻しているように、送り札も絵札の人物と会話をするように決定し、この事に桜沢は気づいて唖然とする。詩暢の音のしない正確な札さばきに、桜沢は札ガールとしての仕事を、結川に声を掛けられるまで気づかない程見とれてしまい、クイーンになる人物との差を感じてしまう。

新は従兄の基からおかゆを運んでもらい、布団の上でこれを食べながら観戦を続けていた。画面が名人戦へと移り、原田の試合運びを見て、原田がすさまじい集中力を見せていることに気付く。

周防に対抗するために、ずっと考えてきた原田は、千早から周防は陣の橋にある札が見えていないのではないかと言う印象を伝えられ、臨床眼科や神経眼科の本を読み、全ての特徴を利用したうえで、嫌なかるたを展開してさらに攻める作戦を実行していた。原田は札を取りに行く間に妻を見て、陣に戻っても彼女から貰った座布団を手でなぞり、喜ばせたい相手がいるのだと、さらに気合を入れる。そんな原田を見た周防は、珍しく一筋汗をかいていた。

テーブルに持ち寄られたお土産と、空になった湯飲みをそのままに、周防兼子は名人・クイーン戦の中継を行っているチャンネルを探しているのだった。

 

ここから感想

ああ、周防自信が陣の端が見えていないのと、電話で言われていたゆきこちゃんが60インチのテレビの真ん中30㎝四方しか見えていないのって、ゆきこちゃんが画面に近づき過ぎていると言うギャグで無ければ、視野の欠損があるのね。なるほど、だから周防が日頃から耳を大事にして、目の事があるから引退を考えるのか。なんか引退の件は納得できたな。

で、詩暢も落ち着きを取り戻した上に、千早との繋がりも確認できた様でなにより。たぶん作ってきた襷って、千早が限定品だと言っていたダディベアの手ぬぐい?を割いて作ったのではと考えると、試合後に二人で話す時間が有れば良いなと思ってしまう。あまり見せ場が多いと胡散臭く薄っぺらくなってしまうが、やっぱり詩暢の交友関係として、ここは表現してほしいな。

そして、詩暢の祖母と周防の祖母。二人してテレビ中継が無くなった事を知らずにいる事は結構悲劇だと思う。詩暢の豪華な着物も、テレビ放送が無いなら来年からはお値段が下がるかしら?周防一家の方も、頼っていた正君が結局役に立たないと言う有様なのは、親戚との意思疎通が難しいと言う点で妙にリアルだったのが、ちょっと面白かった。

さて、来週には決着がつくだろうか。というか、第2試合の段階で、名人戦が原田連勝、クイーン戦が詩暢1勝ち猪熊1勝なのに、挑戦者が後1勝で現役が陥落って…何勝すれば勝利なのか、勝利条件が分かっていないことに気付いた。これ、どういうことだったっけ?

 

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マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 第6話「なんだってしてやるよ」

 今週の内容

魔女の張った結界の中で、5体の女性の身体を持った魔女が、椅子を使ったバーレスクダンスの様な動きを披露し、手下たちがそれを見て盛り上がっている様子が映し出される。これを見ていた常磐ななか、志伸あきら、夏目かこ、純美雨ら魔法少女は、数が多すぎると、魔女の討伐を諦めていた。しかし後方に控えていた深月フェリシアは、魔女を全て滅ぼすのだと飛び出していってしまい、なし崩し的に戦闘が始まってしまうのだった。

いろはは、7時のアラームで目が覚め、自分がやちよの家に泊めてもらった事を思い出す。昨夜顔を出したリビングに入ると、やちよが今度は朝食を作って待っていたのだった。

朝食を食べながら、いろはは普通よりも部屋が多い特徴を持つやちよの家について質問する。これには、下宿をしていた事があると素直に答えるやちよ。そして、またいろはから声を掛けられ、ソウルジェムの濁りが無くなったからと、自分にグリーフシードを使ってくれた事への礼を言われたやちよは、昨晩のいろはの変質について話さず、そのままいろはの憶測を肯定して、彼女の礼を受け取ったのだった。

帰宅がてら神浜を散策すると言ういろはに、やちよは東地区では魔法少女であることを隠すように忠告し、一緒に家を出る。その後はいろは一人でスマホで表示させた地図を頼りに、バスに乗り、歩いたりしながら神浜の街を見つつ、ういの手がかりを探し始める。

やがて産廃処理場の建設反対と言う看板が並ぶ、荒廃した商店街跡に足を踏み入れるいろは。人が駆け足で消えた角を覗くと、そこにはフクロウ幸運水を配っている団体が、様々な仮装をし、見世物や音楽を鳴らしながら客引きをしていた。いろはも声を掛けられ、瓶に入った水を勧められるが、怪しさに引いてしまう。すると近くで別の女の子がタダという事に喜んだ様子で、おいしそうに水を飲み始めた。つられていろはも水を飲み、そのおいしさに思わず驚き、明日くればまた飲めると言う客引きの言葉に、なら明日に来ようと呟くのだった。

いろはよりも先に水を飲んでいた女の子は、瓶を返そうとするいろはの右手の中指に、魔法少女の印がある事を見つけ、目を見張る。女の子・深月フェリシアは、いろはの後を追いかけて声を掛け、テリトリーを荒らすつもりだろうと因縁をつけて、ショバ代をせしめようとする。しかしいろはが困った声を上げたところで、魔女の気配が立ち込め、フェリシアといろはは変身して魔女の結界内に飛び込むのだった。

手伝うといういろはの言葉をきかず、一人で魔女に向かっていくフェリシアは、手下の攻撃も無視して突進し、魔女本体に武器であるハンマーを振り下ろして、あっという間に倒してしまう。

現実世界へ戻ってきたいろはだが、今度は助け賃をフェリシアにせびられ、おこづかいがもう無いからとアイスを奢る事で手を打ってもらう。駄菓子屋のイサドでアイスを二本交わされたいろはに、フェリシアは一本を差し出し、店の前のベンチで肩を並べて食べ始める。名前を教え合ったフェリシアは、いろはには友達料金で仕事を請け負うと提案し、なんにせよお金は取るのかと言ういろはに、自分は傭兵なのだと明かす。こうしている間に、二人の棒アイスが二つとも当たりであった事が判明し、フェリシアは嬉しそうに駄菓子屋のおじさんへ当たりくじ分を貰いに行くのだった。

みたまの店を訪れたやよいは、すれ違いに出ていく常磐ななか達のグループの会話に一瞬だけ耳を傾け、その悪い雰囲気の原因が、傭兵を生業とする魔法少女深月フェリシアにある事を、お尋ね者の張り紙を見て悟る。

みたまから新しいウワサの情報を聞きに来たやちよは、フクロウ幸運水のウワサを話し始めるみたまを遮り、屋上の看板に腰かけている魔法少女佐倉杏子の存在に気付き、まずはそちらの対応に向かうのだった。

杏子の要件は、神浜に魔女が集まっているため、グリーフシードが足りず、神浜で魔女を倒すことを許可してほしいと言う物だった。杏子が実力者であることを見抜いたやちよは、神浜のルールを伝え、これを守れば良いと、よそ者による狩りを許可する。話がうまくいった杏子は、魔女が神浜にだけ増えた原因が、神浜の魔法少女たちが魔女と組んでいるのではといぶかしんで見せるが、やちよは魔女と組むことは不可能だと言い返し、杏子はそれ以上探ることはせずにその場を立ち去っていく。

行動を共にしていたいろはとフェリシアは、拾った財布の持ち主から現金数万円と、福引券をお礼としてもらい、福引券の数字が23から22に変化していた事には気づかず、これで当たりを引き当てていた。

さらにその後も、コインゲームをすればチャンスタイムに突入し、描かれた数字が21~20へと変わる。さらにスロットマシンで絵柄が揃い、遊んでいた台の近くのゲーム台の数字が、20から19に。ビデオポーカーではロイヤルストレートフラッシュが出て、Betの数が19から18へ。また別のゲームをすれば、FEVER!との表示が出て、その右下では数字が18から17に変わり、良いカードが出現する。運が良いと呼ぶべき事態にフェリシアは喜び、いろはは不安を覚え始める。そんないろはの心配を象徴するように、画面上の数字は17から16へと一つ減っていった。

ゲームをした場所にあると思われる、テーブル筐体で食事が出来るファミレスで昼食をとる二人。いろはは良い事が有り過ぎると不安を口にするが、フェリシアは気にする様子もなく、何故神浜の東側に来たのかを訪ねてきた。

妹を探していると答えたいろはに、家族を探しているのかと一瞬沈んだ声を出したフェリシア。しかし次の瞬間にはいろはの専属になろうかと元気よく提案して見せた。いろはも、今はもらったお礼のおかげで懐は温かいが、傭兵を雇うという事に関しては及び腰だった。

彼女を雇うかと言う回答を避けるために、いろははフェリシアが中学生にもかかわらず傭兵をしている理由を尋ねた。これには、遠回しに話すフェリシアだが、両親がいないことを明かす。

ちょうど受信があったやちよの電話で、自分たちの飲んだ水が、ウワサになっている事を聞いたいろは。そんな彼女たちの運を示すように、テーブル番号の表示が、16から15へと変わっていた。

やちよと鶴乃と合流したいろはと、彼女に付いてきたフェリシア。鶴乃とフェリシアが出会った端から言い合いを始める横で、やちよは出かけに忠告した事柄を守れていないいろはを注意する。さらに一緒にいたフェリシアが、神浜の魔法少女たちの間でどういう存在なのかを説明し、一緒にいない様にとも付け加える。

やちよがたどり着いたフクロウ幸運水のウワサは、幸運を呼ぶおいしい水を飲み、24の幸運を使い切ると不幸になる。不幸にならない様に飲み続けなければいけないと言うもので、この水を飲んだ後に数人の魔法少女が姿を消しているという事だった。

その話を聞いたフェリシアは、大したことは無いと考え、やちよと対立した流れで、いろはたちから離れていこうとする。しかしそれでは一緒にフクロウ幸運水を飲んでいる身としては心配だからと、いろはは自分がフェリシアを雇い、一緒にウワサを退治しようと提案する。

金銭を要求するフェリシアだったが、中学生同士のやり取りを見たやちよが、報酬は現金ではなく別のものにするように口を出し、いろはが食事を作るという事で話はまとまった。

まずは水を飲んだ場所に戻って、状況を確認したいと言うやちよ。いろはが自信なさげに案内すると、怪しげな集団はまだ先ほどの場所にまだ水を配っていた。

見つかってラッキーだったという鶴乃の言葉を聞いてか、客引きが持っていたボードに書かれていた数字は15から14に減っていく。

水を配っていた存在が、魔女の手下の様だと気づいたフェリシアは、飲まされたことに対して怒り、変身してハンマーで一撃を加える。しかし今まであった客引き達が消え、水を貰いに来ていた客もそそくさとその場を立ち去ってしまう。

手がかりを失った事と、結果的にいろはが窮地に陥った事に対して、フェリシアの行動にいら立ちをあらわにするやちよ。ひとまず傭兵を名乗るなら、雇い主の利益を考える様にと注意して、ウワサの本体探しを開始するのだった。

この話を、アーケードの屋根の穴を利用してのぞき見していた杏子は、魔女とは違う存在に興味を惹かれていた。

帰る女子学生たちの間を、ウワサを振りまいて歩く存在を見つけたやちよ達。物陰からその様子を観察し、また勝手な行動をとらないようにとフェリシアの口を手で封じ、飛び出さない様にと半ば羽交い絞めの状態のまま、ウワサの存在に気付かないと感知できない存在かもしれないと推察する。

高架橋の作る陰に入って行く、ウワサを振りまく存在を追いかけるやちよ達。その地面に影が作り上げた数字が、14から13に変わる。しばらくすると、黒いローブを纏った少女たちに囲まれ、フクロウ幸運水のウワサを追う事は、マギウスの導きを阻害する行為だとして、手を引くようにと、短い言葉を交互に言うことで伝えてきた。

フードで顔を隠した相手に、水は毎日やると言う条件を出されたやちよと鶴乃は、信じられるはずがないと突っぱね、消えてしまった子たちはどうなるのかと尋ねる。すると相手からマギウスが魔女を消滅させ、魔法少女は救われると言う言葉を発したため、変身して戦闘態勢を取る。

変身した二人とは違って、まだ普段着のままだったフェリシアは、魔女を消滅させると言う言葉に興味を持ち、どういうことかと話に入ってきた。すると相手もフェリシアが魔女に憎悪を抱いていることを知っているのか、彼女を雇い、復讐を実現させると条件を出してきた。いろはは、フェリシアを雇うと言う少女たちの言葉に動揺を見せるが、フェリシアはマギウスのしようとしている話が本当なら、なんだってしてやると、目に高ぶった感情を宿しながら笑みを浮かべるのだった。

 

ここから感想

さて、杏子が登場して、フェリシアという新キャラが登場。やっぱりメインキャラのいろはや、やちよが面倒を見始めた心境の変化など、まだ表現する事はあるはずなんだけど、仕事が増える感じなんだよね。手数が増えるのは、この作品ではちょっと嬉しくない要素。しかも前半に出てきた別の魔法少女チームも今後出番があると、これは手が回らない感じになりそう…。現にももこさんチームがどうなったか続報が無かった。

 

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