はちよりうえ

見たアニメについて感想などをメモる。※ネタばれあり

マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 第7話「一緒に帰りたい」

 かえでさんがどうなったか未だに不明のまま、フクロウ幸運水のエピソードが終わって、また何か始まったぞ。

 

今週の内容

いくつもそびえるタワーマンション。その一棟の上層階の一室で火事が起こっていた。現在よりも、まだ幼い印象を受けるフェリシアが、その火事の中で父母の事を呼びながら泣いていた。炎の中に、異形の姿をしたものを見たフェリシアは、原因はソレにあると察知して怒りを露わにするが、異形のものは陰になり消えてしまう。そのあとすぐにキュゥべえが姿を現し、魔法少女になるかと言う問いかけに、フェリシアは魔女を殺すと言う目的で応えるのだった。

両親の仇である魔女を殺すために、雇い主になったいろはには悪いと感じつつも、マギウスと名乗るローブを着た少女たちに案内されて、地下の貯水空間まで案内されたフェリシア。そこで、マギウスの翼の白羽を名乗る天音月夜と天音月咲と出会う。彼女たちから、マギウスは三人いて、マギウスの翼達は、その三人が掲げた魔法少女救済の目的を遂行するために居ると説明される。フェリシアの目的はすべての魔女を殺す事だったため、見返りがそれで良いのなら、噂を守るように提案されるフェリシア。しかしフェリシアは話を聞いても笑みを浮かべず、くちをへの字にしたまま答え得ることはしなかった。そこへ話に割って入ってきたのは、やちよから神浜市での魔女狩りの許可を得ていた、佐倉杏子だった。

フェリシアが去っていき、橋の上で話し合ういろはとやちよ、そして鶴乃。フェリシアを心配するいろはに対し、やちよはフェリシアを信用できなかったため、GPSを彼女に付けていると、スマホの画面でフェリシアの位置情報を示して見せる。この時、驚くいろはの後方で、陰で作られた数字が13から12へと一つ減る。

本人の承諾も無しにGPSを取り付けたことに、鶴乃は感心し、フェリシアを心配しているいろはは、彼女が魔女に向ける憎悪の理由が、両親の死と関係があるのではと話し、その言葉の端には、無茶苦茶な行動には理由があると言いたげであった。しかしやちよは、これまでのフェリシアの行動が信用を失墜させているのだと譲らず、ひとまず三人で位置情報が示す場所まで追いかけることにする。

フェリシアに付けたGPSが示す場所に着いたいろは達は、そこに小さいキュゥべえが居たため、この地下だろうと確信をもって進む。

一方地下では、天音たちに連れられて移動するフェリシアと杏子。杏子は、神浜に魔女が集まっている原因はマギウス関係だとフェリシアに囁き、グリーフシードや衣食住が確保できればどこだって良い。そんな考えをフェリシアも持っているだろうと確認して見せた。フェリシアは少し強がって杏子に返答するが、自分の考えを補強するように、自分が一人である事を小声で確認する。そんなフェリシアに杏子は持っていたポッキーを差し出し、慰める。

貯水空間より奥では、フクロウ幸運水を作り出す場所が設置され、魔女の手下のような存在が、水を瓶に詰め、テーブルに掛けたフェリシアと杏子に差し出す。この幸運水について、注意事項を話す天音たちに対し、杏子は水をこぼして見せ、グリーフシードが稼げればよいと明言する。しかしその言葉に天音たちは、グリーフシードは神浜では無意味だと語る。

やちよ達は、変身した状態で貯水空間を進んでいた。そこへ、侵入者を察知した天音たちが行く手に立ちはだかり、マギウスの目的と、マギウスの翼である自分たちとの違いを説明したうえで、フェリシアと杏子の姿を見せ、いろはも誘い入れようとする。

ウワサの化け物を作り出している事を認めた天音たちに、被害者が出ていると反論する鶴乃に、全員を救うとは言っていないと言ってのけた天音たち。やちよは槍を構えて敵意を向け、天音たちもローブを払いのけ、緑色のキューブを放って、魔女の結界を解き放ったことで戦闘が始まる。

結界内に存在する無数の魔女に、いろは達だけでなく杏子も呆れたように声を上げ、フェリシアは話が違うと天音たちに突っかかる勢いだった。それらを魔力で操られているから問題ないと一掃し、天音月咲の横笛を合図に動き出す魔女たち。早速やちよと鶴乃が対応するために前に進み出るが、ちょうど彼女たちのいる床が抜け落ち、やちよ達といろはは分断されてしまう。いろはへの対応を頼まれた杏子とフェリシアだったが、杏子は気の抜けた返事を返し、フェリシアは魔女から攻撃を受けたいろはを心配して、幸運水を放り出して魔女との戦闘を開始する。この時、地面に映っていた数字は11から10へと一つ減る。

先頭の中で、思わずいろはがフェリシアに手を伸ばし、フェリシアも同じようにいろはに手を伸ばした事で、二人の間で合成魔法が出来上がり、フェリシアのハンマーが輝きを増す。魔女を蹴散らしながら、フェリシアは敵を討つためにすべての魔女を殺すため、この場の魔女も敵であり、全ての魔女もウワサも不幸もすべてをつぶすのだと、マギウスとの離別を叫んだ。これを聞いた杏子も、マギウスとは組まな事を宣言し、理由は言っていることが信用できないと言う物で、さっそく魔法少女に変身する杏子。この時、地面にあった数字は10から9へと一つ減る。

杏子は戦闘の中でウワサへと続く場所に穴をあけ、底に自動的に降ろされた階段を示していろはに先に行く様に促す。この時、後方に浮かぶボディに書かれていた数字が9から8へと減る。

魔女と戦って言える皆を心配して戸惑ういろはだが、やちよからもテレパシーのようなもので行く様に促され、いろはに襲い掛かる魔女を杏子が排除し、いろはは一人先を急ぐ。この時、杏子の後方で浮いていたボディにも数字が書かれ、こちらも8から7へと減っていく。

いろははそのまま先に向かい、壁に書かれていた数字が7から6になると、行く先に光が差し、小さいキュゥべえが導くように先行して、ウワサの元を突き止めることができた。しかしいろはが攻撃しようとボーガンを構えると、細か別れたウワサ達が、群れを成していろはに襲い掛かってきた。

一方いろはとの合成魔法を発動していたフェリシアは、魔女に向けてハンマーを振る攻撃を繰り返していた。怒り任せの動きが単純だったためか、魔女に隙をつかれたところを杏子が救い出し、戦っている最中は自分だけのために考えれば良いと、アドバイスを送る。

杏子の手助けもあって、フェリシアの一撃で結界が崩れ、現実世界に戻ってきたやちよ達。天音たちに負けを認めるよう迫るが、ソウルジェムが濁ってもなお戦闘の意志を放棄しない彼女たちは、以前いろはが見せた現象と同じことを行い、身体から魔女を放出させ、それに乗って戦闘の継続を宣言する。

フクロウの様なものの大群に襲われていたいろは。第一・第二の攻撃を乗り切り、幸運のカウントは6から5、5から4へ。さらに第三波を受けて、数字は4から3へと減っていく。いろはは自分の幸運があといくつ残っているかを考え、大群に矢を放つことで乗り切ろうとしていた。しかし幸運はここでも使われ、地面に描かれた数字は3から2へと数を減らす。

いろはは、同じようにピンチになった、口寄せ神社の時はどうしただろうと思いつき、自分の中で、面を付けたような顔の自分と会った事を思い出す。そして、戦闘の最中にその面を付けたような自分に、後ろから抱き付かれ思わず悲鳴を上げる。この後はいろはのソウルジェムが完全に濁り、髪がほどかれ情報に舞い上がっていき、以前と同じ現象が発言しつつあった。しかしこれにも幸運を使った様で、地面に書かれた数字は2から1になる。

一方現実の地下空間では、やちよと鶴乃、そしてマギウスの翼には入らなかったフェリシアと杏子が、魔女化したような天音たちから攻撃を受けていた。その場にいた4人で反撃に出ていたが、避けられるか弾かれるかのどちらかで、全く歯が立っていなかった。

またも場面はウワサの中心地に戻り、いろはは仮面の様な顔に変わり、強くならなければいけないと言う彼女の意識の通り、自分の身体の上方にできた部分はウワサの中心部分を攻撃してこれを破壊する。このことを見届けた小さいキュゥべえは、水玉になって姿を消してしまう。

まだ小さなキュゥべえが消えたことには気づいていないいろはは、自分一人でも出来たと、仰向けに倒れ込み肩で息をしていた。

ウワサが消失した衝撃はやちよ達のいる場所にも届き、衝撃で巻き上がった水が雨の様に降る中、鶴乃は武器の扇を傘代わりにしていろはがやったのだと大喜びする。

これとは逆に、天音達はウワサを守り切れなかった責を問われると、戦々恐々とし、実際に彼女たちよりも上位の存在が姿を現すと、自身が乗っていた魔女の様なものを消し、その足元に傅いて、フクロウ幸運水のウワサが消されたことを報告する。

現われたマギウスの翼が、みふゆだと知った鶴乃とやちよ。鶴乃は喜んでみふゆに駆け寄り、抱きしめて喜びを表すが、やちよはみふゆを見つめるだけだった。

魔女に殺されて死ぬか、魔女になるかの二択しかない魔法少女の運命から、みふゆは解放を望み、マギウスの翼として本気でこれを目指していると話し、それはあり得ないと考えるやちよとは、再会した今でも意見が平行線のままなのだった。

いろはが合流し、みふゆがマギウスとして敵対することを確認したやちよは、この場から去ろうとするみふゆに対し、親友として阻止すると武器を構える。しかしそれは脅威にならないと感じているのか、みふゆは目を伏せて手伸ばし、彼女たちマギウスの翼を覆うように魔法を展開し、やちよ達の前から去って行ってしまうのだった。

変身を解き、地上まで戻ってきたいろはとやちよ、鶴乃、そしてフェリシア。そのままどこかへ行こうとするフェリシアを、いろはは引き留めようとするが、家が無い、世話にならなくてもやっていける、一緒にいるとまた巻き込んでしまいそうと、フェリシアは力なく断り続ける。

誰かを巻き込まない様に、魔女を見ても暴れ出さないために我慢を覚えようと言う鶴乃。これには賛成するいろはに、やちよはフェリシアだけでなく鶴乃も落ち着くべきだと指摘する。しかしこれらはフェリシアにとって、敵への感情を抑制する話であり、本人は魔女への怒りを、何故被害者である自分だけが我慢して抑えなければいけないのかと癇癪を起し、高ぶった感情のままに蹲って泣き出してしまう。

そんなフェリシアに、いろははまず謝り、それでもフェリシアが心配なことを伝え、報酬のご飯を作るという約束を、今晩分だけでも果たさせてほしいと提案する。これには、やちよが元下宿の家に泊まるよう付け加え、フェリシアはいろはを見つめ、彼女の名前を口にするのだった。

いろは達とは別れていた杏子は、建物の屋上で夕日を眺めつつ神浜の現状が想像以上だったことをつぶやき、面白そうに勝気な笑みを浮かべる。

いろはがフェリシアにご飯を振舞っていた頃、いろはの親から電話が掛かかり、下宿先が決まったと、引っ越し先を聞かされる。その場所を聞いたいろはは驚き、食卓を囲んでいろはが席に着くのを待っていたやちよ達は、いろはの方に振り向くことになった。その時、やちよが持っていた神浜フェスのチラシに書かれていた日付の1が、0へと静かに変わっていくのだった。

下宿先が、やちよの家のみかづき荘に決まったいろはは、引っ越しのために荷物を運び入れていた。これもフクロウ幸運水のおかげかとしみじみするいろはに対し、やちよは偶然ではないかもしれないと、いろはの事を快く受け入れていた。荷入れを手伝っていたフェリシアは、そんな会話をしていたいろは達の傍まで来たついでに、やちよが口うるさいのだといろはに愚痴をこぼす。この愚痴は逆効果となり、やちよに片づけるように言われていたマンガについて蒸し返され、フェリシアは肩をすぼめる結果になる。このやり取りを見ていたいろはは、二人が仲良くなれて良かったと解釈し、彼女の平和的な考えにやちよは少しため息をつくが、握手のために手を差し出し、みかづき荘の一員としていろはを改めて迎え入れたのだった。

そうしている中、段ボールの上に置かれたいろはの携帯に、「どうか助けてください」「あなたは魔法少女ですか?」という差出人不明のメッセージが届いていた。

 

ここから感想

先週から、幸福のカウントダウンを探すのは楽しかった。数字の字体がさほど変わらないから、黒板ネタを解読するより気楽っていうのもあるんだろうけどね。

で、今回の話で、今まで理解できなかったいろはの人となりが、少しは拾えた気がする。これだけ主張が控えめで、周囲の摩擦に過敏だと、そりゃすぐにソウルジェムが濁るよね。と言う感じで理解できた気でいるが、やはり主人公としての成長するのりしろを見せてもらえないのは、視聴していて欲求不満だ。

あの魔女化して元に戻るかカラクリや、ウワサがマギウスの仕業だと分り、いろは達の敵が分かった今回。今度は他のチームがどう出るか、杏子はマミさんに事情を教えてくれるのか、マミさんはいろは達に協力してくれるのか、と言うあたりで進み具合が変わってくるのだろう。こう考えると、まどかのやったことはスケールが大きかったんだなぁと改めて実感できるな。

 

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