はちよりうえ

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ちはやふる3 第1話「なつのよは」感想

 久々だと思ったら第2期が2013年って…随分と間が空いたんだな。なら中の人の声の発生方法が変わっているのもうなずけるわ。

 

作品の内容

小学校のころ、転入してきた綿谷新の誘いで、競技かるたを始めた綾瀬千早と真島太一。また福井へと引っ越すことになったため、分かれるのが悲しいと泣く新に、千早はかるたをしていればまた会えると、太一と新の手を取って言ってのけたのだった。

これ以降も、かるたを続けた千早は、持っていた耳の良さを発揮し、それは陸上でのスタートをうまく走り出す事にも生かされるほどだった。

中学に入りロケットスタートを褒められ、陸上部に誘われた千早は、かるたの練習の時間が減ってしまうと難色を示しつつも、誘った堀川みちるに、仮入部の交換条件としてかるた会を見学することを提示したのだった。

みちるを連れて、かるた会・白波会を訪れた千早は、さっそく競技かるたのやり方を教える。挨拶の段階から、動作が分からず慌てるみちるは、一戦を通して千早から1枚も札を取れず、伸びあがってしまう。試合後も生き生きとかるたについて話す千早の、かるたが好きな気持ちはよく分かったと締めくくっていたみちるだったが、千早はもう一度やろうと札を並べ始めてしまい、思わず動きが止まるみちるなのだった。

太一は白波会の建物を視界に入れながらも、小学生の頃を思い出し、新と千早と三人で白波会を訪ねた事や、小学校でのかるた大会で、何でも一番にならなければならない、母親からのプレッシャーと、千早と仲良くなった新への嫉妬から、彼の眼鏡を盗り、最終的にそれを新に泣きながら返したことが思い出され、白波会には顔を出さず、通り過ぎていくのだった。

福井にいる新も、祖父に言われてたかるたをして楽しかった頃を思い出し、千早とアパートの一室でかるたをしていた時のことを思っていのだった。

高校受験が終わり、みちると同じ瑞沢高校に入学した千早は、かるた部を作ってかるたに集中すると意気込んでいた。

話は現在に戻り、富士崎高校のかるた部合宿に参加する千早と太一。他にも北央高校の生徒も参加しており、その中に小学生時代からの知り合い、木梨浩、通称ヒョロくんを見つけた千早は大層驚いていた。

通常文化部に入るかるた部だが、ストレッチや練習試合がみっちり組み込まれた内容に、バテる千早とヒョロくん。厳しい練習メニューでも、富士崎高校の部員達が顧問の桜沢翠を尊敬し、ついて行く理由をヒョロから聞いた千早は、クイーンに挑戦する最強の挑戦者という称号に強いあこがれを抱く。

午後の練習が終わり、引退した三年生の山井真琴が顔を出した事で、テンションが上がる女子部員達。しかし真琴は、二年生の山城理音を意識しており、一緒に海に行こうと誘うが、恥ずかしさのあまり部員皆でと付け足してしまい、副部長になった理音も、部の親睦を深めるという真琴の言い訳を真剣に受け取り、彼らの周りは、良く分からない盛り上がりを見せたのだった。

夜になり、千早を囲んで恋バナをする冨士埼高校の女子部員達。しかし見た目の良い千早が彼氏はいないと語り、その後もかるたが強く無いと前に座れないからという千早の発言に、噂通りのかるたバカだと納得してしまう。話は富士埼の引退した先輩たちに移り、全国大会の時に、告白しておけばよかったという発言を聞いた千早は、大会で富士崎高校を破った自分たちとは、違う視点からの想いを見た気がしたのだった。そして、その視点を新にも当てはめようとするが、彼の事については想像ができず、自分は色々と分かっていないのだと自覚することになった。

男子部屋では、富士崎高校の部長・日向良彦にかるたをやる理由を尋ねられた太一。答える前に自分の事を話し始め、ヘアアイロンで髪の毛を撒きながら、何度も「よろしく」という相手の軽さに、どう対処したら良いかと考える太一。しかし良彦が富士崎の部長だと知った太一は、彼に教えて欲しい事があると、申し出るのだった。

千早が、太一が良彦から富士崎流の柔軟体操のやり方を教わっているところを見たのは、入浴のために外出した時だった。同室の富士崎の女子部員達と、練習場の地窓から太一を見ていた千早は、突然現れたヒョロ君から、太一が今日の練習試合を全勝したことを聞かされ、単純にすごいと褒めるような口調になる。そんな千早に、A級になろうと大会に出続け、そのたびに太一の試合を見てきたヒョロ君は、そんな余裕は千早には無いと忠告し、千早の傍にいない太一の方が強いと、自分の感じたことを伝えて去っていく。その言葉を聞いた千早は、やはり自分は、傍にいる太一の事さえも何も分かっていないのだと思い知らされる。

そのころ、翠北会の合宿に参加していた西田優征、通称肉まんくんと、大江奏、駒野勉、通称机くんの瑞沢高校かるた部2年。しかし自宅が近かった奏が帰宅してしまい、合宿の醍醐味である楽しい夜を過ごさないでどうするのだと、西田は相当に悔しがるのだった。

富士崎高校の合宿に入って2日目。裏山登山とされていたメニューは、坂を走って上るもので、千早は富士崎の部員達の体力があった理由を、ここで納得していたが、そんな中でも余裕の表情を見せる太一にも、ヒョロくんの言葉で気づかされるのだった。

練習試合を行う中で、三回連続で富士崎高校の理音と当たった千早。千早自身は花を飛ばすほどの笑みで理音との対戦を喜ぶが、理音は千早との対戦を心から嫌がり、気持ちの面で既に千早に押されているのだった。

かるたを続けるため、右手の指の関節の手術を行ったため、右手が使えない千早だが、勝つつもりで理音に挑み、彼女の耳の良さや、利き手を使えるハンデがあったとしても、試合を意味のあるものにすると意気込んでいた。

午前中に行う一回目の試合が終わり、理音に大差で敗れた千早は、それでも音を聞き分ける感じの良さを掴もうと思考を巡らせるが、エネルギー不足でそのまま突っ伏して寝てしまう。

結局、必死に千早を起こしていた理音から昼食をもらった千早は、理音のおにぎり18個弁当という内容に驚愕する。お米が大好きなのか、どんどんおにぎりを食べていく理音は、祖母が地主であり、選任読手である山城今日子であったために、お米を分けてもらう対価として、かるたを続けることを求められたことを千早に話す。この条件さえクリアしていればよく、上昇志向は無いと言いかけた理音は、大会の団体戦で負けた経験や、副部長になった事もあり、今度の夏の大会では負けないと、試合相手の千早に闘志を見せる。

理音の変化にあてられた千早は、同じ耳の良い選手として、理音に感じの良い人と言うのは何を聞いているのだろうかと、尋ねてみるが、理音はライバルに塩を送るようなことはせず、練習場へと向かってしまうのだった。

桜川の采配で試合ごとに読手を変えられ、第二試合の読手は理音との相性が良くない部員であった。元々綺麗に読む読み手で無いと、試合に集中することが出来ない理音は、左手でかるたをすることに慣れてきた千早に差を詰められ、9枚差での勝利となる。

理音が、自分には無い千早のかるたへの情熱に怯み、そのまま第三試合に突入する。

同じ相手と三回も試合を行ったため、千早は前の試合で記憶した札と間違えてお手付きをしてしまい、記憶の混同と疲れから息苦しさまで感じていた。そんな千早に、桜川は姿勢を正すように手を添えて指導し、桜川本人が挑戦し、見てきたクイーンや名人も、皆姿勢が良かったと加え、疲れていても姿勢を崩さないようにと言い添えて試合を再開させる。

桜川の言葉で、背中が曲がっていたことを自覚した千早は、息苦しさも緩和される。そこで思い出したのが、「自然なフォームで美しく」と言われたのは、初めてでは無いことだった。姿勢だけでなく、和服の帯が体を支えることを奏から教わっていたと思い出した千早は、今度こそそのことを糧にして、札を取り始める。

普段は試合中に指導をしない桜川が、挑戦したクイーン等を引き合いに出してまで、千早を指導したことに悔しさを覚えた理音は、消極的な態度を改め、札を取ることに熱意をもって三回戦を終える。7枚差まで千早に詰められた理音だったが、お昼の時に千早が尋ねた感じが良いとはどういうことかを、言葉にして千早に答える。

決まり字の、最初の音が高いか低いかを聞いていると思うと言う理音に、自分の答えを掴めそうだからと、実例でもって質問攻めにしていた千早。そこへ第四試合の相手となった太一が声を掛け、大戦のために向かい合う千早。太一を見ていた千早は、ヒョロくんの言っていた自分がそばにいない方が強いという言葉を思い出してしまうのだった。

合宿が終わり、電車で帰る太一と千早。太一に負けてむくれる千早は、いつも通り接してくる太一に対し、試合中の太一の印象を思い出し暗い気持ちになっていた。そこへ、太一が秋には「公式戦で」「右手を使える千早」に勝つと宣言したため、かるたバカの千早は、闘争心むき出しにして負けまいと燃えるのだった。

練習場では、理音が瑞沢高校同士で試合をさせた意味について、桜川に質問していた。桜川は、太一がさらに上を目指す自信をつけるためだと説明し、その自信は千早にしかつけることができないものだからだと、指導者としての一面を見せたのだった。

 

ここから感想

原作未読で、第1期から見ているから長い付き合いになった本作。ちょうど、「部活もの」で「スポコンじゃなくて文化部」の感想は、今期はこれで2作目になるが、少女漫画系と少年漫画系とでもいうのか、両作品とも描く視点が違うために、それぞれの味があって面白い。

ちはやふる」は恋愛があるのと、登場人物が多いので、正直誰がどこまで何をしたのか、覚えていないけれど、確か合宿行く前に奏が太一に「千早も(恋愛に関して)いつまでもあんぽんたんではない」と発言したと思う…でももう、千早が新を先に思い浮かべて、太一の事が目に入っていなかったこの時点で、その発言がズレているという、この点だけは、確実に理解して見ているので、恋愛要素で既に胃が痛い。

来週は、放送が送れたぶんを取り戻すために2話連続という事で…次は白波会の合宿をやるのだろうか。そしたら、そろそろ全員集合させてほしいよ。たとへ他の会に所属している肉まんくんが居るとしてもさ。

 

 

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