はちよりうえ

見たアニメについて感想などをメモる。※ネタばれあり

フルーツバスケット 第14話「ヒミツだよ」感想

やっぱり、ヘビのデフォルトはとぐろを巻かせると白いう〇こみたいなのが良いよね。たとえ上から見ても愛でられる。

今週の内容
おそらく朝食後に、透は5月1日の午後から出かける許可を紫呉から得る。紫呉は咲達女友達と出かけるのかと何となく尋ねたのだが、透は母・今日子の一周忌なので友人と一緒に墓参りに行くのだと答えたため、気づかなかった事と、当日は自分は用事で行けないことを謝る紫呉。透は気にしていない様子だったが、由希は一緒に行くと言ったため、母は喜ぶだろうと嬉しそうにする透。紫呉は夾も行く様に声を掛けるが、彼は黙ったまま返事をしなかったのだった。
学校では、ありさと咲と共に教室を移動しつつ今日子の話をする透。由希が墓参りに来ると言う話になり、同じく同居している夾は来るか分からないと言う話から、今日子が生きていたら、夾などはいじり倒しそうだと想像して楽しむありさと咲。そんな彼女たちの間を、ドロケーをして遊ぶ紅葉が通り、「危ないから前を見て」と物の怪憑きの彼の変身体質を心配する透に対し、ありさは紅葉の両親のどっちがドイツ人なのかと呟く。ありさの言葉を聞いて、透もそう言えば十二支の皆から両親の話は聞かないと気づき、疑問に思うのだった。
夜になり、バイトの仕事をこなす透。紅葉も手伝い、二人で話をしながら作業を終わらせる透。そう言えばと、両親のうち、どちらがドイツの人なのかと聞いてみる透に、母親がドイツ人なのだと答える紅葉。母の写真を見せながら、妹が居る事、いつも母娘揃って父を迎えに来ることを愛おしそうに話す紅葉に、透もそんな紅葉の話を微笑ましく聞いていたが、一緒に帰れないという紅葉の話に疑問を覚えるのだった。
ちょうどそこで、紅葉の母と妹のモモが父親の迎えに来たため、話しかけられる紅葉。しかし母親本人から、「帰りが遅いと、お母さんが心配する」と言われ、もう帰るから大丈夫と答える紅葉に、透は疑問を感じながらも紅葉の母のあいさつに答える。
母に見つかってしまった事を「ついていない」と嘆いた紅葉は、父に後で謝らないといけないと残念そうにする。透が心配そうにするため、紅葉は自分の母は記憶隠ぺいを施され、子どもである自分の事を知らないのだと打ち明ける。理由として、そもそも十二支を生んだ母親の多くが、初めて子供を抱いた時に動物の子どもに変身した我が子を拒絶するか、その体質ゆえに過保護になるかのどちらかであることが多い事を語り、紅葉の母親は心を病むほど紅葉を拒絶し、彼女の回復を願った父と母本院の希望で、紅葉の記憶を隠蔽することになったのだと話すのだった。
それでも、いつかこの思い出に負けない自分になるために、紅葉は母にも忘れてほしくは無かったと話し、透は自分の母が他界した時のことを思い出し、紅葉の考え方に共感するのだった。
墓参り当日。晴れて良かったと話す透と由希。しかし付いてきた夾の纏う雰囲気はどこか沈んでいて、それに気付いた透はどうしたのかと視線を送る。
ありさが着てきた特攻服が、今日子が暴走族現役で環七の赤い蝶と呼び声高かった頃のものだと知り、墓参りにその恰好はどうなのかと引いてしまう由希と夾。本田家のお墓は、既に父方の祖父がきれいに掃除をしてくれていたため、お花を供える透達。由希はそんな透を見つつ、昨年は授業中に出ていった彼女を、クラスメイトの一人として見ていたことや、父親を幼いころに風邪が原因で亡くし、母親も亡くしているのになぜ、暗い影を落とさずに笑っていられるのかと思うのだった。
花が上手く活けられないと苦戦する透に、手伝いに入る由希。その間に少し離れ場所に移動する夾に、咲はあることを確かめるためについて行く。すると夾から霊が見えるのかと聞いてきたため、電波は思念の様なもので、生きている人間の電波が強いだろうと語り、「どうして悔いた気持ちで墓前に立っているのか」と、尋ねるのだった。
咲の質問は、透がお弁当を食べる準備が整ったため、二人を呼んだことで、夾は答えることはなく流れてしまう。
墓地の通路にシート敷き、花見さながらのお弁当スタイルに、由希も夾も違和感を覚えるが、女子三人は騒がしくした方が今日子も喜ぶ。坊さんが来たら謝れば良いと、当たり前のようにお弁当の前に座っているのだった。
墓参りを終え、透達と別れたありさと咲は、三人の雰囲気が以前にもまして良くなったと話し、そのうち透が好きだという話も出てくるのではと言うありさに、咲は受け取った電波から、人の持つ心の闇と呼ばれる部分が、あの二人は重症の部類に入るため、それが晴れるまでは恋愛をする余裕なんて無いと返すのだった。
家に戻った透は、お疲れ様の意味でお茶を縁側で飲んでいたが、そのまま眠ってしまう。そこへ、透が寝ていることに気付き起こそうとした夾は、透が良く眠っていたため、「ごめんな」と小声でささやくのだった。
同じ頃、透の部屋から風に飛ばされたプリントが飛び散っているのに気付いた由希は、プリントを集めている時に、子ども用の帽子が同じく風に飛ばされて床に落ちているのを見つける。そしてそれは、女性に駆け寄る少女を思い出し、あの時のものだと気づくのだった。

ここから感想
やはり今回のアニメでも、紅葉の母親についての話は世の中の反応が良かった印象。しかしSNS上も号泣報告の嵐かと思いきや、夾の謝罪シーンにに持っていかれている面もあり、現代の視聴者が求めているのは「萌え」や「胸キュン」なのだろうかと、流行りを測りかねている次第。対して自分は、どうも見つかってはいけない対象(紅葉の母親)が来ると分かっている場所で、母と妹の話はしない方が安全じゃないかな、などと冷めた考えをしてしまって、全く楽しめなかった。
それでも、今回の話で明かされた、十二支の物の怪憑きと親との関係についての問題は、この作品の根幹のため、設定上重要なことを話していたことは確か。この後、アニメ化されていない慊人の話などは本当にこれに当てはまるため、できれば自分がキレずに見ていければと思う。

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