はちよりうえ

見たアニメについて感想などをメモる。※ネタばれあり

フルーツバスケット 第16話「踏むなっつってんだろが!」感想

 

初アニメの部分だったか?にしても、ありさで二話使うなら今後の事も考えて、不良三人娘にもお名前が欲しいところだ。

 

今週の内容

プールの授業。温泉につかるおっさんの様に、プールの淵に腕を掛けてくつろぐありさ。その様子に、時代遅れのヤンキーだの、不良らしく授業をサボれだのと悪口を言うプリンス由希メンバーの木之下南とチエ。しかしその会話の途中で、ありさと仲の良い咲が、黒く長い髪を張り付かせながら自分たちのすぐ近くで顔を半分出していた事に気付き、そのおどろおどろしい様子に、以前透を害して毒電波を食らった経験から、全速力で逃げるのだった。

咲は髪をまとめるゴムをプールで落としてしまい、探している最中だったが、見つからずに諦めたところだった。そこへ、透が予備のゴムを持ってきてくれたため、一度プールから上がり髪をまとめ直す咲。一緒に透の水着の事で思い悩むありさもベンチに上がり、咲は透のスクール水着について、寂しいと言うか、何とも言えなくなるのだと力説するありさを宥めるが、ありさは号泣してしまう。それを見た透は、ありさを悲しませないように、年齢に会った水着を今年は買おうと心に決めるが、それとほぼ同時にありさも妙案を思いついたのだった。

紫呉の家で、透の水着を買いに行くことと、それを全員からの贈り物という事にすると宣言するありさ。突然でた水着と言うワードに、高校男子二人は、なぜ水着なのかと恥ずかしそうに尋ねる。プールの授業は男女別だったことを思い出した咲から、透が水着の指定がない高校でも、スクール水着を愛用している事を話し、ありさと同じ感覚をもつ紫呉は、準備を終えた透に、ちゃんとしたのを買おうと切実な思いで言うのだった。

結局ありさに店まで引っ張られた夾と由希は、女物の水着を取り扱う店には恥ずかしさから入れずにいた。ありさに、何のために付いてきたのかと突っかかれて振り向けば、ありさの後方で透にビキニ型の水着を当てて見せる咲の嫌がらせに会うなど、目のやり場に困る男子二人。全員からのプレゼントという事なので、意見を聞こうとするありさは仕方なくと言った風に、水着は何色が良いかと聞くが、夾はオレンジ、由希は青と自分のイメージカラーを言ったため、逆に透に対する好意が透けて見え、ありさはよくこれで恋愛関係に発展しないなと心の中でアホと突っ込む。

結局、夾と由希の喧嘩を止めたのは咲であり、透に似合う色はピンクだと断言して去っていく彼女に、透にはピンクと言うのは今日子の意見でもあるとありさが補足する。今日子は「赤い蝶」と呼ばれたからイメージカラーは赤。透の父親は白。そんな二人の間に生まれた透はだからピンクなのだと語ったありさは、ピンクの水着を着た透は可愛いだろうなと幸せそうにする。

そんなやり取りを、離れたところから見ていた中学生三人組がいた。どの子もスカートが長く、一人は黒色のマスクを着け、もう一人は化粧をして髪を毛先だけ色を残し脱色している様子。しかし彼女たちはありさが気にくわないと言いつつ、一緒にいる由希と夾の整った顔に魅了され、目的から脱線し始めていた。

昼食に蕎麦屋に入った透達。夏休みに、透と海などに行こうと盛り上がり、女子三人の仲の良さに、いつから友人なのかと訪ねる由希。しかし予想は外れて中学からの友達だと答える透。さらに咲は中学2年生に転校してきたから、さらに一緒にいた期間は短いものだった。

当時の事が話に出たため、ありさは当時の自分をトンガっていたと話す。小学校5年生で暴走族デビューし、喧嘩に明け暮れており、何故悪くなるのはこうも簡単なのかとさえコメントして見せる。その時のありさの憧れの人は、男を差し置きで特攻隊長をしていたという「赤い蝶」の今日子だった。

そんな話をしていたありさ達を追いかけて、店に入ってきた不良三人組の中学生たちは、やはり目的はズレており、由希と夾を携帯のカメラに収め、目の保養だとばかりに遠くから見つめるばかりであった。その様子に、店員も困惑気味に声を掛ける。

ありさの話から、透からは想像がつかない程の、透の母・今日子の武勇伝が飛び出たために由希は思わずそこのところに興味を惹かれた様子だった。しかしそれも、ありさは自分が勝手に作り上げたヒーロー像に過ぎない、自分が作り出したものだときっぱりと否定する。

話は透との出会った話になり、ありさがあまりにも赤い蝶が好きで、彼女の武勇伝の話をせがんだため、年上でありさを可愛がっていたメンバー達は赤い蝶の今の苗字と、ありさと同い年の娘がいるはずだと教える。本物の今日子に会いたいとありさも思ったため、本田という生徒を探すために久々に学校に顔を出すのだった。

そこで、ノートを運んでいた透がぶつかったために、ありさは透と出会い、赤い蝶の娘が想像しないほど地味だったことに驚き、ありさが今日子に会いたいのだと知った透に連れられて下校を共にする間も、イメージと違う以外の居心地の悪さをと戸惑いを感じるありさ

しかしそれは親バカになった赤い蝶・今日子と出会い、家に上げてもらっている間に、その戸惑いは怒りに変わり、今日子に格好悪い奴になったと怒鳴り、それでも笑って肩の力を抜いただけだと言った今日子に、ありさは言葉の意味を理解しようともせずに本田家から出ていく。

ありさが憧れていた人物に幻滅し、悪い方向へと落ちていく様子に、族内で面倒を見ていた秋元は心配し声を掛けるが、ありさはこちらの方が性に合っていると、成り行きに身を任せてしまう。

ありさの家庭では、小学校1年生の時に母親が家を出ていき、父と娘が取り残される形となっていた。父親も酒浸りで親子の会話は無く、ありさの夕食は用意されているものの、手を付けずに自室に入り、もうこの生活にも慣れたのだと言い聞かせているのだった。

結局ありさに声を掛けられなかった中学生不良三人組は、喧嘩を売る練習を土手にある橋の下で行っていた。うまく切り出しの文句が決まったと思った彼女たちは、さっそく通りすがりに実践するが、相手は紅葉だったため、見た目からして外国人だった彼に、言葉が通じるかと一瞬たじろぐ不良三人娘。それでもつたない英語でも喧嘩を吹っ掛けようとする単髪のイシちゃんだったが、紅葉がドイツ語で興奮気味に話し掛けて近づいたため、とうとう堪えきれなくなって逃げ出してしまい、残された紅葉は首をかしげるのだった。

 

ここから感想

で、初アニメ化のエピソードだったよね?原作の順番なんかも覚えてないため、イマイチ自信が持てない。

にしても、このエピソードで2話使うのか…ってことは咲の話も2話使うのね。今回のアニメ化は原作の最後まで作るという事だから、この時点でありさがとろろ蕎麦を食べているのは、作り手さんがとろろ蕎麦をありさの好物として認定したんだろうな。クレノの件までやると思うと、アニメ第一作よりもありさと咲を細かく描くのは分かる。けど、咲のエピソードは原作でも重要なわりに後出し感があったし、できれば毒電波については原作よりも早めに明かしてもらいたいなと思っているのだけど、どこら辺で入れてくれるだろうか。

この原作は、自我が目覚めるあたりの不安定感からくる、精神的な揺れとか逃げる様子を描くことが多いので、今回の様なエピソードが後半は特に暗く長く続く。なので、今回みたいに細かく描いているなとは思っても、エピソードの終わりまで見ないと良くできたと言えない。しかも、グレるとかはもはや経験と感覚、あとは想像力なので、どう伝わっているのか、よそ様の感想も見てみたいな。

 

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