はちよりうえ

見たアニメについて感想などをメモる。※ネタばれあり

コップクラフト 第3話「MIDNIGHT TRAIN」感想

あっさりとエルバジとロス警部が抜けてしまったよ。まだ三話なのに早いな。

で、15年前に存在を知った異星人文化を、細かく書き込んでいるこの作品内のWikiに、「宇宙人」たちに興味津々な世界観を垣間見た気がした。文句を挙げるなら、せめて表題だけでも英語でなく日本語訳が欲しかったな。英語すらまともに読めない自分にはちとキツイ…なので今週の内容部分での訳はGoogle翻訳より引用。

 

今週の内容

ティラナが剣を残して姿を消したため、ケイはデスクに戻り、フィルバール人が剣を置いて行く行為について調べてみる。

サイト「WIKIARCIVE」には「The Abandoned sword (Namu Krehgeni) of the Mirvor Knights(訳:ミルヴァー騎士団の放棄された刀(ナム・クレゲニ))」と紹介されていた。伝統的にミルヴァー騎士団が所持している剣を置いて行くことは、犯罪者を使う時や組織の意思に反する時であり、その中にはSuicide(自殺)という単語もあり、ティラナが早まった行動を起こしたことに焦りを感じるケイ。

そんなケイの内心に気付かず、同僚のキャメロン・エステファンもケイと同様に喪服のままデスクに向かっており、ケイに頼まれていたデニス・エルバジの会社についての資料を渡してきた。資料について、礼を言う様に強要されて長い息をつくケイに、今度はジェミー・オースティンがケイと組み始めたティラナが居ないことに気付き、声を掛けてきた。これにも疲れて仮眠室に居るのだと、返事をするケイだったが、後方から来たロス警部にティラナの剣がケイの手元にあることを見咎められ、しぶしぶティラナが居なくなったと、観念して答えるケイ。そんな彼に、捜査にケチがつかない様に探し出せと命じて去っていくロスなのだった。

一方ティラナは、ビズ・オニールの手を借りてエルバジが経営する店へ潜入していた。服装も地球の物にし、店になじむように合わせ、耳を隠すように髪を下ろし、こめかみの上で両サイドをリボンでまとめたティラナは、スカートの短さなどに文句をつける。しかしオニールは彼女の注文を受け流し、高貴な女性はこう歩くと、足をクロスさせる歩き方を手本で見せ、ティラナも素直に挑戦し始める。バランスを取れずに見事に転んだティラナを、オニールもセキュリティーとして同行していたケニーも可愛らしいと笑うのだった。

店に入り、母の形見のブローチを報酬だとしてオニールに渡すティラナに、思い詰めている様子だと心配するケニー。オニールは経験させてやれば良いと言うばかりだったため、ケニーは携帯でケイに連絡を取るのだった。

バーで水を飲むティラナにさっそく若者が話しかける。ティブラニ地方出身だと言い当てられ、相手も同じファルバーニ出身の貴族であることを知ったティラナは、ファルバーニ語で話しかける。「ならば、なぜファルバーニ語でお声をかけないのですか?」というティラナに、相手は恭しく貴族式の礼をしながら「これは失礼! かような場所ではドリーニどもめの言葉がふさわしいかと思いましてな」と返したため、ティラナも「無用なお心遣いです」と答える。しかし相手は、貴族言葉は堅苦しいから、地球の言葉が良いと汚い言葉遣いで希望したため、とうとうティラナも用件を言う様に促したのだった。

相手の目的がナンパだと知り、人探し中だからと突っぱねるティラナに、相手はデニス・エルバジは友人だと彼女を連れ出す。

部屋に入り、経営者は自分だとすぐに明かしたデニス・エルバジに、以前ケイの携帯で、術(ミルディ)のために工作機械を購入したセマーニ人としてデニスの顔を見ていたティラナはさほど驚かなかった。ティラナは妖精を引き渡すように要求するが、彼は商品だとして拒否する。すぐに実力行使となり、ティラナは自分の後方にいた見張りが銃を構えたために腕を切り落とし、デニスも楽しそうに自分の剣を持ち出す。

ファルバーニの礼儀作法か、剣の師を「一応」と前置きして尋ねるデニスに、ティラナは返答を拒否し、二人の剣での斬り合いが始まる。デニスはティラナに腕を落とされた見張りをも巻き込んで剣を振るったため、そのことに驚いたティラナの隙をつき、彼女のスカートの裾を剣で壁に縫い留める。

剣を取られ拘束されたティラナは、尋問の必要があるからと、車に押し込められて街を出た荒野にある寺院まで運ばれる。デニスはアブ・カリーブとの商談に向かい、ティラナは尋問のために移動させられていた。その様子を双眼鏡で確認したケイは、ロスに調査結果のとおりだと報告し、SWAT部隊の到着を速めてもらうように要請する。連絡を受けたロス警部も、既に車に乗っており、ケイとの通信を終えた後、すぐに急ぐようにと連絡を入れる。

SWAT部隊の到着を待つケイだったが、寺院から煙が上がったのを見て、自分用の銃とティラナの置いて行った剣を少しためらい車から持ち出すのだった。

火事に気付いた見張りの隙をついて、ティラナはミルディを使うために「剛力の腕戦神の加護よ」と唱え始める。彼女が術を使おうとしていることに見張りの一人も気づくが、腕を後ろ手に拘束されていてもティラナにはかなわず、気絶させられる。ティラナはさっそく手錠の鍵を見張りから取り、消火活動をしていたエルバジの手下から妖精の居場所を聞き出すことに成功する。

妖精たちが収められた容器が並ぶ部屋にたどり着くと、麻薬の原料にされ、体が崩れている妖精たちを目にしたティラナは、おもわずファルバーニ語で「ひどい」とつぶやく。そんな彼女に、せっかく投資までして新商品にこぎつけたばかりだというのに、こんな火事で台無しにされた自分の方が酷い状況だと嘆きながら、保護対象の高位妖精が入れられた爆弾と、抜身の剣を持ったデニスが現れる。

デニスの作った精神爆弾の概要を聞き、その所業を人では無いと評価したティラナに、自分が武家の貴族の子であったことや、必死で習得した知識や技術を、無能な王侯貴族に顎で使われ戦争で死ぬよりも、地球で金を手に入れて生きる方が人間らしいと語る。

制御を失ったのか、妖精の入った容器が赤く発光し割れていく中、デニスの言い分にティラナは再び激昂しファルバーニ語で「黙れ」と口にする。その言葉を、自分の考えの否定と受け取ったデニスは、手加減なしだと自分の剣を鞘から抜き放ち、角材を手にしたティラナに切りかかり始めた。剣を角材でやり過ごしながらも、次第に欠けて短くなることに武器の差を感じ、追い詰められるティラナだったが、ギリギリのところでケイがティラナの剣を彼女に渡すことに成功する。

剣を構えたティラナに、間合いを取ったデニスはティラナがブレーデリ派だと考えるが、彼女は否定も肯定もしなかった。ケイは加勢は必要かと確認するが、ティラナは自分で始末すると断言し、ケイも快くティラナの背中を押す。

そんなケイに、ティラナは「深く感謝する」とフィルバニー語で伝え、デニスとの斬り合いに突入する。剣を持ったティラナは、すぐにデニスに致命傷を与え、床に倒れたデニスに剣の師の名はガラダブレーヌリ卿だと、冥土の土産に教えるのだった。

息絶えた様子のデニスに強敵だったと漏らすティラナ。ケイは対処した彼女の実力を褒め、ついでにあちこち斬られて所為もあって、際どい服装になっている事にも言及する。ティラナも自分の趣味では無いと恥ずかしがるが、目当ての妖精の保護がまだだと、デニスが持ってきた容器を確認する。

容器の中に入っていたのは人形で、保護対象の妖精では無かった。そのためティラナはラーテナの匂いを追って、妖精を追うことにする。

墓に隠された地下通路をたどり、寺院から離れた場所で妖精の入った爆弾を運ぶ術師のゼラーダを見つけ、リックの仇であるゼラーダに蹴りを入れて転ばせ、取り抑えるケイ。そこへロス警部が現れ、SWAT部隊が到着し、デニスの顧客であったテロリストのアブ・カリーブも取り押さえたと状況を伝えた。しかし、なぜ現場ではなく離れたこの場にいるのかと当然の疑問を口にしたケイに、ロス警部は銃を構え、すぐにティラナを撃って見せる。

ロスが敵なのだと理解したケイは、ひとまず言う通りにゼラーダを開放してロスに理由を問う。精神爆弾を使用して数万の人々を犠牲にする計画や、そのための情報漏洩など、どこまで聞いても警官としてあるまじき行為を行っていたロスは、セマーニ人の生命力と適応力を恐れ、侵略を阻止するためにケイにも協力を願いたかったと銃を下ろさずに言うのだった。

途中でゼラーダが軍人時代にもケイと因縁があったことが発覚するが、ゼラーダはロスの車に乗って逃走してしまう。

ゼラーダを逃がす時間稼ぎと、全て話し終えたロスは、ケイがまだ足首にリボルバーを装備していることを知っており、早打ちの勝負となる。そこへ、ロスに撃たれて倒れていたティラナがおもむろに起き上がったため、ロスは彼女に一瞬視線を送ってしまい、ケイはその間に銃を取り出す。隙を与えたことに焦ったロスは、発砲こそするが弾はケイの左上腕をかすめ、ケイが撃った弾はロスの左胸を射抜いていた。

ケイはティラナに抜き直るが、彼女が無言でロスを指し言葉を交わせと伝えたため、倒れたロスの元まで行き、最後の言葉として父親のように想っていたのだと伝えたのだった。

ロスがケイに謝罪してから息を引き取ると、近づいたティラナは気を遣うが、ケイは今度こそ彼女の無事を確認する。ロスが撃った弾はティラナの剣の鍔にあたっており、二人してその偶然に軽口を言うが、それ以上会話が続かず、ゼラーダを追いかけるとケイは話を仕事に戻すのだった。

キャメロンの情報で、ロスの車を使って逃走しているゼラーダは、クィーンズバレーのフォレストタワー近くで車を乗り捨てていることが判明する。核爆弾の要領で、地表で爆発させるよりも屋上で爆破させた方が効果が高いというティラナの見解に納得したケイ。タワーの様子を尋ねたティラナに、自分とは縁遠い金持ちばかりの場所だと紹介したケイは、急に馬鹿らしくなったと性質の悪いジョークを言い出し、ティラナにジト目で返されてしまう。

タワー近くに到着し、守衛が泡を吹いて絶命しているのを確認し、確かにゼラーダが来たのだと確信した二人は、非常階段の格子が開けられていたため、屋上へと急ぐ。

エレベーターで上がる間に、術師について教えてもらうケイ。ティラナは地球人(ドリーニ)が扱う武器は魂(ラーテナ)がこもっていないから倒せないと言われるが、ケイが愛用している拳銃には、わずかにラーテナを感じると言われ、ケイはなるほどと言う顔になる。

エレベーターを降り、屋上までを階段で登る二人だが、ティラナは術師であるゼラーダの攻撃を見抜ける自分から離れるなと忠告し、自分を信用しろとケイを相棒と呼ぶ。実際に上方から炎の球が投下され、ティラナの指示でこれらを避けるケイ。やっと屋上に上がると、保護対象の妖精が入れられた爆弾が置かれており、そのタイマーは既に動いている様子だった。

 

ここから感想

確かに、戦闘シーンやBパートは特に絵やカットがどうのとは言いたくなるが、まぁ別に内容に響いていないので、自分は不安には思わないけどな。今回は英語だけでなく、地方や剣術が口頭で紹介されたから、表記があっているのか聞き間違えは無いか、そっちの方が不安。

で、相変わらず映画の様なシチュエーションにとポンポンと話を進めていく本作だけど、3話目にして主人公の上司でもあったロスが退場。しかも敵として居なくなったこの展開は、予想していなかった分、本当に展開が早く感じられた。数日の間に相棒と上司を失ったケイが、自棄起こしてゼラーダが金持ちばかりいるタワーを壊してもいいかなって発言するのも、セリフと仕草で見せていく本作らしくて良いなと感じるよ。ストレスフルだねケイ。

ロスとの撃ち合いの後の、ティラナが自分より話に行けとジェスチャーしたのとか、宇宙人は嫌いだと1話で公言していたケニーが、ティラナを心配する様子なんかは、見ていてやっぱり良いなと思うけどな。パンツやポロンよりもこっちの表現がある方が、自分は嬉しいけど、少数派なのかな。

しかし、寺院での火事がなぜ起こったのかが描かれていない気がして、他所の感想を見て回ったのだけど、原作には理由が掛かれている様子。これは後日に種明かしが有るのだろうかと気になるのだけど、これは原作買ってくれってことかい?この手法が目立ってきたら、アニメの表現にも影響しそうだけど、そうはならないでほしいな。

 

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