はちよりうえ

見たアニメについて感想などをメモる。※ネタばれあり

コップクラフト 第7話「GIRLS ON ICE」感想

 

やっと出てきたOPのお姉さんも、あっという間に亡くなられてしまった。ほんとこの作品は出るキャラの退場率が高いよな。

 

今週の内容

デートクラブの従業員専用部屋で、他のセマーニ人の娼婦たちと共に待機するティラナ。口数の少ないティラナを、緊張していると思い声を掛けたゾーイは、ティラナを安心させるために、リラックスするようにと言いながら微笑み、割り当てられた部屋のカードキーを渡したのだった。

部屋に到着したティラナは、彼女を指名した客に名を確かめられたため、ファルバーニ語で「はいティラナ・エルネバラです」と答え、相手の言う通りに地球の言葉に切り替え話をするのだった。

ティラナは、客の言う通りにベットに近づき、掛けていたスカーフを取り去り、ニーハイソックスも脱ごうと手を掛けたが、それは客の好みのために脱ぐ必要が無いと止められ、そのまま左手を取られてベットへと投げ出されてしまう。

ティラナに追いかぶさった客の男は、笑みを浮かべながら緊張するなとティラナに声を掛け、彼女の頭をあやすようになでつける。

部屋の呼び鈴が鳴るが、それでも行為に突入しようと顔を近づけ、舌を這わそうとする客の男。しかし再度呼び鈴が鳴らされ、男は苛立ちながらもティラナから離れ、扉を開けて対応する。しかしそこには、ティラナの剣をケースに入れてしょっているケイと、警官二人が待ち構えており、客の男はあっと言う間に逮捕となった。

部屋を間違えた、何かの間違いだと言う男に、ケイはたまたま高級売春クラブに来るには、スーツの仕立てが良すぎると切って捨て、話は取調室でと客の男を警官に連れて行かせる。

男が居なくなると、途端にティラナによってクッションを投げつけられるケイ。男はティラナに指一本触れていないと言い張っていたが、ティラナは髪の毛を触られたと不快感をあらわにし、来るのが遅いと八つ当たりするのだった。あと少しで殺すところだったと言うティラナに、判事の前では不利になるから、そう言った発言はするなとくぎを刺したケイは、客の男の背広が残っていた事に気付き、財布からIDを取り出して名前を確認する。見たことある顔だとつぶやくケイに、ティラナはテレビなどでよく見る顔だと、客の男、コール・モゼリーメが表紙に乗っている雑誌をケイに見せ、市長候補である政治家だったと知ったケイはとんだ大物が引っかかったのかと苦笑いを浮かべたのだった。

記者に取り囲まれ、デートクラブを利用していた事実を問われたコール・モゼリーメは、付き人にアイコンタクトをして頷いた後、自分は無実であると表明し、追ってブログで正式発表すると伝えて車に乗り込んで立ち去るのだった。

車内では一転して沈んだ表情をするモゼリーメ市長候補。その隣には妻・マーラがおり、モゼリーメは彼女にこのようなことになってすまないと謝罪する。マーラは落ち着いており、自分の右手を、右隣に座る夫の左ひざに乗せ、今回の事は何かの間違いで、誰かにはめられてあのような場所に行ってしまったのだと、夫に言い聞かせるように話すマーラ。しかし、一緒に戦おうと夫に言うマーラだったが、モゼリーメがそんな彼女の手を取ろうとすると、その手を払い、「触らないで」と冷たく言ってのけたのだった。

モゼリーメがカメラの前で語った言葉に、恥知らずだと驚き怒るティラナ。いつもの店での食事中に、見たくも無い顔がテレビに映ったため、ティラナは憤慨するが、ケイは法廷バトルが既に始まっている事や、ティラナが証言することはたくさんあるだろうとおちょくって笑って見せる。そんなケイに、何故腹を立てないと信じられない様子のティラナだったが、ケイは偉い人間はそう言うもで、いちいち腹を立てていると人生損をするとティラナにアドバイスする。

結局、テレビに映るモゼリーメに我慢できず、ティラナは車内でサンドイッチを食べると先に店を出る。ケイの新しい車に近づいたところで、声を掛けられ、振り返ったティラナは、相手がデートクラブで自分を心配して声を掛けてくれたゾーイだと知り、囮捜査で潜入していたために彼女に負い目を感じ、しどろもどろに自分も身元引受人がいたから出られたと答える。

ティラナとは違い、左腕に追跡装置を付けていたゾーイは、装置を見せながら明るく話し、時間が無いかとティラナに確認する。ケイがまだコーヒーを飲んでいることを窓越しに確認したティラナは、少しなら大丈夫だと答え、ゾーイについて行くのだった。

ゾーイは引っ越しの最中だったため、ティラナに荷物運びを手伝わせ、引っ越し代を浮かせたのだった。荷物を運ぶ途中、ゾーイが店に入ったのを見計らってケイに連絡するティラナ。案の定急にいなくなったことを咎められたティラナだったが、ゾーイが戻ってきたため電話を切り、ゾーイはそんなティラナの表情に目を止め、持っていたカメラで写真を撮ったため、ティラナは少し膨れるのだった。

出発のために車に乗り込んだティラナに、誰との電話だったのかと尋ねたゾーイ。口うるさいケイを母親のようなものと、想像していたのか少し間を取ってから言ったティラナに、気にしないゾーイ。荷物を手伝ってもらったお礼として、ペットボトル水とブリートを手渡されたティラナは、思わずこれだけとつぶやいてしまい、ゾーイに悟られまいと新居の事を聞いてみる。

既に決まっていると、得意げに新居の紹介ページをスマホに表示させて見せたゾーイは、ティラナを乗せて新居へと車を走らせたのだった。

新居の眺めが、想像よりも良かったため、到着後すぐにバルコニーのオーシャンビューにくぎ付けになったゾーイ。ティラナはそんな家主に、荷物の搬入をしろと段ボールを数箱持って入るが、箱の底が抜けてしまい、ゾーイの作品が散乱してしまったのだった。

ゾーイが取った写真を見て、街の人が生きていると感じたティラナは、素直に素晴らしいとファルバーニ語でつぶやき、それに対しゾーイもファルバーニ語でありがとうと答える。個展が開ければと考えていると、照れながら夢を語るゾーイに、そうなったらぜひ見に行くと答えたティラナに、ゾーイは今日のお礼に一枚、作品パネルをしようと言い出し、さらに今ある作品からは選べないと真剣に悩むティラナに、彼女用に作ってあげるから時間をくれと提案するゾーイ。そのことに、素直に喜ぶティラナを見て、ゾーイは100ドルで良いよと意地悪を言ってみせ、そんな冗談を、二人で大笑いするのだった。

モゼリーメとの裁判について、打ち合わせをするために呼ばれたケイ。ガードナー検事補とケイは知り合いだったようで、懐かしそうに握手を交わす。ティラナが居ないことにすぐに気づいたジマー警部は、外回りだと歯切れ悪く言うケイを疑わしそうにするが、ガードナーが後で伝えれば良い話だと気にしなかったため、すり合わせが始まる。逮捕時の録画データがあれば良いと言うガードナーに、ケイもモゼリーメの名言として「靴下」の話を持ち出し、二人はふざけ合い笑うのだった。しかしジマーは、そんな二人のやり取りを頭を抱えながら否定し、確かな情報としてその録画データと顧客リスト、資金の流れのデータを合わせて出すのがベストだと、解析の状況を尋ねる。すると今まで明るく振舞っていたガードナーも、ソファーいもたれかかり、まだ時間がかかりそうだからと、強気な姿勢で押し切る姿勢で行くと方針を話す。顧客リストと資金の流れのデータは市警のみが持っている前提で話を進めることになり、話し合いは終了するのだった。

いつものコンビニ前で、ゾーイの車から降りるティラナを見つけたケイは、彼女を拾って家路に着くのだった。

車に乗り込み、一緒にいたゾーイの事を聞いたケイは、娼婦を辞めると言ったから友達になったと言うティラナに、モゼリーメの裁判があるため、もう会うなと忠告する。しかし、ケイが懸念する裁判の証言については理解したティラナだったが、捜査対象とは友達になれないと、車を一度止めてまで念押しするケイの言葉までは納得できず、結局ティラナはゾーイとの関係を改めることはしなかったのだった。

連日帰りが遅いティラナ。移動中の車でもあくびをする彼女に、もうゾーイと会うのはやめろと再度忠告するケイだが、ティラナは頬を膨らましながらケイがそれ以上言うことを拒否したのだった。

デートクラブの顧客情報が流出したと、テレビでも報道され、一部がデタラメな情報が入っていたため、モゼリーメの口実に使われると困り果てるガードナー検事補。予備審問も近く、判事の心証が悪くなると起訴も見送られると話すガードナーとケイ、ジマーの会話に、思わず自分を辱めようとした男が不起訴になるのかと口を挟んだティラナ。彼女でも警察側が不利だと分かる状況でも、ケイはリストの出所を突き止めれば良いのだと堂々とした態度で受け返し、裁判の方向性は変更することなく進めると決定するのだった。

夜、人気のない路地でスマホを操作していたゾーイは、近づいた車にためらいなく乗り込み、運転していたモゼリーメ市長候補と、顧客データの一部に対する金銭のやり取りを始める。モゼリーメは顧客データの残りを要求したため、ゾーイは上乗せ料金を請求。しかし、それ以上の金額が渡されて封筒に入っていたため、思わず目を見開くのだった。

車を止めたモゼリーメは、ゾーイと行為に及ぼうとのしかかるが、ゾーイは呆れたようにスマホの録音画面を見せ、脇が甘いと忠告し、今のデータは消しても良いとモゼリーメにスマホの操作をさせる。逆上したモゼリーメに車を下ろされても、ビジネスだと割り切っているゾーイは「まいど」と手を振って見送ったのだった。しかしその姿を別の停車している車から、モゼリーメの妻・マーラが見ていた事には気づかないのだった。

捜査情報をモゼリーメが握っているのは考え過ぎではないかと、何度かの電話のやり取りが空振りに終わったケイは、デスクで音を上げ始めていた。そこへ、思い詰めた表情のティラナが、店の従業員と言う可能性は無いかと切り出し、さらにその話に、店のPCから押収したドライブのコピーを解析していたジェミーが話に乗ってきた。ジェミーによると、何回か店の子らしき人物がウェブカメラに写っていたと、画像を拡大して見せ、それがゾーイだったためにティラナは、そうあってほしくなかったと言った表情を浮かべたのだった。

ガードナーが対応していた予備審問も芳しくなく、顧客データのどこからが捜査情報で、デマはどこまでかを提示して判事を納得させる必要が出てきてしまう。せめて情報漏洩が警察側からでは無いことを証明したいところだと、ガードナーからの連絡を受けたケイは、情報の流出源の目星はついているから時間を稼ぐようにと伝え、通話を終える。

ゾーイの家に向かう途中に、ガードナーからの連絡を受け取っていたケイは、明らかに落ち込んでいる助手席のティラナに、自分がゾーイに話を付けるかと提案するが、彼女は自分から話さなければいけないと、ケイの申し出を断るのだった。

ゾーイの部屋に到着し、ノックをするティラナだったが、返事が無いため警戒しながら部屋に入る。リビングで剣を抜いたティラナに、ロフトにいたゾーイは声を掛けつつ、その光景を収めようとカメラを向ける。

騎士の剣・クレーゲなんかを持ってどうしたのだと、いつもの調子で話すゾーイに対し、ティラナは直球に顧客リストをモゼリーメに売ったなと質問する。ロフトから降りて、ティラナ宛てに造ったパネルを持っていたゾーイは、窓側に立ち、刑事なのかと拗ねた様な声を出すのだった。

ティラナも、騙すつもりはなく、たまたまだったのだと、お互いすれ違った状態のまま、顔を合わせることなく弁解しようとするが、向かいの建物からゾーイが狙撃され、続いて部屋全体に銃撃が開始される。ティラナはとっさにゾーイを抱きしめ、ソファーの陰に隠れ、ケイは狙撃者の元へと走り出すのだった。

ケイの判断でゾーイに寄り添っていたティラナは、ゾーイから、貴族育ちのティラナには、真っ当に生きるのがどれだけ大変か分からないと言われ、それでもゾーイ自身、恥ずかしい事は何もしていないと言って力尽きてしまう。

一方ケイも銃撃戦の末狙撃者に致命傷を与えるが、黒幕を吐かせることはできず、犯人は自害してしまうのだった。

夜になり、モゼリーメにゾーイが撃たれて重体だという連絡が入り、彼は部屋に入ってきたマーヤに不起訴になるかもしれないと、安心した表情で伝える。しかし、彼女の表情を見たとたん、刺客を放ったのはマーヤだと気づいてしまい、彼女の執念に思わずたじろいでしまい、ソファーに腰を落とす形となるモゼリーメ。そんな夫の手を握り、マーヤは冷たい表情のまま何も考えなくて良いのだと言い聞かせるのだった。

病院へと運び込まれたゾーイ。手術室の前で、術衣に着替えていたティラナを気遣うケイだが、ゾーイを殺したのはモゼリーメだと言い出したティラナに、証拠が無ければ逮捕できないのだと諭すのだった。ゾーイは友達だったのだと、ティラナが泣き始めた時に手術を終えた医師が部屋を出て、静かに首を横に振り、手術室の明かりはすぐに消されるのだった。

ゾーイが住んでいた部屋の片づけをするティラナは、自分にとゾーイが作ってくれたパネルの包装を開き、夕日をバックにした自分が、笑顔で映っている顔が移されたそれに息をのみ、彼女の使っていたカメラで、部屋からの景色を気に入っていた彼女のために、写真を撮るのだった。

 

ここから感想

車がまた新しくなってた。でも、OPにも出ているから、この先ずっと廃車にならずに済むかと言えば、きっとキャラと一緒で違うのだろうね。さて、いつまであの荷物が運べなさそうなオープンカーが持つのだろうか。今から廃車の瞬間が楽しみ。

吸血鬼の復活と、エロ本窃盗事件と…捜査とケイとの関係を描く話が続いたので、ティラナの内面的成長が見れるストーリーになって嬉しく思っていたら、年上の気の合う友人が亡くなると言う、育ちの良いティラナにとってはヘビーな話になった。まぁ、作風的に「公私混同を避けるべき」っていう注意喚起だけで終わるものではないよね。

そして、警察の立場でも完全に不起訴の流れになっている市長候補の裁判。これはゾーイの遺品から、顧客リストの情報を探し出すとか、そう言ったベタな流れなのかもしれないけど、あのモゼリーメ婦人は手ごわそうだよな。どうやってティラナが地球のルール上で自分の正義を示すのか、大人の対応ができるかなど、見たい部分は多いので、来週になったら別の事件の捜査に入っているとかは勘弁してほしいな。でもサブタイ、ティーンでなくトゥーンの匂いって何?靴下の話っぽいけどな…。

 

にほんブログ村 アニメブログ アニメ感想へ