はちよりうえ

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マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 第2話「それが絶交証明書」

 先週分、キュゥべえのウの字を打ち間違えていた。こいつ、性格だけじゃなくてカタカナ表記までひねくれているのか。

 

作品の内容

里美メディカルセンターの上層部の病室で、環ういは窓の外に向かって何事かをつぶやいていた。姉のいろはがキャリーケースをもってやってくると、途端にういは笑顔になり、いろははそんなういを抱きしめる。やがていろははキュゥべえに出会い、ういの病の完治を病院の屋上で願うのだった。

夢から覚め、妹のういの存在を忘れていたいろはは、ベットの上で上体をおこしたまま、何故こんな大切なことを忘れていたのかと、ショックを受けるのだった。

学校に登校し、宝崎市担当のキュゥべえに自分の願った事が分かったと伝えるいろは。しかしキュゥべえはういの存在を認識しておらず、一人の人間の存在を消し去るのは魔法少女の願いに匹敵する力が必要だと話し、偽の記憶ではないかと言う見解を述べる。それでもいろはは、自室の半分がすっかり空いてしまっている事や、誰かの肩に手を置いている格好をした自分の写真、そして自分自身の欠けた部分が、妹の存在を確かなものだと訴えるのだと反論する。

里美メディカルセンターが実在する病院だと知り、病院のある神浜市に行くことを考えたいろはは、先日であった小さいキュゥべえの事を、今話しているキュゥべえに問いかけてみるが、相手は子供の形をした個体はいないはずだと答え、こちらの面でも思ったような回答を得られないいろはなのだった。

授業中にういが入院していた病院を調べ、神浜市に行くからと黒江にも電話を掛けるいろは。しかし黒江には連絡が取れず、そのまま学校が終わったと同時に里美メディカルセンターへと向かうことにする。

里美メディカルセンター行きのバスに乗り込み、乗客の中に母親にもたれかかって眠っている小さな男の子を見かけたいろはは、思わず微笑む。しかしそんな平和なバスの中で、運転手や乗客に魔女の印が浮かび、終点とばかりに停車した場所は、狭い路地裏なのだった。

いろはは他の乗客と共に降車するが、バスと建物の壁との隙間は狭く、進むのに難儀していた。しかし進む先に魔女の結界が張られ、乗客たちが吸い込まれていくのを見て事態を把握し、さらに反対側からは魔女の手下が逃げられない様に道を塞いでいるのを確認したいろはは、覚悟を決めて結界の中に飛び込んでいく。

結界の中では、手下に連れられて結界の奥へと誘導されている乗客たち。それらを助ける前にいろはが気づいたのは、羊の様な角と一つの目、または耳をもった黒い毛の様な頭の数体の魔女。さらにそれらから逃げてくる杖を持った一人の魔法少女に向けて、魔女の手下が角笛を吹くと魔女本体から目玉の爆弾が放たる。

逃げてきた杖の魔法少女はいろはの手を引き、この結界から逃げようと提案するが、いろはからバスの乗客が残っていることを聞くと、振り返って二人でどうしようとその場駆け足をしてしまう。

動きを止めた二人に魔女の目玉爆弾が炸裂し、いろはともう一人の魔法少女はその風圧で吹き飛ばされ、糸が交差する場所に落ちてしまう。彼女たちにとどめを刺そうと魔女がさらに爆弾を放つが、大剣使いの魔法少女が現れて爆弾を弾き飛ばし、いろは達が絡まっている糸を断ち切って解放してくれたのだった。

いろはと一緒に吹き飛ばされた杖の魔法少女は、大剣の魔法少女をももこと呼び、そしてもう一人手下の数を減らした槍を持った魔法少女が現れ、その少女をももこはレナと呼んだ。

助け出された形のいろはは、レナに怒鳴られしおれた杖の魔法少女と共にへたり込んでいたが、その間に、ももことレナの二人が共同で魔法を発動させ、水を纏ったももこは魔女の本体に一撃を入れ、結界内に波が押し寄せる。

攻撃を受けた魔女の本体は激しく震え、茶色の毛玉のように体を肥大化させて勢いをつけて突進してきた。この攻撃は予想していなかったももことレナは、魔女の突進した先にいろはと共にいる杖の魔法少女・かえでの名を呼ぶが、二人とも避ける動作ができなかったのだった。

次に目が覚めたいろはは、ももこから今いる場所が調整屋だと教えられ、周囲を見回を見まわしてから、助けてくれた事へのお礼と、バスの乗客の安否を気にかける。

レナがいろはを馬鹿にしたような事を言い、ももこが気にしない様に一言添えつつ話は進み、いろはは自分が願い事を忘れていたことを三人に話す。

話を聞いたももこは、魔法少女は助けい合いだと、神浜の魔女にいろはが遭遇しても対処できるよう、自分たちもついて行くと決め、それには鎖の魔女の調査が滞るとレナが反対する。

魔女を倒す事よりも必要な事かというレナに、ももこは少し助けるだけだと言い、調査はあまり進展しない事や、鎖の魔女の存在を一番信じていなかったのはレナだと指摘していたかえでも、助け合いは必要だと、いろはの病院までの付き添いを受けようと切り出す。

いろはを守る件は決定した事で、杖の魔法少女は秋野かえで、大剣の魔法少女は十咎ももこ、槍の魔法少女は水波レナと名乗り、いろはも名乗った事で、かえでは屈託ない笑顔でいろはの名を呼ぶのだった。

里美メディカルセンターにたどり着いたいろはは、さっそく受付でういの入院履歴を探してもらうが、現在も過去でさえも、ういの記録は残っていなかった。すっかり肩を落としたいろは病院を後にし、ももこたちと合流して、ファストフード店を訪れる。

番号札をもって、品物が出てくるのを待っていたいろはは、何故かももこ本人から、ももこ達に席を取ってもらっていると言われ、状況が把握できず戸惑ってしまう。彼女に続いて二階に上がると、目の前にいたのはレナだったため、何も言えずにももことレナを見比べてしまうのだった。レナがももこに変身していたことを、かえでが暴いたため、レナは不機嫌そうにそっぽを向く。

ひとまずつき合ってもらった三人に、状況が変わらなかった事を謝ったいろは。しかしいろはが次の手を考えると語ったため、かえでとももこは、レナの変身の魔法で病棟に入り込むことを提案する。しかしレナが協力を渋ったため、かえではレナの自分勝手な部分を指摘し、二人の言い合いは、相手が魔法少女になった願いまで非難し合うものに発展し、最終的に絶交と言う形で、かえでがその場から走り去ってしまうのだった。

ももこは呆れたように何度目かとぼやき、まだその場にいたレナには言い過ぎたことを注意する。素直に言い過ぎたことを認めたレナに、気まずい雰囲気を何とか変えたかったのか、ももこはおどけて見せたが、その態度がレナの癇に障り、今度はレナがももこに当たり散らして飛び出していってしまったのだった。残ったももこは、対処を間違えたと手で顔を覆い、いろはは何も言わずに目を伏せたのだった。

ももこと二人で帰る途中、いろはは絶好会談のウワサを聞く。神浜市立大学付属学校中東部の東棟の北側の4階から屋上に続く階段で、6段目に自分の名前を、7段目に相手の名前を書くと絶交することができるが、これを破って相手に謝った者が鎖の化け物に攫われると言う内容だった。ももこの話だと6組の名前が書かれ、そのうちの3名が消えてしまったらしく、いろはは噂が本当なのではと心配する。

そんな絶交階段を眺めていたかえでは、クラスメイトに呼ばれるまで、その段差を凝視していた。

ももこから、レナが戻ってきていない事を聞かされたいろはは、再び放課後に神浜市まで来ていた。ももこ達と合流し、市内を探し回ったいろはは、同年代の子が集まるゲームセンターでレナに似た後ろ姿の少女を見つけ、前に回り込んで進路を阻む。しかし少女の顔は知らない子のもので、何か用かと不思議そうに尋ねられたいろははたじろいでしまう。しかし、引き留めた彼女のバックには、レナと同じモカウサギのキーホルダーが下げられていたため、気づいたかえでは彼女の手を取り、レナが別の子に変身しているふりを通しても、強気におそろいのキーホルダーを見せて、ごまかすなと話をしようとする。

かえでに正体を見破られたレナは、途端に変身を説いてその場から駆け出し、かえでやももこ、いろはもその後を追う。

建物の外を出て走り続け、かえでがレナの手を掴んで止めると、彼女の方から喧嘩の事について改めて謝罪し始める。そんなかえでに視線を合わせようとしないレナは、ふと足元から延びる影の中でした音に視線を向け、そこから絶交階段のウワサの影が立ち上がるのを見てしまう。

ウワサの影が口々にレナ視点で交友関係への不満を漏らす中、レナはそれは違うと否定する。しかしかえでには何が起こっているのか分かっていない様で、取り乱すレナの名前を呼んで落ち着かせようとレナに近づこうとする。ちょうどその時、かえでがレナと接触するのを遮るように、鎖の様な黒い影がかえでを覆うのだった。

神浜市立大学附属学校中等部、東棟の北側の4階から屋上へ続く階段。絶交階段の6段目にには依頼者のレナの名前が、そして7段目にはかえでの名前が書かれていたのだった。

 

ここから感想

今のところ怖くない。やはりキュゥべえの話の通じなさが分かっているから、いろはがどんなに相談しても、秘匿事項は喋らないだろうよと、こちらも最悪の想定をして見ていられるのは、心臓に悪くないけど、同時に緊張感にかけてしまうかも。

第二話目にして、黒江とは違う仲間を見つけたいろは。でも自宅から神浜まで、いちいち移動するのは物語上都合が悪いかも。一話でいろはの母親が言っていた下宿先が、神浜なのだろうから、早いところ移動してほしいな。

それえと、やはりういの事を探している意外に、あまり自己主張しないいろはの性格がイマイチ掴めていないのも、楽しく見ていられない原因の一つかも。困る、慌てる、すまなそうにするの繰り返しで、むしろかえでの方が自己主張できていると思えるのだけど、何か理由でもあるのだかな。

 

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