はちよりうえ

見たアニメについて感想などをメモる。※ネタばれあり

Fairy gone フェアリーゴーン 第1話「灰かぶりの少女」感想

CMで見たら妖精がCGなので、絶対に動きは追っていけないと覚悟しつつ視聴。でも、今回は主人公が入隊する流れの回だったらしく、来週以降にならないとこの作品の方向性をつかむことは無理そう。全体的に湿気を感じる絵なのだけど、内容まで湿っぽい・泣かせるものだったりしないよな。それらはちょっと苦手だから勘弁。

今週の内容
24年前の統歴481年、統一戦争が始まりイースタルド全土に広まり、その中で人が手にした最大の武器として妖精兵が挙げられた。
妖精郷・スーナでは、レイ・ドーンによって村が焼かれ、マーリヤとヴェロニカは、森が燃えて妖精原体が力なく落下していく中、手を取りあいながら走り逃げていくのだった。
9年前の統歴496年、イースタルドはサイダル王に担ぎ上げられたゼスキア皇帝の元で統一され、戦争が終結する。
当時、レドラッドで行われていた戦闘中に、陛下が降伏を宣言したことが伝令で伝わり、その遅すぎる判断に怒りを覚えたフリー・アンダーバーは、持っていた剣を投げる。近くにいた兵士も剣を捨てうつむき加減に歩き始めたため、フリーは彼の腕を掴んで静止するが、それを振りほどいて、振り向きもしないため、フリーはウルフと彼の名前を呼び、再度行ってしまわない様にと静止しようとするが、やはり振り向くことなくウルフは霧の中に消えていってしまった。
そして、現在。戦争が無くなったため妖精兵の必要が無くなってしまい、彼らは行き場を失うのだった。
旧カルオー領のフザンでは、マフィアの一つ、グイ・カーリンによるオークションが行われていた。
オークションの出品倉庫へ入り込んだマーリヤは、品物を興味深そうに眺めながら、その大きさや高価そうな出で立ちに声を漏らすのだった。そうしていると、フリー・アンダーバーが入室し、持ち場につくようにマーリヤに注意する。すいませんと謝りつつ、相手の名前が出出てこない様子のマーリヤに、顔合わせの時に行っただろうと言いつつも名乗るフリー。マーリヤにさん付けで呼ばれたため、さん付けもいらないと言ったと重ねて注意するフリーに、マーリヤは自分の記憶には無いため、ちゃんと聞いていなかったのだろうかと自分の過失を疑い始める。
オークション会場からの槌の音が響いたため、再び持ち場に戻るように言い含めるフリーだが、返事をしながらも出品物の小動物に興味を惹かれ、網目から指を突っ込んで小動物を撫で始めるマーリヤ。その様子にあきれたようにマーリヤの元まで戻って仕事をしろとぼやくフリー。先ほどから一向に名前を呼ばないフリーに、自分の名前を名乗り、顔合わせの時に言ったと、先ほどの仕返しのような顔をするマーリヤに、思わず謝るフリー。
マーリヤがかわいいと構っていた動物は、指をなめるなど、人に慣れた様子で、この動物はどういうものなのかとフリーに質問するマーリヤ。、妖精のにおいをかぎ分けるらしいという事を答えるフリーに、それでもこれから売られてしまうのかと落ち込むマーリヤ。欲しければ買えばよいと無茶なことをいうフリーに、眉を下げるマーリヤ。
そんな中、オークション会場では第1部の目玉、黒の妖精書の1ページが競りに出され、どんどん値がつり上げられていく。
今度は光りだした妖精瓶に注意が向くマーリヤ。妖精原体の姿がはっきり見えることに、上等な妖精瓶だと評価するフリー。しかし、その妖精原体と言う言葉に、瓶に入っているのは妖精じゃないというマーリヤに、妖精原体は学術的な正式名称だと説明するフリー。妖精と呼ばれているものは別にあるようで、それを思い浮かべたのか、フリーは眉間にしわを寄せてそれ以上の話はせず、妖精原体は瓶からだすと自分たちには見えなくなると話を変える。すると今度はマーリヤが、そのことを思いさ出したように「ああ、そっか」と返事をするのだった。
フリーと会話をしているうちに、先ほどまで構っていた小動物が籠の出入り口を鼻で押し上げている音に気付いたマーリヤ。しかしマーリヤが押さえる間もなく小動物が逃げ出してしまい、鍵がかかっていなかったとフリーに弁明するが、フリーもお前が逃がしたんだろうと言いかける。
オークション会場から悲鳴があがり、ステージでは護衛の黒服が腕に追った傷口を抑えながら、穴と言う穴から血を流して絶命していく。頃合いを見計らい、袖から一人の女性が刃物をもって現れ、黒の妖精書の入った額縁を貰っていくとオークショニアに宣言し、これはあなたたちには必要も無い、守る必要も無いと、護衛を倒しながら言い、妖精を出現させたのだった。
突然現れた妖精に、会場にいた参加者はパニック状態になり、出口へと殺到する。同じく妖精を見たフリーは、剣を抜いて妖精と妖精書を盗んだ女性に向かっていく。フリーの後に会場についたマーリヤは、ステージで見た女性に思い当たる節があるような表情をし、その姿を近くで確認した後、向けていた武器の猟銃を下ろしてヴェロニカと彼女の名前を呼ぶのだった。
ずっと探していたのだとヴェロニカに声を掛けるマーリヤ。ヴェロニカもマーリヤの名をつぶやき、視線を彼女に向かるが、フリーが隙ありとばかりに切りかかったため、妖精と自分自身が持つ刃物で対応するヴェロニカ。フリーは、二人が知り合いであっても、今は仕事の時間だと割り切るように言いながらヴェロニカへの攻撃を続け、フリーの腕前を、ただの警備にしてはなかなかやると評価するヴェロニカ。
フリーはこれでも警備主任なんだと茶化し、間合いを取り、ヴェロニカの妖精は剣では対応しきれないととらえ、自分の妖精を出現させる。フリーの妖精のパワーに吹き飛ばされるヴェロニカの妖精。さらに本人同士は刃物と剣で撃ち合うため、やめる様に叫ぶマーリヤだが、二人はそれでも戦闘を続け、ヴェロニカは隙をついてその場から逃げる様に瓦礫を上っていく。
ヴェロニカを追いかけて走るマーリヤだが、ヴェロニカはスーナのヴェロニカはもういないから忘れなさいと言い残し、去っていく。その言葉を聞いてその場に座り込んでしまうマーリヤ。
逃げ惑う参加者に紛れるヴェロニカに向けて、とうとうマフィア達が発砲をし始める。その音を聞いたフリーは、客に当たったらどうすると慌ててかけていくのだった。フリーが客を誘導する中、ヴェロニカに恐怖しつつ銃を撃つ護衛の弾が、妖精瓶を吊るしている金具に当たり、落ちて壊れた瓶から妖精原体が空中に出てしまう様を見たマーリヤは、弾丸がまだ飛び交う中をさまよう妖精原体を庇うために手を伸ばす。しかし、妖精原体の光が鼓動の様に波打ち、マーリヤの体の中へ吸い込まれていった。
妖精が入り込んだ衝撃で、昔にいたスーナの森を見るマーリヤ。そこには大木の周りで飛び回る妖精原体の姿と、それを見てお互いに笑いあった時のベロニカがいた。しかし場面は変わり、レイ・ドーンがスーナを焼いた様子と、ヴェロニカに手を引かれて森を逃げ、同じスーナの生まれにもかかわらず村を焼いたレイに、怒りを覚えたヴェロニカが一人で走り去ってしまい、燃える森の中に置き去りにされた恐怖を思い出すマーリヤ。それも一瞬で終わり、何かの存在に気付き、手を伸ばしたところで目を覚ますマーリヤ。
会場外の廊下で倒れたままだったマーリヤは、近くにいた逃げたと思った小動物が居たために話しかけるが、そうしている場合ではないと気づき、猟銃を手に取り動き始めるのだった。
オークション会場を出て、追手のフリーの妖精と交戦するヴェロニカ。そこへフリーも追いつき、どうやって要請を手に入れたかと問うフリー。しかし、問いかけには答えないヴェロニカに、本気の二刀で攻撃を仕掛けるフリーに、押されるベロニカ。
対人で不利になり、さらにフリーの妖精の咆哮によって妖精同士でも対応が難しくなったヴェロニカに、とどめを刺そうとするフリーに、威嚇射撃をして動きを止めるマーリヤ。
銃を向けるマーリヤに、自分はマフィア、グイ・カーリン上役だぞと脅すフリーに、本当にそうかと返すマーリヤ。フリーの口元が笑った事で、問いの答えとを受け取ったマーリヤは、ヴェロニカに一緒に行こうと手を差し伸べる。
ヴェロニカを探すためにマフィアに入ったと話すマーリヤに、レイへに怒りでマーリヤを置き去りにした光景を思い出したヴェロニカは、もうマーリヤの知っているベロニカではないと顔をゆがめながら自分の存在を否定したのだった。
ヴェロニカの心の揺れを逃すまいと、妖精をけしかけるフリー。それに対応したヴェロニカの妖精と取っ組み合う形となり、それを見たマーリヤは止めようと声を上げた瞬間、マーリヤからも妖精が出現し、高熱になった両手で、二人の妖精の腕をつかむのだった。妖精の腕が焼かれ、その影響は本体の二人にも表れ、お互いに顔をゆがめるヴェロニカとフリー。まずは争っていた二人の妖精が消失し、役目を終えたマーリヤの妖精も本体である彼女に戻っていく。
戻っていく光を眺めながら、自分の妖精という認識をぼんやりとしていたマーリヤは、ベロニカが居ないことに気付く。そんな彼女に、オークションに出品されていた小動物がすり寄る。
座り込むマーリヤに、フリーは歩み寄り、潜入したのには結構苦労したとつぶやき、やはりグイ・カーリンの人では無かったと確信するマーリヤ。フリーは自分が違法妖精取締機関・ドロテアであることを明かし、妖精を使って黒の妖精書を奪ったヴェロニカと、
妖精を使える存在自体が違法のマーリヤを見てしまった以上、潜入が水の泡になっても仕方が無いと、首をかくフリー。自分を捕まえるのかというマーリヤに、捕まるか、政府の手先・ドロテアに入るかを提案するフリー。マーリヤは、意を決し、その差し出された手を取り、ヴェルとちゃんと話がしたいと真剣な表情で目的を述べるのだった。
ダミアン・カルメの元を訪れたヴェロニカは、盗ってきた黒の妖精書を額縁ごと机に放りだす。それをみたダミアンは、偽物だと一目見て分かると判定し、ヴェロニカは特に悔しがるそぶりも見せずに部屋を出ていくのだった。しかし、部屋を出てドアにもたれかかったヴェロニカは、マーリヤの名前を悲しげな表情でつぶやくのだった。

ここから感想
まだ動いてはいない作品ではあるのだけど、特殊な世界観を説明するのと、主人公女子二人の育った土地が特別かつその土地にいた人たちもおそらく妖精の扱いには長けているのかな?と思わせるところまで行っているので、感想を書いて行くことにした。
しかし、公式HPをみると、思った以上にこれから人が出てくるのね。キャラクターのページがびっしり埋まっていてちょっと後悔。内容をちゃんとなぞっていけるだろうか。
で、最初にあった世界感の説明でさっそく一つ疑問が。スーナが焼かれたのっていつ頃だろう。
順番からすると24年前に大戦開始で、スーナが燃やされて、9年前の集結で良いのだろうが、スーナが焼かれていた時にマーリヤとヴェロニカが既にあの大きさなんだから、彼女たちは20代と考えていて良いだろうか。年齢が正確にわからないといけないわけではないけど、他の作品よりもキャラの年齢層が高めなので、少し気になった。後から出てくるかな。