はちよりうえ

見たアニメについて感想などをメモる。※ネタばれあり

Fairy gone フェアリーゴーン 第20話「はじまりの森」感想

 まだ20話かと思うけど、残り話数を考えると、今週は特に解決する部分が無かった分、もう世界観の説明も期待できないなと思ってしまった。

 

今週の内容

妖精省へ突入を開始したドロテアは、マルコ・ベルウットとグリフ・マーサーを逮捕するために、各所で妖精省職員を拘束していった。

そんな騒ぎの中、セルジュとクラーラが妖精武器が保管されていた場所に到着すると、統一ゼスキア兵の数名の遺体と、空の妖精武器の保管庫を確認でき、マルコ達にしてやられたのだと眉間にしわを寄せるセルジュ。

マルコの身柄を確保するため、部屋に押し入ったフリーとマーリヤは、アインツの赤いフードを被った男に出くわし、彼が下げている大量の爆発物に点火しようとしたため、銃で対応しようとしたマーリヤを押さえて、妖精のレッドフットを差し向けるフリー。レッドフットは男から爆弾を奪って、そのまま窓から屋外へと飛び出し、フリーがマーリヤを庇って床に伏せた後、爆弾が爆発したためレッドフットの受けたダメージを感じたフリー。彼を心配したマーリヤだが、フリーは身を挺して守ると言うのも悪くは無いと、自分が道具ではないと実感していたのだった。

目的だったマルコやグリフがいないばかりか、妖精武器も持ち去られていたことから、動きが読まれていたことを悔やむネイン。ドロテア本部に戻り、局長室でマルコ達がアインツの指導者や幹部であることや、その目的を確認し、マーリヤはネインに目配せで許しを経てから、自分が神獣の素材とされている妖精憑きであることを仲間たちにも明かす。

妖精憑きだと明かしたために、拒絶されるのではと言う不安を抱いていたマーリヤだったが、クラーラはマーリヤの肩に手を添え、マーリヤとしては変わらないのだから問題は無いと、告げ、セルジュもロバートもその言葉に同意する。仲間としての結束が揺るがなかった事に、満足即な笑みを浮かべるフリーを見てから、マーリヤも、安心したように笑うのだった。

マーリヤ以外の妖精憑きは、分かっているだけでヴェロニカ・ソーンとレイ・ドーンの二人。警護が出来るレイはともかく、ヴェロニカは行方も分からないため、不安も残るが、ネインはアインツ教団の潜伏場所を探し出すよう指示を出す。

セルジュとクラーラが街での聞き込みを始め、ロンダキア駅ではロバートが保安局時代の同僚であるダニエルと背中合わせに情報共有し、報告書や関係書類まで当たり始める。

ダミアンも書類の確認に当たり、ロバートを中心にして確認作業をしていたマーリヤ達の元へ、マルコとグリフの出張情報に不審点があると情報を提供する。

ブランハットやフザン、イズハラートと、マルコやグリフ、ウルフランの立ち寄り先や出身地が掛かれた書類を見たフリー達は、この全てに当たっていくことを決定する。

イズハラートに向かったセルジュとクラーラ。セルジュはクラーラの前向きさを褒めるが、クラーラにはその意図が伝わらなかった。

ブランハットでウルフランの聞き込みを始めたフリーとマーリヤは、老人からレドラッド降伏後にサイダル軍が攻め込んできた時、ウルフランの妻子も殺され、そのことをウルフランに告げた話を聞く。

老人に宛ての無い怒りを叫んだあと、ウルフランは妻子の墓を作り、その前でうなだれていたところにマルコが声を掛け、話し込んでいてことを知ったフリーは、話をしながらも思わず涙ぐんだ老人に、マルコの写真を見せて確認を取り、ウルフランとマルコの接触を確認したのだった。

統一ゼスキアに逮捕されていたミケル・コナーの前に、アインツ教団に所属するゼスキア兵の手引きにより、ウルフランが訪れる。自害せず、教団の不利益になりかねない行動をとっているミケルは、マーリヤが妖精憑きだと知らせる為だけに生きながらえていたことを知ったウルフランは、自害用の薬をミケルに渡し、自分の役目を終えたミケルは、その小瓶を両手で持ち、掲げたまま膝をついて笑うのだった。

フザンに移動したフリーとマーリヤは、マルコとグリフがここで何をしていたのかを突き止めるために聞き込みを始める。オレクと言う名前に、引っかかりを覚えていたマーリヤは、聞き込みの中でオレク・グンナーの名を聞き、フリーにスーナに向かう様に進言する。

マーリヤの故郷でもあるスーナで、畑仕事をしていたオレク・グンナーは、訪ねてきたマーリヤが名乗ると、すぐに思い出した様子で、スーナが襲われた時に銃で撃たれたが生き延びたことを話し、生き延びたことを後悔している口ぶりで合った。

フリーがマルコの写真を見せ、調査への協力を求めると、オレクは場所を移動しようと提案し、まずはマーリヤの両親の墓へと向かう。

その後森へと入り、妖精原体が居なくなった森を見たマーリヤが、思わずそのことを口にしてしまったため、オレクにもマーリヤが妖精憑きであることを明かす。

オレクは、守り人だった頃の知識をマーリヤへと話し、スーナの起源はトゥパール王国に悪用されることを恐れ、逃げ延び定住したことがきっかけだったことや、レイが妖精憑きになった理由。さらには妖精憑きは自然界と人間を繋ぐ架け橋であるという考えや、幸いの子の行く末を聞かされる。

ヴェロニカが今まで生き残っているのは、スーナが焼かれたからこそであり、平和に暮らしていても、融合体である「あの方」が暴れれば生贄にされていたことを、皮肉だと話すオレク。

マーリヤは自分とヴェロニカの扱いに思わず眉を寄せ、それを教え、強制してきた守り人として、オレクは一言すまないと謝罪する。

オレクは更に森の奥へフリーとマーリヤを案内し、そこで5年前にマルコ達教団とのやり取りを話す。

妖精の調査だと言うマルコ達に対し、生活資金欲しさに、妖精郷だったスーナの森の奥なら妖精がいるかもしれないと話したオレク。実際に、妖精成体同士が共食いをして生まれた、融合体である「あの方」がまだいたらしく、教団はこれを捕獲して連れ帰ったと話したオレクは、守り人としてあるまじきことをしたのだと座り込み頭を抱える。

話を聞いたフリーは、思わずオレクの胸ぐらを掴んで確認し、神獣の素材であり、今となっては入手困難な融合体を既に手に入れていると言う事態に、急いで本部に戻るとマーリヤに声を掛ける。

戻る途中にあった廃墟で夜を明かすことになったフリーとマーリヤ。フリーは屋根のある場所で仮眠を取りに行くが、マーリヤは焚火を眺めながら、今日知った事について考えていた。

ヴェロニカと見たホタルの様な虫・ヨビカリムシが飛んでいるのを見たマーリヤは、一人森の中へと入って行き、ヴェロニカを支えるのは自分だと、改めて決心を固めていた。そこへ、背後から近づく影があったため、マーリヤはフリーかと思い声を掛けるが、相手はウルフランであり、彼はミケルの情報から、妖精憑きであるマーリヤの妖精器官を狙っていたのだった。

首相官邸では、フードの男がゼスキア兵を殺害しつつ侵入し、首相の部屋にまで到達していた。首相のゴルバーンは、ノックの音に特に警戒するでもなく、大量に積まれた本を机の両脇に抱え、処理をしていた書類から目を離すことなく入室の許可を出してしまう。しかし、入ってきた相手の異様さから視線を挙げ、逮捕を命じていたグリフ・マーサーが入ってきている事に思わず立ち上がるが、ゴルバーンの殺害を目的にしていたグリフは、妖精武器の一つ、ペインシーラーを装着し、さらにペインシーラーの元持ち主でもあるノーヴァ公、ユアン・ブリーズの妖精・ノルカを出して、首相に声を上げる暇も与えずにけしかけ、壁にはおびただしい血が飛び散るのだった。

 

今までに表示された年号と出来事 ※青字は今回追加分

統歴467年

レイ・ドーン 兄のユルゲンと共に故郷のスーナ近くの森で融合体の誕生を見る

統歴481年

サイダル王 ゴルバーン・ヘルワイズが皇帝の勅命が下ったとして隣国ティムーンに進軍を開始。

統一戦争開始

統歴486年

マーリヤ誕生 のちに母テレサ・ノエルが死亡する

イヴァン・ノエル スーナ近くの森で融合体の犠牲になり死亡する

統歴487年

レドラッド妖精兵研究施設で妖精器官の移植する手術を受けるフリー

レドラッドの開兵式場に参列するフリー、ウルフラン、ジェッドの三人。

統歴491年

マーリヤ、スーナのユルゲン・ゾーンの家で育てられる。

スーナの森で、ヴェロニカがマーリヤに声を掛け、仲良くなる。

レドラッドでユアン・ブリーズとの戦闘中に、フリーを庇ったジェッド・グレイブが戦死。

統歴493年

スーナがレイ・ドーンによって滅ぼされる。

マーリヤとヴェロニカが追手の兵士から逃れる途中で分かれる。

フザンで、路地に倒れるヴェロニカ〈意識あり〉

統歴494年

ファナチカで、人を避けて山に入り行き倒れたマーリヤをヴィクトルが保護する。

統歴495年

レドラッド。レドラッド王・オルバニーが自害。これによりレドラッドは降伏宣言を出す。

レドラッド。自宅があったブランハットで、ウルフランが妻子が戦闘に巻き込まれ死亡したことを知る。

統歴496年

統一戦争終了

レドラッドのロンダキア宮殿でサイダル王のゴルバーン・ヘルワイズがゼスキア皇帝に王位を返上し宰相となる。

マーリヤを育てたヴィクトルが病気にかかる。

統歴497年

ファナチカでマーリヤを育てた人物・ヴィクトルが死亡。

焼け落ちたスーナにマーリヤがヴェロニカを探しに戻る。

旧カルオー領ツバルで、ヴェロニカがレイ・ドーンを襲撃するが失敗。その数か月後、ヴェロニカを探しにマーリヤがツバルに到着。

元サイダル王のゴルバーン・ヘルワイズが統一ゼスキアの首相となる。

統歴498年

エディ・ロイドが統一ゼスキア軍人工妖精整備部門を依願退職。行方知れずとなる。

統歴503年

リトローク公 ウマル・ジュジュマンが処刑される。

統歴505年

マーリヤ、ドロテアに入隊。

終戦から10年目の記念式典開催

ハイブランツ公 シュヴァルツ・ディーゼが反逆を起こし、カルオー公 レイ・ドーンによって討ち取られる。

 

ここから感想

まずは、ロバートが駅で話していたのって、保安局時代の同僚のダニエル君だよね?ED見ても出演に居なかったけど、ダニエル君だよね?あってるよね?

という事で、ダニエル君の事と、妖精のノルカの辺りがあっているか自信が無いのだけど、ノルカはあの肩まであるお口チャックが妙に印象に残っていたので、一応公式HPで確認した。たぶん大丈夫。でもどの辺りで出てたっけ?

またも他人の妖精を使う技術を使うアインツ教団なのだけど、最近死んだオズに対して、今度は終戦後とは言え、ゴルバーンに謀反の疑いをかけられて、逆切れして挙兵した逸話が残っているノーヴァ公、ユアン・ブリーズだからな…軽く見積もっても融合体を手に入れるよりも前だから、早くても妖精器官を手に入れられたのは6、7年前か?それにしても、妖精器官を取り出して置いておいて、アインツ教団として本腰を入れ始めてから移植作業すると考えると、臓器が使い物になるのか疑問だし、彼の遺体を手に入れてすぐにグリフに移植したと考えても、妖精器官を見ることができるメガネがある世の中で、数年間も隠し通すには無理があると思うな。

臓器の保存技術が凄いのか、それとも妖精器官を察知されない技術があるのか、ココの部分が曖昧なのは、作り手の都合な感じがしてズルいと感じる。やはり、他人の妖精を使えるようにする技術については種明かししないと。

ついでに、あれほどネインとマーリヤを行き来していたチマが、今週は画面に出てこない。やはり間取に使われている感じが、こういうところから色濃く出るよな…。

 

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