はちよりうえ

見たアニメについて感想などをメモる。※ネタばれあり

コップクラフト 第8話「SMELLS LIKE TOON SPIRITS」感想

 モゼリーメを追いかける話じゃなく、別のエピソードになっていたよ…あれ?ゾーイの仇の話は後で蒸し返してくれるのだろうか?それともあれで終わりなの?

 

今週の内容

オニールのタレコミで、被疑者の確保を行っていたケイとティラナ。対象が乗っている飛行機がエンジンを切ったら、物陰から出て確保する段取りだったが、ケイがティラナと言い争いをしている間に、相手は警察に気付いたらしく、飛行機のエンジンを切らないまま、再度離陸を試み始める。逃がすまいと、車で進路を妨害しようとするケイに対し、ティラナは自分に任せろと滑走路を走り出し、「秩序の盾、戦神の加護よ」と唱えて戦闘用の衣装になり、飛行機の前方に回り込んで羽や同体をバラバラにして見せたのだった。

ティラナが飛行機を落とした先が湿地帯だったため、その後は密輸品と犯人を捜す羽目になったケイとティラナ。しかし、二時間の捜索もむなしく犯人は逃走し、残されたセマーニ世界の品物は、ぱっと見ガラクタだらけなのだった。しかしそんなガラクタの入った箱を前に、ティラナは術の源でもあるラーテナの香りがすると話し、押収品を取りに来たCBP税関国境警備局のヘルマンデス捜査官を何とか宥めて、押収品リストの作成をティラナに依頼するケイ。

家に帰り、風呂の順番で揉める二人だったが、ケイは先に入った挙句に、押収品リストの作成をティラナに任せると就寝してしまう。そんなケイに、湿地帯での作業で早く入りたかった風呂を使われ、リストの作成まで押し付けられたティラナは、憤慨しながらもリストを作るべく、押収品をソファーに並べて、黒猫のクロイに愚痴をこぼすのだった。

クロイが、押収品の乗ったソファーに乗っかったため、ティラナはやめさせようとクロイを抱きかかえようと手を伸ばす。しかしクロイは遊んでもらえると勘違いしたのか、ティラナの手から逃れ、押収品の石弓を踏んでティラナに発射させてしまう。石弓本体は発射の反動でソファー横のゴミ箱に入り、弓矢部分が腕に当たったティラナは、大した怪我も無く弓矢を取り払う。しかし、矢による怪我が無いことを確認した途端、ティラナは自分の体に異変を感じ、そのままその場に倒れてしまう。ちょうど視界の先に会ったゴミ箱の中身と、ケイの寝室の扉を見て、ケイに助けを求めたが、その声は小さく、彼女が薄れゆく意識の中で見たものは、ティラナの様子をうかがっていたクロイなのだった。

朝になり、ケイは自分のベットに潜り込んできていたティラナに、大層たじろぐことになった。さらに、いつも以上に鳴くクロイにも困惑し、それでも出勤時間に間に合わせようと身支度を済ませ、ティラナの様子がおかしい事には気づいたものの、彼女を休ませようと判断し、ティラナが途中まで行っていた押収品を箱に詰め直し、ゴミをまとめて部屋を出て行ってしまう。その姿を見送ったクロイ、もといクロイと入れ替わっていた中身のティラナは、モーヅネルベルバ(?)の術が掛けられた石弓の所為で、入れ替わってしまったのだと、状況を理解しつつあったのだった。

しかし、その原因となった石弓は、ケイがゴミとして持ち出しており、ますます切羽詰まったティラナ。さらにそこへ、自分の身体で猫の動作をするクロイが尿意を催したため、その対応にも追われるティラナ。出勤して、先日の確保対象の乗っていた飛行機を墜落させた件で、軍警察からも小言を言われたとジマーに怒鳴られるケイ。しかし、その小言を言ってきた相手の中に、押収品の受け渡しを待たせたCBPが入っていなかった事に気付いたケイは、ジマーにそのことを確認して、あのヘルマンデスとジマーは、今朝直接話をしているにもかかわらず、抗議の類を受けていないことが分かり、特にジマーに報告することなく、捜査に戻っていくのだった。

猫の身体では限界を感じたティラナは、自分のスマホを操作して、セシルにケイには内緒でケイの家まで来てもらう様にメールをしたためる。そんな、ティラナがメールを受け取ったセシルは、ティラナ自身がメールを使うことが珍しかったのと、ケイには内緒という文言に、疑問を感じるのだった。

押収品を倉庫に納入したケイは、再度ティラナの携帯に電話を掛ける。すると、ジマーとの話し合いの直後に掛けた時には繋がらなかった携帯は、通話中となっており、誰と話しているのだと、訝しむケイなのだった。

ケイがティラナに電話を掛けたちょうど同じ時、メールの要件を聞こうとティラナの携帯に電話を掛けるセシルだったが、出たのはクロイに入ってしまったティラナだったため、話が通じず、やはりティラナの元へ向かうことを決意する。

ティラナとの電話ができない状態のまま、昼食をするケイ。今度はヘルマンデスから電話が掛かり、セマーニ産の工芸品が一転足りないと文句を言われてしまう。あまりに電話の向こうで怒鳴り散らすヘルマンデスに、横領の疑いまで持ち出されたケイは、買ったバーガーのセットをテイクアウトし、車上で食べながら移動を開始したのだった。

ケイの家にたどり着いたセシルだったが、当然クロイに入ってしまったティラナには鍵があ開けられず、元彼女の特権を使って、合いかぎを取り出し、家に入るセシル。

ケイの家に入ると、散らかり放題の惨状にあっけにとられ、クロイが飛び込んできたためこれを受け止める。部屋が散らかっているのはクロイの所為かと、話しかけると、言葉が分かるような反応をするクロイに、思わず一度抱き留めた黒猫を放り出してしまうセシル。しかし徐々にクロイとティラナの中身が入れ替わっている事に気付き、しまいにはクロイに入ったティラナが自ら目の前で携帯を操作して文面を作り上げたため、原因となった石弓の回収に急ごうと立ち上がるセシル。そこへ、ティラナに入っていたクロイが、セシルに会えた喜びでとびかかってきたため、せかっく状況が飲み込めた協力者のセシルは、ティラナの身体がとびかかってきた衝撃で気絶してしまうのだった。

ケイが訪れたのはオニールの住んでいるマンションだった。ケニーにセキュリティを空けてもらい部屋に入ったケイは、昨晩のパーティの騒いだ後の、散らかった部屋と、酔いつぶれて横たわっている人間の数、さらには何故が王冠を被っているヤギに絶句する。オニールに確認したいことがあったため立ち寄っただけなので、すぐにオニールを探し出し、彼を下敷きに寝ているヴァージンマリーことSM女王を動かそうと、向い酒という手法で、少し朝からの鬱憤を晴らすケイなのだった。

セシルが目覚めて、再度ゴミの収集車を探そうと出かけるセシルとクロイに入ったティラナ。しかし、車まで来たところで、ティラナは自分の身体が窓際でショーツも穿かずにうろうろしている事に気付き、羞恥心からカーテンを下げてもらう様にセシルに懇願する。急いでいるとはいえ、ティラナの言う通りにカーテンを閉めに行くセシル。しかし収集車はその間に遠ざかり、カーテンを閉めて戻ってきたセシルが車を走らせた方向もまた、収集車とは真逆の方向なのだった。

 

ここから感想

危惧した「別のストーリが開始」と言う流れにちょっとがっかり。しかもこのドタバタ入れ替わり劇場は2話構成なのですね。モゼリーメの話も、今後は並行してやっていくとかであれば、文句も無いのだけれど、今回はこの入れ替わりの話だけを追っかけて行っているみたいなので、やっぱり皆さんのウケが良いストーリーが重視されるのね…。

今回は特に、作品全体に関わる人種差別とか、侵略とかいう話ではなさそうなので、水着回程度の認識でいるのだけど、心情的に、クロイの入っているティラナには、何か着せてから出かけたいよな…。カーテン閉めてっていう願いも、分からなくもない。ティラナには、ほんとにご愁傷様としか言いようがない事件になりそう。

 

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